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【星幽塔】第十一階層 黄金の林檎を巡る物語
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「最後に笑うのは、私だよ!!」
なめらかな軌道を描く葉っぱ。雪原を風になって進む真白は、ゴール目前に迫っていた!!
「負けるかああああ!」
メリィが木の上から襲撃し、真白が持っていた林檎を奪う。彼女は雪原をごろごろ転がって立ち上がり、走っていく。
<雪原での激しい奪い合いの果て、
メリィ・ランページ
選手が先頭に立つ! しかし他の選手も負けていない! これは誰が一位になってもおかしくないぞ!!>
虎の子メリィを甘く見るな! とばかりにダッシュするメリィ。
「このままゴールしちゃえ!!」
メリィの眼差しに映るゴールテープまで、のこり50m。だが、背後には他の選手が迫っている。だが、勝利は目の前だと、彼女は信じていた。だが……。
「油断するな」
その冷たい声と同時に、メリィの手から林檎が滑り落ちていた。持ち前のテクニックで見事かすめ取ったティオレは、そのままテープの向こう側へと突っ切った。
* * * * *
<優勝は、ティオレ!
ティオレ・ユリウェイス
選手!! おめでとうーっ!>
ティオレが黄金の林檎を掲げれば、歓声があがり、その後ろからはメリィを初め他の参加者たちが次々にゴールする。
「あとちょっとだったのになぁ」
メリィがちょっと悔しそうにつぶやく傍から、温かいスープが配られる。大きな焚火が用意され、選手や観客でそこを囲んでいるらしい。よく見れば、リリエルが席をキープしてくれており、メリィは軽い足取りでそこに向かう。
「お互いお疲れ様です。寒い中走って冷えちゃいましたし、スープを飲んで温まってきましょう♪」
「そうだね! うん、スープ美味しい~♪」
メテオカリブーのスープを口にし、メリィは顔をほころばせる。そんな二人の元に現れたのは、スライスされた林檎を配る
ジェリコ・神威
。
「100年前に収穫された黄金の林檎も食べごろっすよ。俺も初めて知ったけど、代々十一階層のアステリズムが配るのが習わしらしいっす」
そういうわけで、と2人に配るジェリコ。メリィとリリエルは顔を見合わせ、「せーの!」で口にした。
ふわりと広がる濃厚な林檎の旨味が舌いっぱいに広がる。ほんの少しなのに、それだけで幸せになれるようなほどよい甘さだった。
「おいしいぃ~!」「はいっ! とっても美味しいです!」
きゃっきゃっ、とはしゃぐかわいいコンビに、周囲の人間たちもほっこりした。
「お疲れ様! 負けたけど、楽しかった」
「私も~。……星の力も使ったからちょっとしんどいけどね」
夏朝と真白もカリブーのスープを口にしながら互いの健闘をたたえ合う。
「2人も、なかなかよかったよ」
とティオレはいい、ちらり、と一人もくもくとスープを口にする灯にも目を向ける。
「勿論、あの二人も、君も……ね?」
「あ、ありがとう」
ティオレの艶やかな眼差しに少したじろいだ灯ではあるが、初めての星幽塔で接戦に置いて行かれず、食らいついていた。それが自分のことながらちょっと誇らしい。
「へぇ、なかなかいけるじゃない」
分けてもらった林檎を口にしたティオレは、口笛を吹いて目を細める。
「スープも美味しいけど、これも美味しい……」
美味しさにほっ、とした夏朝がふにゃりと笑えば、桃白猫が顔をなめてしまうハプニングが起こりつつもおおむね平和である。
「美味い。思いっきり走った後だからより、美味しく感じる」
灯の言葉に、ティオレたちはにっこり笑った。
表彰式が行われ、優勝したティオレには特別な賞品が贈られた。その1つである短剣を受け取ったティオレは、その美しさに思わず目を細めた。そして、敢闘賞として、灯にも賞品が贈られることになった。
その他、上位入賞を果たしたメリィたちにも賞品が与えられることが決定。さらなる歓声が上がった。
最後に今年収穫された黄金の林檎を蔵にいれ、クライマックスに。大歓声の上がる中、選手たちはその戦いっぷりをたたえられたのであった。
――寝子島
無事に帰宅した灯は、自宅に戻ると疲れからうとうとしてしまった。だが、星幽塔での出来事を思い出すと、わくわくした気持ちが蘇る。
(また行ってみたいな。あの塔は13も階層があるらしいし……)
ふと窓から空を見上げる。そして、星幽塔のことをイメージし、ふふっ、と楽しげに笑った。
(終)
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あとがき
担当マスター:
菊華 伴
ファンレターはマスターページから!
菊華です。
この度は、星幽塔・第十一階層でのイベントに参加してくださり、誠にありがとうございます。
今回はこのような結果に相成りました。
どのアクションも楽しく拝見させていただきました。
そして、皆さんの活躍により収穫された林檎は蔵に保管されました。
これで、村は安泰でしょう。
優勝された方、敢闘賞の方だけでなく上位入賞という事でアイテムの配布を行いました。
個別コメントをご確認ください。
また、今回は皆さんに以下の称号と商品を。
称号:雪原を駆る者
取得:黄金林檎をモチーフとした武器飾り/しっかりした手袋(メテオカリブーの皮を使った手袋。寒さに強く水を通さないが通気性もよい)
それでは、短いですがこれで。
また縁がありましたら宜しくお願いします。 菊華 伴
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
動物・自然
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月25日
参加申し込みの期限
2020年01月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年01月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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