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携帯戦記カプセルギア 第六話「仮面に隠された陰謀を暴け!」
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10:15 AM
「んー、にぎやかだねぇ」
「あっちには新作パーツ使用例が飾ってるな。気になるけど……」
たまたま一緒に行動していた瑠樹と龍樹は賑やかな音楽の中はしゃぐ子供たちの中をきょろきょろしつつ回っていた。
会場内は子供たちでいっぱい、更にはユグドラシルが雇った臨時スタッフもちらほら。ここは慎重に行かなければ怪しまれてしまうかもしれない。
だが、仮面をつけて参加者に交じる事でどうにか難を逃れているようだ。その事を感じた龍樹は内心でほっ、とするが、直ぐに表情を引き締めた。
「せんのーそーちって奴のかいじょには、パスワードがなくちゃいけねぇのか」
「そうだねぇ、パスワードを持っているマスターさん探そうねぇ」
と、その時。彼らの目の前にいたのは、赤いベレー帽を被った女性。彼女は丁度参加者とカプギアバトルをしている最中だった。
(あれが、アルタイル)
龍樹の目の前で、猛禽の脚が鋭い蹴りを放つ。倒れる白いギアの上に乗り、嘶くような動作をする半人半鳥のギアに、妙な怖さを覚えた。
そして赤いベレー帽の女性は対戦相手の子供に幾つかアドバイスをしている。どうやら実践指導だったようだ。
「もしかして、この人パスワード持ってるのかねぇ?」
瑠樹の呟きに龍樹が頷けば女性が顔を上げ、2人に笑いかける。
「君たちも私の指導を受けに来たのから? それとも……これ?」
そう言って見せたのはドッグタグ。もしかしたらそれにパスワードが記載されているのかもしれない。そう思った2人はこくり、と頷いた。
「じゃあ、本気でいかせてもらうわ。勿論2人ともかかってらっしゃい?」
「だってさ。面白くなってきたじゃん! 戦うのは望む所だぜ!」
「よぉし、僕もがんばるぞぉ!」
龍樹がハンチング帽を被った虎のようなギア、『ムテン・改』(以下、ムテンと表記)を、瑠樹が兎の縫い包みのようなギア『ラズちゃん』を取り出し、ステージに乗せる。
「あら、可愛らしい♪ でも、この子に勝てるかしら?」
彼女は改めて半人半鳥のギアをステージに置いた。デッサン人形の質素な上半身とは違い、鷲を思わせるカラーリングの翼と下半身が、妙な歪さを感じさせる。
「この子、『スレイブマスター・アルタイル』に勝ってごらんなさい♡」
女性の言葉にかぶり、バトルスタートの声。動き出したアルタイルはさっそく浮かび上がる。
(飛び蹴りする気か?)
身構える龍樹は冷静にガンアームで立ち向かう。発射される弾をアルタイルは綺麗に避け、ムテンへと蹴りを放つ。
だが、それを防いだのは丸いエネルギーシールド。ラズちゃんのカバーリングが成功し、その間に龍樹はムテンの体勢を整える。唸るガンアーム。アルタイルはさらに高く舞って躱し、ラピちゃんに爪で襲い掛かる。
(素早いねぇ……)
瑠樹はラピちゃんのエネルギーシールドを消し、愛らしい動きでアルタイルの攻撃を避ける。アルタイルより辛うじて素早いラピちゃんはその全てを避けきり、その間にムテンがガンアームで応戦する。着弾し、火花を散らすアルタイルだが、その眼差しに宿る戦意は衰えていない。ムテンのガンアームが火を噴くが、難なく避けてしまう。
「この子より早い子にお目にかかれるとはね」
女性は手早く端末を操作し、アルタイルが旋回。そして、再び鋭い爪でラピちゃんに襲いかかる。
「蹴りじゃない?! ラピちゃんっ!」
直感的に掴まれると感じた瑠樹は、素早く端末を操作し回避を試みる。だが、それよりも早くアルタイルがラピちゃんの服を掴んだ。
「蹴りだけじゃないのよ」
「! 今助けるぞ!!」
ムテンがガンアームをアルタイルに向ける。だが、このままだとラピちゃんにも……!!
