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猫耳にゃん!
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放課後。寝子島高校の屋上で、可愛らしいカップルが美味しいケーキ屋さんの話なんかをしながらお喋りを楽しんでいる。
―――ところが、あれあれ? いつの間にか片方の様子がおかしいようで……。
「そういや、最近、段々と暑く……なったよな」
んーと空を見上げ言う
志波 拓郎
に、
高梨 彩葉
も頷いた。
「確かに暑くなってきたにゃー」
そう言って彼女は降り注ぐ陽射しに目を細める。だが隣の拓郎の視線にふと気が付いた。
拓郎は彩葉を見ながら面白いまでにその細い目を見開き、固まっていたのだ。
「……彩葉さん!?」
「拓郎、どうしたにゃ…………にゃ?」
拓郎の反応に首を傾げていた彩葉は、ここで漸く我が身の言葉の異変に気が付いた。にゃ? にゃって何?
未だ自分を見て驚愕している拓郎。彩葉は慌てて鞄から手鏡を出し、そして叫んだ。
「―――ああっ、猫耳が生えてるにゃ~?!?」
―――ズッキューン!!!
拓郎は彩葉の可愛らしさに撃ち抜かれていた。
(猫耳彩葉さん可愛い語尾もにゃんとか可愛い最初から可愛いのに可愛い上乗せって神の所業かグッジョブ!)
「……」
桃色タイフーンな心中を三点リーダーに託した拓郎。思わず小さく渾身のガッツポーズ! しかし。
「また神魂かにゃ……これじゃあ寮に帰れないにゃ~!」
途方に暮れた彩葉の声に、ハタと我に返った。
(って喜んでる場合じゃない)
「ど、どうしよう……とりあえず耳を隠せるもの取ってくる」
拓郎は鞄を手に立ち上がる。すると彩葉の猫耳がピクン! と反応した。
「? ……どうしたの彩葉さん」
振り返る拓郎。見れば彩葉がじいっと自分の鞄を見つめていた。
「鞄……どうかした?」
鞄を持ち上げる。すると彩葉の手が「にゃっ!」と鞄に伸びてきたではないか。
(……ん? 何に反応を……)
拓郎はしげしげと鞄を見て、気が付いた。
「……これ?」
それは、鞄についてる
オレンジ色のふわふわしたマスコット
。ちょんと揺らすと彩葉の瞳がきらんと輝き、彩葉のお尻についている尻尾がゆったりと揺れた。
(!)
拓郎の目が少し大きくなる。拓郎はいそいそとマスコットを鞄からはずすと、彩葉の前にしゃがみこみ、ゆらゆらとマスコットを揺らし始めた。
「……にゃにゃっ♪」
にゃんにゃんと手を出し思い切り拓郎に釣られる猫耳彩葉。ハッと気付いて真っ赤になった。
「ち、違うにゃ。反応なんかしてないにゃ!」
「うん、そうだよね……彩葉さん、反応なんかしてない……よね」
拓郎はにこにこしながら巧みにマスコットをゆーらゆら。その甘美な誘いに彩葉が抗えるはずもなく。
「にゃっ、にゃっ、にゃにゃにゃ♪ …………こ、こりゃ~! 拓郎、わざとやってるにゃー!」
さんざんじゃれついてからフーッと毛を逆立てて怒る彩葉。そんな姿にも。
(か、可愛い……)
思わずホッコリしてしまう拓郎だ。
(もしかして、これも……かな?)
すっかり猫耳彩葉に夢中な拓郎。今度はペタンと床にあぐらをかいた。
「彩葉さん、ちょっと……」
拓郎はちょい、ちょいと彩葉に手招き。首を傾げる彩葉に、ぽんぽんと自分の腿を叩いて見せた。
(え、膝の上に乗れってこと?)
なかなか拓郎にしては大胆なお誘いである。まあそれでも周囲に人もいないしと、彩葉は少し顔を赤らめ素直に拓郎の膝に座る。すると拓郎は、そっと彩葉の頭を撫でてきた。
「?」
突然のスキンシップに彩葉は不思議に思うが、拓郎は優しく彩葉を撫で続ける。すると何だか気持ち良くなってきた。
「……ふにゃ」
ふわっと体の力が抜け、拓郎に寄りかかる。すると拓郎の手が今度は彩葉の喉に触れた。
「ちょ、拓郎! にゃにす……」
驚き体を浮かしかけた彩葉だったが、すぐにその目を気持ちよさそうに閉じた。拓郎は顎の下から喉にかけて、彩葉をとても上手に撫でてきたのだ。
(これじゃあまるで拓郎の猫じゃん!)
撫でられっぱなしの彩葉は理性ではそう思うが、猫の本能には逆らえない。
(ふええ、気持ちいいよ~!)
彩葉はゴロゴロと喉を鳴らしてしまう。……こんな扱いも悪くないなんて思ってないもん!
(おぉ……おぉ……!!)
彩葉を膝に抱きながら、拓郎は感動に打ち震えていた。
(可愛い、彩葉さんねこかわいい……!)
猫耳が生えるなんて異常事態、どうにかしなきゃとは思ってる。でも、彩葉さんが可愛すぎて。クッ、俺の根性なし……!
それでも彩葉を膝から離す事が出来ない。理性と煩悩に揺れながら、膝で丸くなる彩葉を撫でていた拓郎だったが、ひょいと彩葉がこちらを向いた。
「……彩葉さん?」
(猫扱いして怒ったかな?)
ヒヤリとする拓郎だが、彩葉は困ったような、それでいて嬉しそうな複雑な表情を見せた。
「……拓郎、楽しいにゃん?」
「う……うん。彩葉さん……すごく可愛い」
拓郎は馬鹿正直に答える。すると彩葉はむーっと顔を赤くした。
「そっか。ちょっと悔しいけど……拓郎が楽しいなら何よりだにゃん!」
そう言うと、彩葉は体を起こして拓郎のほっぺをペロリ。
「! ! !」
愛しい愛しい彩葉猫のスキンシップに、木っ端微塵に撃ち抜かれた拓郎なのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月26日
参加申し込みの期限
2018年09月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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