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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
【星幽塔】第一階層 水面光る城下町
「なんだなんだ、町中が湖みたいになってるぞ！ なんだかおもしろそうだぞっ」
アスワド・クロノワールは戦闘民族ヴォーパルバニーの女の子でした。
黒い兎の耳をぴょこぴょこさせ、水の中へぴょんと飛び込みました。
「ヴォーパルバニー族は川でも湖でも素潜りで漁もできるから泳げるぞっ」
素潜りするような飛び込みの後、ドルフィンキックですいすい移動していきます。
「む、なにやらいるぞ……」
今日の空には、タコやクラゲのようなものが浮かんでいました。
「空を泳いでるけど、食べれるのか？ 試しにとってみるぞっ」
言うが早いか足をつき、空を泳いでいるタコっぽいものに飛びつきます。
「水中だったら銛がいるけど、これなら素手で捕まえれる！」
ぬるり。
掴んだまではよかったのですが、タコは身をくねらせ、アスワドの手をすり抜けてしまいました。
「今度こそ！」
アスワドはくじけずにとびかかりましたが。
ぬるり、ぼちゃん。
勢いあまってアスワドは水に飛び込みます。
ちなみにクラゲを狙わないのは、なんだかとっちゃダメな予感がしたからでした。
「うーん……そうだ」
魔風の光が宿った首飾りで風を起こします。
風の力でタコが動けないよう止めて。
「とったぞー！」
ぬるぬる動くタコを、慌てて袋に押し込めます。
「逃げないように袋に詰めておこう。どうやって食べようかな～」
ちょっと考えていたアスワドですが。
「そうだ、ツクヨミのところに持っていけばおいしいごはんにしてくれるかもしれないぞ！」
アスワドはそう言うと、どこかへ向かっていきました。
白い髪、赤い瞳の旅鴉 月詠は、自分の店である喫茶『迷い猫』にいました。
「やー、キッチンや戸棚が高い位置にあるのはこういう事か」
水浸しになっても食器や調理器具は無事でした。
ちなみに貴重品はろっこん『絵空事』で退避させています。
「こんにちは。お店やってる？」
ぴょこんとアスワドが飛び込んできました。
「今日は集荷日でお休み予定だったけどドア開けっぱで出掛けられないからね。よって今日は水がひくまで開いてるよ」
「ツクヨミ、いつもと違う」
アスワドは、月詠の格好を見て目をぱちくりさせました。
「水着店主だ。どうだ」
濡れても困らないように水着に着替えた月詠です。日頃は服に隠れる胸が存在感を主張しています。
「緋色大鍋と少しの火があればとりあえず調理はできるのだ。本日のメニューは海産物がよく手に入るからそれだね」
店内では何人かのお客がコーヒーを飲んでいました。
「開けながら卸売業者に対応するから注文はお待たせする。ご了承だな」
「いいよ。これ、ごはんにしてくれる？」
アスワドは袋から手づかみでタコを取り出して見せました。
「生きがいいな、タコかなあ？ 格安で料理しよう。タコでなくても食べられそうなモンスターもおーけーだ。煮たり焼いたり実験しよう」
袋から出てきたタコを大鍋に入れ、茹で始めます。
「日本風の味付けでどうだろう」
タコの次はパスタをゆで、野菜を切り、そして味付けに梅干と塩昆布を取り出します。
「満水の冷製タコパスタだ」
「ごっはん～ごっはん～、すっぱくておいしい！」
アスワドは満足そうにタコパスタをすするのでした。
そこへ行商の船がやってきました。商人と一緒に八神 修が乗っています。
「やあ、お疲れさん」
見逃さず、月詠は修に声をかけます。
「『ねこよろず』の出張販売に来たよ。ついでに乗せてもらってきた」
修に注文した品物にお金を払い、月詠は言いました。
「ありがとう。それじゃコーヒーでも飲んでいくといい」
そして行商人に向き直ります。
「九層からの貝か。丁度朝から酒場開いてるし飲み過ぎた者に売っていこう。四層の蟹もあるし」
行商人たちと入れ替わりに、クポラッチョが入ってきました。
「こんにちは。きょうはなにがおいしいのかな？」
「そうだな、解消のボンゴレか鋏持つペスカトーレ。どちらも辛めのパスタだが」
「パスタ？ パスタさん？？ おいしいならそれでいいよ。いっぱいちょうだい！ これくらい！」
クポラッチョは手で顔くらいの円を描いてみせます。
「ピリ辛だが、そんなに食べられるかな？」
「だいじょうぶ、ボクちゃんとたべれるよ！」
おとなしく座って待つクポラッチョ。
「できたぞ」
月詠はテルミツ唐辛子は控えめにして、貝たっぷりの 解消のボンゴレを作りました。
「おいしい！」
クポラッチョは大満足でボンゴレを平らげました。
「えへへ……おなかいっぱい。ありがとう」
「それは良かった」
良い笑顔を見ながら、月詠は次の料理を始めるのでした。
アスワド・クロノワールは戦闘民族ヴォーパルバニーの女の子でした。