「かわいいうさちゃんが痛い目をみるわよ。それでもいいの?」
アルタイルはラピちゃんを盾にし、ムテンが打てないようにガード。どうしようか、と躊躇う龍樹であったが、瑠樹ははっきりと言った。
「撃って!!」
「くっ……!」
ラピちゃんとアルタイルに向け、放たれるガンアームの一撃。だが、瑠樹は冷静に端末を操作し、ラピちゃんは再びエネルギーシールドでその弾を受けきった。
しかし、俄然ラピちゃんはアルタイルに捕まれたままである。女性は舌打ち一つ打つとアルタイルが床目掛けラピちゃんを叩きつける。幸い、ぬいぐるみモチーフであった為パーツをばらまくことはなかったがダメージはそこそこ大きい。
「まだ、いけるかい?」
瑠樹の問いに、ラピちゃんが頷いたように見えた。
その間にもアルタイルの体当たりをムテンがどうにか躱したり、すれ違いざまにサンダーブレードで切り付けたりしていた。
アルタイルは、攻撃力が高い。一度でも喰らえばダメージが大きい。だが、その分大雑把な部分もある。それにラピちゃんはアルタイルより早く、しかもエネルギーシールドでダメージを防いだり、減らすことができる。ムテンも素早い動きを得意とする為、大振りな攻撃なら何ならかわすことができた。
対アルタイルにおいて、龍樹のムテンと、瑠樹のラピちゃんは最高の組み合わせだったのだ。
(でも、気持ちが楽にならねぇな……)
龍樹は端末を操作しながら赤いベレーの女性を盗み見る。彼女は余裕の表情を浮かべていた。
「パワーなら負けないわっ」
翼を広げ滑空するアルタイル。当たったらたまらない、とムテンのガンアームが三度唸り、それに合わせようとラピちゃんがにくきゅうわっかビームで応戦する。それを物ともせず迫るアルタイルを避けきれず、ラピちゃんとムテンは弾き飛ばされてしまった。
(今のは、シールドが間に合わなかったねぇ)
瑠樹は端末を操作しながら、手が妙に滑る事に気付いた。いつのまにか掌に汗が浮かんでいる。それは龍樹も同じで、それだけ高揚しているらしい。
「他の子も待っているから、そろそろ終わらせないとね」
女性は笑いの混じった声でいい、手早く端末を操作。同時にアルタイルが急降下してくる。狙いはムテン。攻撃的な面でこちらを先に落とすべき、と判断したらしい。
「勝つぞ」
「うんっ!」
龍樹の言葉に、瑠樹は小さく頷く。二人は同時に端末を操作し、滑らかな動きでラピちゃんがムテンの前に飛び出すように跳ねた。
――地表20センチ上でぶつかる爪とエネルギーシールド
ムテンは隙をついてアルタイルの後ろへと回り込むと翼目掛けガンアームで攻撃する。機動力さえ奪えばこちらの物だ、と龍樹は睨んだのだ。
幾度となく攻撃を浴びていた翼が、音を立てて折れる。墜落したアルタイルを見、ベレーの女性は表情を強張らせた。
「アルタイルッ! あぁん! お休み費やして作ったカプギアがぁ~~っ!」
彼女は翼の折れたアルタイルをステージから上げると端末に浮き出た『降参』ボタンを押した。
「ぼうや達には負けたわ。これを持っていきなさい」
女性はそう言って、首から下げたドッグタグを鎖から引きちぎり、龍樹に手渡す。ほんのりと暖かいそれに刻まれたのは『0212』だった。
「これが、パスワードかな?」
「とりあえず教えよう!」
二人はそのドッグタグを手にするとその場を離れる。残された女性はアルタイルに応急処置をすると別のカプギアを取り出した。
「この仕事を最後に、クビかしらね」
彼女はそっと呟くと他の子供たちが寄ってくるのが見えた。彼女は先ほどとは打って変わって柔らかい笑顔で受け答えをするのであった。
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携帯戦記カプセルギア 第六話「仮面に隠された陰謀を暴け!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
ゲーム
定員
20人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年03月26日
参加申し込みの期限
2021年04月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年04月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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