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コスプレと風変わりな試練
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「お買い物の手伝いありがとうね、美緒ちゃん」
「いえ、居候の身ですからこれくらい」
買い物袋を提げて歩きつつそんな風に言葉を交わすのは
伊藤 恵美
と
伊藤 美緒
だ。
二人は年の離れた遠い親戚という関係だが、美緒が寝子高に通う為に恵美の家に居候しているのだ。仲は悪くなく、こうして買い物を一緒にする事も多い。
本日も買い物を終え、その帰り道に公園を通っているのだが、しかし、そこで思いもよらぬ事が起こった。
「えっ!?」
「あらあら」
突然頭の中に神様を名乗る声が聞こえ、一方的な説明を受けたと思ったら二人共にくノ一の衣装のコスプレをさせられたのだ。
くノ一の衣装と言っても、機能性は度外視した物だ。色は黒を基調として襟や腰布等が赤となっている上下一体型の衣装だ。
胸元は強調するように開かれており、下側はマイクロミニスカートレベルに丈が短い上に太ももが見えるようにかスリットが入っていた。
明らかにコスプレの中でも扇情的な部類に入る衣装だと言えるだろう。
恵美は童顔であり、コスプレイヤーとして日々スタイルや肌の維持に努めている事もあって、未だに二十代でも通用する見た目をしている。
実際に、着る人間を選びそうな扇情的なくノ一のコスプレも見事着こなしていた。勿論それにはコスプレイヤーとして魅せ方を熟知しているというのもある。
スカートの裾が短く、胸元を強調しているとなれば方向性としては明確だ。それ故に恵美はその豊満な胸が目立つように、またスリットを利用したギリギリのラインで太ももを魅せるようなポーズや動きをしている。
一方で、美緒と言えばコスプレなんてした事がない上に恵美程のプロポーションの持ち主でもない。
だが、一刀流を受け継ぐ家系の娘として鍛えてきた為にその身体はとても引き締まっていた。強調された胸元や短いスカートから見える太ももからは野生動物のようなしなやかさを感じる。
しかも美緒本人は当たり前のようにしている剣術家としての所作がそれに磨きをかけていた。
「あら、なかなか面白い神様じゃない。いいわ、このコスプレイヤー恵美が満足させてみせましょう!」
「おば様ノリノリ!?」
恵美はグッと拳を握るその様は本気で面白がっている様子が見て取れた。とても四十代とは思えないが、伊達に現役のコスプレイヤーではないという事だろうか。あまりの事に思わず美緒がツッコミを入れているのもまたご愛嬌だ。
「ところでどうするんですか?」
「そうね、私が抜け忍で美緒ちゃんが追手、って設定で、台詞なんかはアドリブで。それじゃ私逃げるから♪」
「えぇっ!?」
あまりと言えばあまりな恵美の発言である。大雑把にも程があるだろう。素人がシチュエーションだけ教えられて何が出来ると言うのか。
しかし、美緒が何か言う前に既に恵美は走り出してしまっている。その動き方はそれなりに様になっており、もしかしたら以前似たようなコスプレをした事があるのかもしれない。
「美緒アドリブとか出来ないですけどー!」
美緒の嘆きの叫びは至極当然のものとも言える。しかし、こうなった恵美を止めれるとは美緒も思ってはいない。
仕方なく言われた通りに恵美を追いながら手裏剣を懐から取り出すると、えい! と適当に投げてみるも届かない。流石の美緒も投げ物の練習はした事がないので当たり前と言えるかもしれない。
「って、これ裾とかスリットが捲れて見えてるんじゃないの!?」
何だ何だと言う風に野次馬的にこちらを見る幾つかの視線に気付く美緒。それ自体は良い。事前に神を名乗っていた声からの説明にも場所はそのままだが、彼等の記憶には残らないようにすると言われたからだ。
だが、幾ら記憶に残らなくても人前でパンツを晒す気は美緒にはない。あまりにも短いスカートとスリットについ不安になるのも仕方ないだろう。
「大丈夫!きっと下は見えてもいいのになってるから!」
スカートの裾やスリットを気にしている素振りを魅せる美緒に対して恵美は模造短刀を抜きつつ大丈夫だとアドバイスを送った。これもまた経験者ならではのアドバイスかもしれない。
本当かなぁと思いつつも、このままだといつまでも経っても終わらない。そう思い直した美緒は気を取り直して恵美を再び追い始める。
「この私を追い詰めるとはなかなかやるわね。けど私は忍びを抜けて大好きな焼きそばを腹いっぱい食べるのよ!」
「え? えーっと、そんな理由で忍びを抜けられると思っているのかこの愚か者!」
そんな妙な台詞を叫びながらとある忍者アニメで出て来た何たら霞切りとかそんな感じらしき技を繰り出す恵美。
あまりにも妙な台詞に一瞬戸惑う美緒だったが、それでも何とか棒読みではあるものの台詞を返し、模造短刀を抜いて応戦をする。
恵美が右から斬りかかると思わせて左から斬りかかる。それは素人目には見事な動きだが、現役で剣術の鍛錬をしている美緒には通じない。
だが、これは実戦ではない。ある程度は魅せるという事も考えなくてはいけないのは美緒も理解していた。
それ故に短刀と短刀の応酬を行う。殺陣、というよりも剣舞に近いかもしれない。
恵美が打ち込めば美緒が引き、受ける。美緒が打ち込めば、恵美が引き、受ける。くノ一という設定らしく、足を止めた戦いではなく、二人とも幾度も幾度も位置を入れ替え、ちょっとしたアクションを入れて動き回る。
アクションで言えばやはり目立つのは魅せ方を知っている恵美だ。見る人間の視線を意識した動き方。特にギリギリな範囲の胸元や太ももの魅せ方は絶妙だ。
避ける時のアクションも一見必要のない腕を大きく広げる動きをしたり、短いスカートを靡かせるように回転するターンをしてみたり。
男性からすれば注目するなというのが無理である。正しくコスプレイヤーの真骨頂と言えるだろう。
美緒と言えば、そういった部分では恵美に敵わないものの短刀の扱い方や一瞬の足捌き等はやはり目を見張るものがある。
また必死であるが故に純粋なチラリズム的なものもあったりするのだ。
しかし、ここまでのアクションは普段はしない為に必死なのは恵美とて変わらない。ある程度は意識しているとは言え、激しい動きに全てを気にする余裕はない。時に二人して大胆な動きをしてしまっている事には気付いていなかった。
だが、それもまた良さへと繋がっているのだから問題はないのかもしれない。
「焼きそば、食べたかった」
幾度かの交錯と応酬の果てにそんな台詞を呟いたかと思うと恵美が地面に倒れる。
それを見て美緒はこれで終わりかな? と恵美を見ながら考えた。
(あーでも恥ずかしかった。これを何の躊躇もなくやってのけるおば様、流石だわ)
この美緒の心の中での呟きが、今回の件が彼女にとってどれだけ大変だったのかを示していた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
お色気
定員
15人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月19日
参加申し込みの期限
2018年08月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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