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【星幽塔】第一階層 夢のマイホームを解放せよ!
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◆エントランス/3
二本角が、三叉槍を袈裟懸けに振り下ろす。
その目の前に突風を巻き起こせば、ガーゴイルはその身体をよろけさせた。
背面へとまわり込むリリエル。
けれど二本角もすぐさま向き直り、その勢いを乗せて三叉槍をぶん回す。
大きく身を引いて尚、風圧がリリエルの髪を揺らした。
もし当たっていたら、と脳裏をよぎる不吉な想像。
視界の端に、橙白猫が飛ぶ姿が見えた。夏朝から受け取ったねこシールを持つ手に、ぎゅっと力がこもる。
依頼人が家族と仲良く過ごせるように、頑張らなければ。
嫌な想像は頭の中から追い払い、キッと二本角を見すえるリリエル。
突きの構えを取るガーゴイルに、
「これならどうです!」
頭上から突風を浴びせかける。それはさながら、風のハンマー。
二本角の身体が、絨毯の上へと叩き落とされた。
けれどガーゴイルは、その勢いをバネへと変えた。深く腰を落とした態勢から、ロケットのような勢いで跳躍する。
三叉槍の穂先を、リリエルへと向けて。
「――そこよ!」
エントランス中央の、階段の手すりの陰。
クロスボウを手にした
水上 桜
が、そこから転がるように飛び出した。
焦る心、早鐘を打つ鼓動。それらを抑え込むよう、握りしめるクロスボウ。
狙うはガーゴイル……ではなく、一瞬先にソレが居る場所。
紫の光――『狩人の光』を帯びたクロスボウから、矢が放たれる。
短くも鋭い音が一つ。
同時に、二本角の頬へとクロスボウの矢が突き立つ。
横面からの不意の一撃に、二本角が空中で態勢を大きく崩す。
けれどその反応は激烈なまでに迅速で、矢を引き抜くや否や、そのまま放たれた方へと――
「まずっ!」
ぞわっと鳥肌が立ち、桜は階段の陰へと身を隠す。
さっき頭のあった辺りに矢が突き立ったのは、その直後のことだった。
安堵などする間が、あるわけもなく。階段を遮蔽にし、手すりの柱越しに視線を戻す。
二本角の背後に、リリエルが回り込んでいた。
ならば、すべきことは。
「ほら、こっちよガーゴイル!」
階段の陰を飛び出し、再びクロスボウを放つ桜。第二射はガーゴイルの身体を捉えず、しかしその意識を、視線を、彼女へと縫い止めるためのもの。
ガーゴイルが、三叉槍を大きく振りかぶる。
そうして槍がその手から放たれる、その前に。
二本角の後頭部に、リリエルがねこシールを貼り付けた。
『虹の光』で借り受けた、『重く軽く』を発動。
「落っこちてください!」
突如として重くなった己の身体に、ガーゴイルはつんのめるような格好でバランスを崩す。
「もう一発……!」
桜が三度、クロスボウを放つ。狩人の光を宿した矢が、三叉槍を握る手を貫いた。
ギッ、と呻く二本角。
手を離れた槍めがけ、すかさずリリエルがねこシールを射出。
本体とは逆に軽くした槍を、魔風の突風で吹き飛ばす。
ソレが音もなく絨毯の上へ落ちたあと、一拍遅れて二本角は地面に叩きつけられた。
けれど、それで終わりというではなく。
まさしく重石のような身体で、二本角はなおも起き上がろうとする。
もちろん、それを見逃すわけはない。
「えええいっ!」
ガーゴイルの背中に、リリエルが何度も何度も繰り返し、突風を叩きつける。
二本角もしぶとく、風圧を受けながらもなんとか肘をつき、かろうじて上体を起こす。
けれど、そこまでだ。
その頭……ちょうど角の間の位置に、突きつけられる。
「やっと買ったマイホームが実はトンデモ物件、なんて。リアルでもありそうで、笑えないわよね」
だから、さっさと終わりにしなければ。
風に目を細め、桜はクロスボウの引き金を引く。
頭を貫き、深々と突き立つ矢。そしてガーゴイルは、その重たい身体を絨毯の上へ沈めた。
◆エントランス/4
背中から絨毯に叩きつけられた一本角は、それでもまだ動いていた。
重い体を引きずって、絨毯の上に跡を残しながら、なおも起き上がろうとしている。
その身体に絡まったままの剛糸輪を辿って、亮は舞い上がる埃の中へと飛び込んだ。
息を止め、《鬼人の体》を再度発動。
ひねりを加えた突きを、ガーゴイルの頭に見舞う。強化された身体による一撃に、ガーゴイルの身体が確かな破砕音をたてる。
手ごたえは、あった。
(……だが、やはり堅いな)
石の身体は、わかってはいたが堅固極まりない。殴りつけた亮自身の拳が、痛みを訴え、かすかに痺れるほどに。
「新田君、これを!」
夏朝の声に振り向けば、投げ渡されるのは金属鎚。
それを受け取るその一瞬、亮の背筋を殺気とでもいうべき怖気が走った。
一本角が、動いた。
角を叩きつけるように、自らの頭を振り下ろす。その先にあるのは、亮の足だ。
己の身体の重さすらも利用した、人間の身体なんぞ容易く粉砕しうる暴力。
物が砕け散る時の派手な音が、エントランスの空気を揺らす。
「……ふぅ」
小さく息を突く亮の足元、金属鎚が石像の頭を粉々に粉砕していた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月12日
参加申し込みの期限
2018年07月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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