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家、ついてっちゃうもんね!
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羽生 碧南
は、バスケ部の部活を終えてシャワーを浴び、桜花寮に帰ろうとしているところだった。
その頭の中は、先日買ったばかりの乙女ゲームのことでいっぱい。
「7人中3人までは攻略したから、期末までにはコンプしちゃおうかなあ」
意気揚々と寮へ帰ろうと校門を出た……ところで、ののこと鉢合わせた。
「あれ、ののこちゃん」
「お家、ついてっていーですか!」
「……?」
目を丸くした碧南に、ののこが経緯を話すと。
「そういえばそんなバラエティ番組あったような……」
普段あまりテレビを見ない彼女だけど、小耳に挟んだことくらいはあった。そして、ののこの話を聞いていて面白そうだ、とも思った。
なので碧南は、二つ返事で承諾した。
「おうち、というか寮の部屋だけどね。そういえばののこちゃん、私の部屋に来たことないよね?」
「うん! 楽しみだなー! じゃあ早速、これに乗って!」
ののこは、引っ張っていたリヤカーに碧南を乗せようとする。
誘導されるがままに荷台に乗った碧南だったけど、当然の疑問が。
「……なぜリヤカー?」
しかしその答えが返ってくることはなかった。
「行っくよー、ばびゅーん!!」
勢いよくリヤカーを引っ張り走り出すののこ。街中で女の子を乗せて走る女の子の姿に、人々の視線が集まる。
碧南はいっそ開き直ることにして、浅草で人力車に乗るが如く運転手との会話でも楽しもう……としたのだけれど。
「の、ののこちゃん?」
「ぜー、ぜー」
碧南は、180センチと長身だ。これをののこがソロでリヤカーに乗せて寮まで突っ走るのは、当たり前だけど無理があったようで。
「ええっと、私が引いたほうがいいかな」
運転を代わろうとするが、ののこは諦めていないようだ。
でも、桜花寮まではまだだいぶ距離がある。
ぽつんと置かれたリヤカーが淋しそうにしている。
すると、そこにひとりの男子生徒が通りがかった。
「あれ……野々さん?」
それは、偶然にも彼女たちが行こうとしていた桜花寮に住む
佐藤 英二
だった。
「どうしたの?」
1年生の時はののことクラスメートでもあった英二は、困っている様子を見つけて声をかけずにはいられなかった。
諸々の事情を聞くと、英二は「野々さんらしいね」と笑いながら一緒にリヤカーを引っ張って、寮へ行くことを提案した。
「たぶん、一番のキモって部屋を見ることだと思うし、それがいいんじゃないかな」
碧南のそんな後押しもありつつ、納得したののこと3人でリヤカーを引きながら彼らは寮へと向かった。
寮についたののこがまず向かったのは、碧南の部屋。
「相部屋の子はまだ帰ってきてないみたい。ののこちゃん、どうぞ」
碧南が促し、ののこが「おじゃましまーす」と元気に入っていく。もうすっかり回復したようだった。
「部屋のつくりはたぶんののこちゃんの部屋とそんなに変わらないと思うけど」
「そうだねー……んっ? んんっ?」
ここでののこが、何かを発見!
それは、ずらりと並べられた乙女ゲーム、そして関連グッズの数々だった。
「これなーに?」
「えっ、これ!?」
すると、途端に碧南の目の色が変わった。
「あのね、これは歴史上の人物をモデルにした男の子たちが出てくるゲームでね。この一番右の人がもうすっごくかっこよくって……!」
急に早口になった碧南にびっくりしつつも、ののこが話をうんうんと聞く。碧南の熱量は上がる一方だ!
「それで、このゲームをプレイしてた時にね、あともう少しだって時に停電になって……! もう悔しいったら!」
「データが、消えちゃったの?」
「そう! でもよく考えたら、あの甘酸っぱいストーリーをもう一度味わえるってことだからある意味ラッキーだったのかなー、なんて思ったりして! それでね……」
碧南の乙女ゲームトークは、この後もだいぶ長いこと続いた。
しばらくして、喉の渇きでやっと碧南も自分ががっつり話しすぎてしまっていたことに気付く。
「あっ、ごめんねののこちゃん。なんかつい夢中になって喋っちゃった」
「ううん、知らない話いっぱい聞けて面白かった! 今度私もやってみるね!」
「えっ、ののこちゃんが!?」
勧めるべきか、止めるべきか。迷った末に碧南は、なんともいえない微妙な笑顔でののこを送り出した。その後ののこが本当に手を出したのかどうかは、神のみぞ知る。
続いてののこは、英二の部屋へと足を運んだ。
わくわく、という効果音が聞こえてきそうなくらい元気いっぱいなののこを見て、
あんまり面白いものなんてないよ?
と内心思いつつ、英二は頑張って少しでもののこの企画が成功するよう協力しようと心に決めた。
それは元クラスメートのよしみでか、それとも……?
「へぇー、ここが英二くんの部屋なんだ!」
ののこが見たその景色は、ごくごく一般的な男子高校生のそれ。
……と言いたいところだけど、正確には少々オタク少年向けの部屋、だった。
右を見れば漫画や雑誌が並ぶ棚、左を見ればアニメや特撮系のDVD。後ろを振り向けばプラモデルやゲーム機が。
「ごめん、ちょっと散らかっちゃってるね。今片付けるから待ってて!」
英二は手早くそれらの道具を整理してコンパクトにまとめると、ののこにインスタントコーヒーを出した。
「わっ、ありがとう! ちょうどのどがカラカラだったんだ!」
ぐびぐびっとコーヒーを飲み干したののこは、視界の隅にあるものを見つけた。
「ねーねー英二くん、アレなーに?」
「うん?」
ののこが指さした先には、作りかけのニャンプラがあった。厳密には希望戦士ニャンダムに出てくる、ニャク改だ。
「ああ、これは僕が好きな作品のプラモデルなんだ。まだ未完成だけど。野々さんは特撮とか見る?」
「んー、あんまり見ないかも?」
女の子だし、確かにそうだよねえ。そう思いつつ、英二は一枚のDVDを取り出した。
「これ、最近僕が特に好きなキャラクターが活躍してるDVDなんだけど、良かったら見てみる?」
「うんっ、見る!!」
笑顔で頷くののこ。
そういうところなんだなー、とひっそり英二は思ったけれど、もちろん表には出さず。
代わりに、リモコンのスイッチを入れた。
画面に映ったその映像はもしかしたら男子にしか伝わらないかっこよさなのかもしれないけれど。
隣にいる女の子に、ちょっとでも知ってほしかったのかもしれなかった。
一通り映像を見終えた後、ののこは次なるターゲットを求めて寮を出ることになった。
帰っていく後ろ姿を見つめながら、英二は思った。
どのくらい、伝わってたかなあ。
それはさっき見たDVDの魅力のことか、それとも……?
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担当ゲームマスター
山中にいな
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月27日
参加申し込みの期限
2018年10月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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