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心なしか、エレナの顔が少しほっそりとしているように見えた。
「あとひとりくらい撮影したら、それでおしまいね」
気力的にそのくらいがリミットみたいだった。
寝子高生はいないかな、と探していたエレナが出会ったのが、2年の
花椿 涼太郎
だった。
マンションに家族と住んでいる、そして駄菓子と文具を販売するお店をやっているという情報をあらかじめ聞き出し、安心したエレナは目の前の彼の部屋を撮影することに決めた。
この人なら、そんなびっくりすることにはならなさそうね。
そう思っての判断だった。
けれど、この涼太郎くんのキャラクターが、思っていたよりだいぶインパクトが強かった。
「はーっはっはっは! 美しい僕の育つ環境が見たくなるのも仕方ないよね! ウェルカムだよ!」
「美しい!?」
なんだかこのノリ、どこかの誰かに似ていると思いつつエレナは半ば強引に涼太郎をタクシーに押し込んだ。
この手合いに対抗するには、相応の体力と気力が必要だと直感が告げていた。
タクシーから降りたふたりの目の前には、マンション。その一階部分に「つばき」と名付けられたお店。
「さぁ、ここが僕の実家だよ! わびさび溢れる店内と、僕の美しさの神々しい融合だよね!」
「残念ね、美しさなら、私も負けてないのよ」
タクシー内で気持ちのスイッチを切り替えたエレナは、自画自賛が止まらない涼太郎に張り合うべく腕を組みながら言ってのけた。
元々、寝子高のアイドル(自称)としてのプライドもある。
この手のバトルには負けられない欲が高まっていた。
「それなら、これはどうだい?」
涼太郎が見せてきたのは、なんと自分のブロマイド!
いろんな角度、ファッションで撮影されたそれらは、よもやの売り物だった!
「最近は売れ行きも好調なのさ!」
「駄菓子でも文具でもないもの売ってるの!? しかも好調!?」
思わずつっこんでしまったエレナだったが、「このままでは美しさ対決に負けてしまう」とどうにか反撃をお見舞いする。
「それより、私のブロマイドを置いたほうがもっと繁盛しそうよ?」
「はーはっはっは! 名案だね! まさに美のコラボ! 唯一の心配は、あまりの神々しさにお客さんの目が眩まないかってことだね!」
どうやら、涼太郎には張り合うとかそういう気持ちよりも、とにかく自分の美しさを主張したい気持ちが強いみたいだった。
逆に、張り合おうとしていた自分がちょっとだけ恥ずかしくなったのか、エレナは高笑いでごまかした。
「お、おーっほっほっほ! 売れすぎて来年の税金が大変なことになってしまわぬようご注意を!」
「はーっはっはっは! 税務署の人たちだってこの美しさに驚いて美貌控除してくれるさ!」
もう何を言っているかよく分からなくなってきたけど、ふたりは高笑いしながら部屋へと移動していった。
部屋はマンションの2階部分にあって、部屋の中は割と綺麗に片付いていた。
いや、割とどころじゃなくすごく綺麗だった。
磨き上げられた床はぴかぴかで、涼太郎が綺麗好きということが窺える。
「予想はしていたけれど……」
エレナが呟いた。
ぴかぴかの床よりも目を惹いたもの。それは部屋のあちこちにある涼太郎自身のポスターやアルバム、写真集の数々だった。
なにげなくその中の一冊を手に取ると、涼太郎の解説がナチュラルに始まった。
「あ、それは僕が幼稚園生の時だね! 近所の皆が天使が舞い降りたって大変な騒ぎになって……」
「天使さん、これ鼻水出てるけど?」
「天使の雫、奇跡の天然水だね!」
「……」
この子すごいな、とエレナは思った。
その後も度々自分の美しさを語り続ける涼太郎を撮影し続けたエレナは、最後に確認の意味で聞いた。
「そういえばこの動画、アップロードとかは?」
「もちろんOKだよ! ぜひ僕の美しさをさらに世間に広めていただきたいね!」
最後まで、まったくぶれない涼太郎だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
山中にいな
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月27日
参加申し込みの期限
2018年10月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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