this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【星幽塔】第八階層 落書幽霊事件
<< もどる
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
「絵の具の方になにかありそうな気がするな」
「絵の具に?」
月詠はそう言って落書きの絵の具を少し削る。夏朝が見守る中月詠は絵具の塊を水の入ったコップに入れた。だが、それは月詠が知っている絵具の反応ではなかった。
(油の幕も出ない。絵具が解けることもない。水から出したら乾いたまま。未知の絵の具だな)
月詠は、夏朝に言う。
「黒玉区にいこう。この絵の具の作者についてとか知りたい。あぁ、紅玉区にも寄りたいな。何を伝えたいのか……気になるからね」
「うん、僕も紅玉区でも情報収集したいと思っていたんだ。行こう!」
2人は夏朝が呼び出した橙白猫に乗って紅玉区へ向かった。その先でティオレと出会った2人は、『お嬢様と紅玉区』の関係を知ったのだ。
――黒玉区。
サキリ・デイジーカッター
は緑玉区で貴族に何かを売ろうとしただろう職人の名前や外見などを手始めに調査していた。それは比較的すぐに分かった。
紅玉区に描かれた落書きと似たような絵が描かれた壁を眺めつつ聞き込みをすると、モートンという名の黒髪の少年である、とわかったのだ。
(案外あっさりしてるな)
そう思いながら1件の店を訪ねるとサキリの胸あたりまでしか背丈のない、あどけなさの残る少年が姿を現した。
「君が、モートン?」
「はい。な、なにか御用ですか? 緑玉区には当分来ませんから、これ以上は……」
震える少年の顔に、あざが見える。サキリは僅かに身を屈め、モートンと瞳を合わせた。
(この落書き幽霊事件は妙なアイテムを販売して一儲け企む輩と絵を描いた別人がいるという線を見ているけど……この子も従わされているのかな?)
モートンはサキリの赤い瞳を見つめると、少し悲し気に呟いた。
「クララと同じ、綺麗な赤い目ですね」
「? クララ?」
「……僕がよく絵具を届けていたお屋敷のお嬢様です」
その言葉に、サキリは僅かに目を見開く。この少年が、『貴族に追い払われた職人』なのだと感じていたのだが、貴族のお嬢様と繋がりがあるとは予測していなかった。
(……これは、僕が予想したような展開ではないのかもしれない)
彼がモートンの様子を見ていると、彼はひどく悲しそうな顔をしていた。よく見れば目は充血し、ずっと泣いていたような雰囲気だった。
(もしかして、そのお嬢様を想っていたのかな……)
憔悴したようにも見える少年の姿にサキリは少し悩んでしまった。その時だ。
「サキリくん、その人は?」
急に声がして振り返ると、
響 タルト
がそこにいた。話を聞くと彼女は幽霊の少女を探しているらしい。
「夜にならないと現れないんじゃないか? まぁ、幽霊に扮している人間がいるなら話は別だけど……。どっちだろうね」
「それらしき子はまだ見つかってないんだよねぇ」
サキリは、タルトと話している中、ちらりとモートンの表情を見る。と、少年は複雑そうな表情で2人の様子を伺っているようだった。
「僕が泣きながら落書きするとしたら、推しキャラの身に何かあったとか、楽しみにしてたサークルの新刊が出なかったとかかなぁ~? 原稿が間に合わない! って時は落書きしてる場合じゃないし」
タルトはそう言いながら、ぽつり、と自分の考察をこぼす。思わずそれにくすっ、と笑いつつもサキリはあたりを見渡した。目に入るのは、周囲の壁や屋根に描かれた落書きだ。
聞き込みをした際、ここを気に入った貴族のお嬢様が職人たちと一緒に落書きをしていた、とは聞いていた。それがとても楽しそうで、見ているサキリも心が和む。
「その落書き、この黒玉区を華やかにしようと職人仲間が企画した行事で描かれたんです。クララがそれに飛び入り参加して……」
その時、モートンの表情がぱっ、と明るくなった。タルトとサキリが思わず息を飲む中、少年は工房の壁に描かれた落書きに触れながらにっこり笑った。
「クララは、ここの職人さん達に気に入られていました。だって、楽しそうに絵を描くから……。ぼくもそんなクララが、大好きでした」
わずかに頬を赤く染めて語るモートンに、タルトが「ほほぅ?」と胸をときめかせて相槌を打つ。
(もしかしたら、幽霊は落書きにより発生した幻影の様な存在かも……。だとしたら、クララの想いか、モートンの想いか……)
サキリが少年の様子を伺いながら話を聞いていると、修の姿を見つけた。彼も黒玉区を調べていたんだな、と考えていると
リリエル・エーテライト
と
八神 修
が姿を現した。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【星幽塔】第八階層 落書幽霊事件
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
推理・サスペンス
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月01日
参加申し込みの期限
2018年09月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!