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【星幽塔】第八階層 落書幽霊事件
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急:明かされた影
一旦
エイロス・レヴィ
の元に集まった7人の冒険者たちは、互いに情報を交換する。
八神 修
の調査結果が書き込まれた城下町の地図をテーブルに広げ、全員でそれを囲む。
「前回の目撃証言と落書きは、緑玉区だった。さて、次はどこだろう?」
「多分、紅玉区……かな」
修の言葉に、
旅鴉 月詠
が答える。彼女は全員で集めた情報を脳内で組み合わせ、静かに言った。
「僕の予想では、幽霊の落書きは黒玉区のイベントで描かれた物の模写だ。これを見てほしい」
彼女はそう言って
恵御納 夏朝
のスマホで撮影された2つの写真を見せた。1つは黒玉区で描かれた落書き。もう一つは紅玉区の家の壁に描かれた物。
「ほら、ここと、ここ。筆の癖が同じなんだ」
「そういえば、これって描いたのが例のお嬢様……クララなんだっけ」
響 タルト
が確認するように言えば、
ティオレ・ユリウェイス
がさらり、と髪を揺らして頷く。
「紅玉区でも色々と描き、住人達に愛されていたようだな」
「なるほどね。……この事件、意外と純粋に幽霊がモートンの絵の具で落書きしていたってオチなのかな? 裏で誰かが彼を脅しているとかそんな雰囲気はなかったし」
疑問を抱く
サキリ・デイジーカッター
の言葉に、
リリエル・エーテライト
は少し考えながらぐっ、とこぶしを握る。
「どんな結果になろうと、賽は投げられました。エイロスさん、出撃の許可を」
リリエルの真剣なまなざしに、エイロスはため息を吐いた。
「では、作戦会議に移ろう」
彼の言葉に、全員がうなずいた。そして……、その夜はやってきた。
(場合によっては戦闘も考えていた方がいい)
月詠にそう言われたサキリは、真剣な眼差しで紅玉区を見ていた。騎士の光によって呼び出されたフクロウに乗り、何度も周囲を見渡す。傍らには翼を広げた橙白猫に乗った夏朝の姿もある。
「見つかった?」
「いや。……そっちは?」
夏朝の問いに首を振ったサキリは、彼女もまた首を振ったのを見、ため息を吐いた。
(泣いてる理由はわからないけれど、叶えられる事なら望みを叶えたい。泣き止んで、笑顔で行くべき処へ行けるように)
夏朝が祈るような顔で街を見つめ、サキリは何かを悟り、小さく頷く。
一方、ティオレも物陰に隠れて周囲を観察する。彼女は、可能なら幽霊を捕まえよう、と考えていた。それは街を歩いて警戒していたタルトも同じである。
(話を聞いてあげたいな。絵描き同士なら、分かり合えることも、あるんじゃないかな?)
タルトがふと、前を見た時。何者かの影がそこにあった。少し離れた所にいた修とティオレもまた、それを確認する。
「後を追う」
ティオレの言葉に、修とタルトが頷く。その間にも、影は音もなく紅玉区内を進んでいく。
(エイロスに頼んで、人を移動させてもらって正解か?)
サキリの進言で、騎士達の見回りルートを夜間は青玉区を重点的に行う様に変更してもらった。わざとがら空きの場所を作るためだ。それがうまくいったのか、影は油断しているようにも見える。
月詠は別方向から影を見つけ、注意深く観察する。目を凝らせば、ふわり、とドレスが翻った気がした。けれどその奥に、確かに足が見えた。
「あれ?」
タルトが思わず足を止める。影が何かを壁に描こうとしているが、その近くにドレス姿の影が映る。かすかに聞こえる泣き声に、緊張が走る。
その時、だれよりも影に近づいていた月詠が、その手を伸ばした。
「そこまでだ」
「!」
同時に、音を立てて掛けられるベール。月詠はそれを払ったが、その時点で相手は走って逃げていた。それを追うは、すすり泣く声。
「僕らで追う! 恵御納、反対から挟み込んでくれ!」
「わかった!」
素早く降下したサキリが、夏朝に協力を頼み、再び2人で上昇する。
(あの絵の具に込められた想いは、確かに分かります)
リリエルが、耳を澄ませながら回想する。幻想の光で見た、あの絵の具に込められた記憶と想い。それらが胸を軋ませる。
(でも……、それでも……!)
背中の翼を広げ、リリエルが一歩踏み出す。と、その影が立ち止まった。ランプに照らされたのは、昼間に出会った黒髪の少年……モートンである。
「あ、あなたは……」
「落書幽霊の正体は、あなただったんですね。モートンくん」
リリエルに言われ、モートンは踵を返そうとする。けれども、フクロウから降りたサキリが立ちふさがっており、後ろからは修たちが走ってきている。リリエルの横を突破しようにも、夏朝と月詠がその背後にいる。
「なぜ……このような事を?」
「ただ、クララの事を忘れてほしくなかったんだ。彼女の絵は、みんなを和ませてくれた。だから、クララの事を覚えていてほしかったんだ」
リリエルの問いに、モートンが震えた声で答える。サキリは泣きそうになる少年に、静かに言った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
推理・サスペンス
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月01日
参加申し込みの期限
2018年09月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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