黒い兎の耳をぴょこぴょこさせ、水の中へぴょんと飛び込みました。
「ヴォーパルバニー族は川でも湖でも素潜りで漁もできるから泳げるぞっ」
素潜りするような飛び込みの後、ドルフィンキックですいすい移動していきます。
「む、なにやらいるぞ……」
今日の空には、タコやクラゲのようなものが浮かんでいました。
「空を泳いでるけど、食べれるのか？ 試しにとってみるぞっ」
言うが早いか足をつき、空を泳いでいるタコっぽいものに飛びつきます。
「水中だったら銛がいるけど、これなら素手で捕まえれる！」
ぬるり。
掴んだまではよかったのですが、タコは身をくねらせ、アスワドの手をすり抜けてしまいました。
「今度こそ！」
アスワドはくじけずにとびかかりましたが。
ぬるり、ぼちゃん。
勢いあまってアスワドは水に飛び込みます。
ちなみにクラゲを狙わないのは、なんだかとっちゃダメな予感がしたからでした。
「うーん……そうだ」
魔風の光が宿った首飾りで風を起こします。
風の力でタコが動けないよう止めて。
「とったぞー！」
ぬるぬる動くタコを、慌てて袋に押し込めます。
「逃げないように袋に詰めておこう。どうやって食べようかな～」
ちょっと考えていたアスワドですが。
「そうだ、ツクヨミのところに持っていけばおいしいごはんにしてくれるかもしれないぞ！」
アスワドはそう言うと、どこかへ向かっていきました。
白い髪、赤い瞳の旅鴉 月詠は、自分の店である喫茶『迷い猫』にいました。
「やー、キッチンや戸棚が高い位置にあるのはこういう事か」
水浸しになっても食器や調理器具は無事でした。
ちなみに貴重品はろっこん『絵空事』で退避させています。
「こんにちは。お店やってる？」
ぴょこんとアスワドが飛び込んできました。
「今日は集荷日でお休み予定だったけどドア開けっぱで出掛けられないからね。よって今日は水がひくまで開いてるよ」
「ツクヨミ、いつもと違う」
アスワドは、月詠の格好を見て目をぱちくりさせました。
「水着店主だ。どうだ」
濡れても困らないように水着に着替えた月詠です。日頃は服に隠れる胸が存在感を主張しています。
「緋色大鍋と少しの火があればとりあえず調理はできるのだ。本日のメニューは海産物がよく手に入るからそれだね」
店内では何人かのお客がコーヒーを飲んでいました。
「開けながら卸売業者に対応するから注文はお待たせする。ご了承だな」
「いいよ。これ、ごはんにしてくれる？」
アスワドは袋から手づかみでタコを取り出して見せました。
「生きがいいな、タコかなあ？ 格安で料理しよう。タコでなくても食べられそうなモンスターもおーけーだ。煮たり焼いたり実験しよう」
袋から出てきたタコを大鍋に入れ、茹で始めます。
「日本風の味付けでどうだろう」
タコの次はパスタをゆで、野菜を切り、そして味付けに梅干と塩昆布を取り出します。
「満水の冷製タコパスタだ」
「ごっはん～ごっはん～、すっぱくておいしい！」
アスワドは満足そうにタコパスタをすするのでした。
そこへ行商の船がやってきました。商人と一緒に八神 修が乗っています。
「やあ、お疲れさん」
見逃さず、月詠は修に声をかけます。
「『ねこよろず』の出張販売に来たよ。ついでに乗せてもらってきた」
修に注文した品物にお金を払い、月詠は言いました。
「ありがとう。それじゃコーヒーでも飲んでいくといい」
そして行商人に向き直ります。
「九層からの貝か。丁度朝から酒場開いてるし飲み過ぎた者に売っていこう。四層の蟹もあるし」
行商人たちと入れ替わりに、クポラッチョが入ってきました。
「こんにちは。きょうはなにがおいしいのかな？」
「そうだな、解消のボンゴレか鋏持つペスカトーレ。どちらも辛めのパスタだが」
「パスタ？ パスタさん？？ おいしいならそれでいいよ。いっぱいちょうだい！ これくらい！」
クポラッチョは手で顔くらいの円を描いてみせます。
「ピリ辛だが、そんなに食べられるかな？」
「だいじょうぶ、ボクちゃんとたべれるよ！」
おとなしく座って待つクポラッチョ。
「できたぞ」
月詠はテルミツ唐辛子は控えめにして、貝たっぷりの 解消のボンゴレを作りました。
「おいしい！」
クポラッチョは大満足でボンゴレを平らげました。
「えへへ……おなかいっぱい。ありがとう」
「それは良かった」
良い笑顔を見ながら、月詠は次の料理を始めるのでした。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2018年06月18日
- 参加申し込みの期限
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- 2018年06月25日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2018年06月25日 11時00分
