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『CamicieXrosse!!』へようこそ!
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「ふふっ。やっぱりここの制服、かわいいよね!」
響 タルト
は更衣室の鏡に映った自分の姿にご満悦。帽子の猫耳の先をちょちょっと引っ張る。
そして
「ね? そう思わない?」
と、となりに立つ
水上 桜
に訊いた。
「そうね。かわいいと思う」
「だよねー。
『CamicieXrosse!!』の制服は、ずっと気になってたんだ。すっごく大胆だけどかわいいんだもん」
思い切ってバイトを申し込んで、よかった! とタルトは笑う。
桜はそっとおなかに手をあてた。へそが出ているところは確かに大胆だ。
少し恥ずかしかったりするけど、でも、いやらしさは感じない。健康的なエロスというか。
ウェイトレスの仕事をするのはこれで2度目だけれど……これはこれでアリだと思う。
「でも、ちょっと心配。必要なことはひと通り教えてもらったけど、ちゃんとできるかな?」
「大丈夫。たとえもたついても……店長さんは優しそうだったし、初日だもん、少々の失敗くらい、大目に見てもらえるわ」
桜の言葉に、タルトも同意するように頷いた。
「だよね! うん。よしっ!
メニューを覚えきれるか自信ないけど……、『と』がつく料理はきっと大丈夫」
「そうなの?」
「うん、かけ算がイメージできるから」
その理由は桜には分からなかったが、タルトはそれで納得しているようだから、まあいいか、と思う。
「お仕事、がんばるぞー!」
えいえいおー。
タルトは期待に胸をどきどきさせながら、桜とともにフロアへ出た。
さっそく入口をくぐって、お客が入ってくる――。
環 的子
は、店内に目をきょろきょろさせないように意識してドアをくぐる。
初めて入るお店だから、ほんとは興味津々。いろいろ見渡したい。
でもそれは『お嬢さま』らしい行動じゃない。……たぶん。
お嬢さまは勝手に席へ行ったりもしない。ちゃんと案内されるのを待つのだ。
じっと立って待っていると、金髪がまぶしくて大人っぽい女性店員が目についた。
あんなに色っぽくてすてきなのに、着ている制服はかわいくて。
(ギャップがすてき……)
などと考えたり。
長く見つめすぎて視線を感じ取られたかそれとも偶然か、女性がこちらを振り返って、的子ににこっとほほ笑んできた。
「……!」
(今私、見惚れてた!?)
やだ、恥ずかしい!
ぱっと俯いて、靴先を見ていると、声がかかった。
「Ciao! カミチエ・ロセにようこそ♪
お待たせして申し訳ありませんでした。すぐにお席にご案内させていただきますね!」
顔を上げたら、長い黒髪の、高校生ぐらいのお姉さんが立っていた。
あの金髪の女性じゃないことに、ほっとする気持ち半分、少し残念な気持ちで禁煙席をお願いする。
「ではこちらへどうぞ」
案内された席で、的子はメニューを開いた。
(どれもおいしそうだなぁ)
「――ピザのシチリアンと旬の野菜サラダ。それと食後にはローマンヴァニラのジェラートをお願いします」
「かしこまりました」
タルトは注文内容を忘れないように心の中でリピートしつつ、笑顔で立ち去る。
的子は的子で、長いカタカナ文字の名前を噛まずに言えたことに、心の中でガッツポーズをしていた。
さて、次は待ち時間の過ごし方だ。
本当はドキドキしてるけど、絶対気取られないように、スマホをいじって慣れたふうを装う。たぶん、そういうものなんだと思うから。
制服のお姉さんたちがこっちを見ている気がするけれど、気のせいだから。
きっと意識しすぎなだけだから。
私、おかしくない、よね……?
「お待たせしました。シチリアンピザでございます」
タルトはピザと、ピザカッターの入ったカゴを置く。
「こちら、使い方はお分かりになりますか?」
正直、分からない。でも分からないと言えなくて、的子は頷いた。
「失礼します」
とタルトが去るのを待って、ピザとピザカッターを交互に見た。
どう食べるのが正解なんだろう?
(これ、輪の部分がクルクル回るってことは……)
直感で、ピザにあてて押すと、ピザ生地がサクっと切れた。
(……おお……!)
なるほど! こうやって使うのね!
(……で、手で持って……これでいいのかな?)
こそっと隣のテーブルの人を見て、見よう見まねで持ち上げた。
「いただきます。……んむ。おいしい!」
思わず言葉が飛び出してから、慌てて口を閉じた。
(だめだめ。ゆっくり。上品に!)
でも、早く食べないとチーズが固まって、冷めちゃう気がする。
的子は慌てていると見られないよう周囲の目を意識して気を付けながらピザを食べた。
ピザの後は、冷たいジェラート。ピザが熱々だっただけに、すっごく冷たくておいしく感じる。
全部食べて、満足して、会計で財布を取り出したとき。初めて気付いた。
財布が、ツギのあたった刺繍のがま口だった……。
本物のお嬢さまは、こんなの持ってたりしない。
「あ、あの! ごちそうさまでした!」
代金を出して、あわてて店を飛び出すと、的子はそのままわーっと店が見えない場所まで休まず走り通したのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寺岡志乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月22日
参加申し込みの期限
2018年06月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年06月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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