this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
家、ついてっちゃうもんね!
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
野々が企画したお家訪問企画には、
七夜 あおい
も加わっていた。
でも「知らない人のお家に行くのも……」と思っていた彼女はなかなか交渉まで至らず、校門前で知人が通りがかるのを待っていた。
そこに偶然現れたのが、
八神 修
だった。
「えっ? 俺のうち?」
修はあおいの後ろにあるリヤカーとあおい本人を交互に見ながら、聞き返す。
「リヤカーとかしなくても、何度か来たことあるじゃないか」
「えっとね、実はこれ、ののちゃんの企画で」
詳しい話を聞いた修は、納得がいったという風に頷いてみせた。
「もちろん、迷惑なら別な人に当たってみるつもり」
「迷惑なんて全然。寧ろ招待したいくらいさ」
笑って冗談めかして修が言うと、あおいも笑って冗談を返す。
「ほんと? それなら、このカメラで修君の部屋の秘密、暴いちゃおうかな?」
「えええっ!?」
暴かれて困る秘密、部屋にあったか?
瞬時に脳内を検索する修だったが、あおいの「ふふ、冗談だってば」の一言で我に返るのだった。
星ヶ丘寮。
修の住まいには犬がいる。
使用人に散歩に連れていってもらおうか。その間にあおいを居間に……と思案していたら、既にあおいは姿を消していた。
「ああっ、そういう番組だった!」
あおいを追うべく行き先を推理する。
「たしかあおいが来たことある部屋は居間と台所、それと2階の勉強部屋か」
通常なら知っている場所に赴くはず。
けれど今は番組の企画中。企画内容を考慮すれば、逆に知らない場所に行っている可能性の方が高い。
「階段は隠されているから、地下ではないだろう……となると、寝室あたりか?」
真っ直ぐに寝室へと向かう修。
そして彼はそこで、不自然に膨らんだダブルベッドを目撃した。
「え!? ま、まさか……」
意を決してめくってみると、中にいたのは飼っている猫たち、それと大きな猫のぬいぐるみだった。
「なんだ……驚いたよ」
愛らしい猫たちの寝姿に目を細める修だったけど、本当の驚きはその後に訪れた。
「どうしたの?」
「っ!!」
後ろからの声に、思わずびくっとする。振り返ると、そこにはあおいがいた。
どうやら、真っ直ぐここに向かった道中、あおいを追い抜いていたみたいだ。
あおいは修の横からベッドを覗き込む。
「わあ、ぬいぐるみ!」
「旅行の土産だよ。猫たちが持ってきちゃったんだろう」
ドキドキを悟られないように、修は落ち着いた口ぶりで答える。
「案内するよ、あおい。こっちが書斎だ」
寝室を後にし、修が連れ出したのは勉強部屋とは別にたくさんの専門書が置かれた書斎。
「なんだか難しそうな本がいっぱいだね」
「色んな分野の知識を得たくてね。医学書が多いかな。後はこういうのもあるよ」
数冊の本を取り出し、あおいの前に持ってくる。
それは、自然や動物に焦点を当てた写真集だった。
「わぁ、かわいい……!!」
「見てるだけで和むよね。そういえば、こんなのもあったな」
続いてあおいに見せたのは、料理のレシピ本。
あおいにとっては、ある意味医学書よりも難解な本かもしれない。
「修君、こういうのを見て作ったりするの?」
「そうだな、ひとりだとなかなか実際に作る機会がなかったりするけど……誰かさんと一緒なら作りたいな、って」
「あはは、なにそれー? でも私も、こういうのを見ながらならもっと上手にできるかなあ」
「できるさ。たとえばこのあたりならそんなに難しくもなさそうだし」
ページをめくり、あおいと一緒に料理の写真を眺める。
そんななにげない一瞬が、修には大事で、そして愛おしい時間だった。
彼女と一緒に「次はこれを作ろうか」なんて話しながら過ごす毎日を送れたら、もっと、さらに愛おしい時になるのだろうか。
そんな未来が、来るといいな。
こっそり願う修の横では、あおいがこれもおいしそう、こっちも食べてみたいなんて無邪気にページをめくり続けている。
持ってきたカメラで撮影するのも、すっかり忘れているみたいだった。
ページをひとつめくる度にあおいの表情がころころと変わっていくのを見て、修は思う。
カメラは忘れられているけれど、そのすべてを目に収めておこうと。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
山中にいな
ファンレターはマスターページから!
久しぶりのリアクション、いかがでしたでしょうか?
ドキドキの執筆だったんですけど、少しでも楽しんでいただければ幸いです!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
家、ついてっちゃうもんね!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
山中にいな
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月27日
参加申し込みの期限
2018年10月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!