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猫又川でホタル狩り
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☆3人のホタル狩り
猫又川でホタル狩りをするらしい、と聞いた
御剣 刀
は、
小山内 海
と
橘 千歳
を誘ってやってきた。
道路から離れると人はまばらになる。ホタルの活動に協力するため夜間は極力明かりは付けていないらしい。
夜景の中で蛍が舞う。
「とても幻想的で奇麗」
ポニーテールの千歳がつぶやいた。
生真面目で朴訥なので誤解されがちだが、千歳も美しいものに対しての感受性は十分持っている。
(蛍が人の目を楽しませる為に光っているわけじゃないことはわかっていても、昔から蛍の光に人は魅了されてきた)
そんなことを思う。
その隣でサイドテールの海が頷いた。
(蛍たくさんいるね。月明かりに川が照らされて蛍も漂って……すっごく幻想的)
病気で声を失っている海は筆談用のスケッチブックを持ってきているが、今は書くより蛍を見ていたい。
(こんな風景めったに見れないししっかり目に焼き付けておかないとね。帰ったら絵に描いておかないと)
クロッキーが得意な海だが、蛍の光ははスケッチするより心に焼き付けるほうがいいと思った。
千歳のほうを見ると、周りに飛んでいる蛍の光に照らされている。
海は、そんな千歳の姿がすごく神秘的に思えた。
(ちとせ、すっごくきれい……)
「うん、綺麗だな~、滅多にお目にかかれないからか神秘的な雰囲気を殊更強く感じる」
その声が聞こえたかのように刀が言う。
刀は蛍をほめつつ、そんな中にいる楽しそうな二人にも見とれていた。
(やっぱり綺麗だ……なんというかドキドキする)
これが見られただけでも誘った甲斐がある、と思う。
そんな刀の視線には気づかないまま、千歳は思っていた。
(三人で仲良く蛍を見ているのは楽しいわ)
一方、千歳に見惚れている海に蛍が近づいてきた。
それを見て刀が言う。
「指を立てたりしたらそこに蛍が止まったりするかな?」
そうしたらちょっと面白いな……と、ふと思ったことを口にした刀だが。
海がなんとなく指を伸ばすと、ついっと蛍がそこに止まった、
(わっ、こんなことってあるんだねぇ)
海は小さく息を呑む。
「お~、なんか凄い」
刀の声に、千歳も横の海を見る。
海の指先で蛍が光る様子に軽く目を見張って、
「いいなぁ、よし、私もやってみよう」
実際、手を伸ばせば触れることができる距離に蛍が舞っているのだ。
千歳が指を伸ばすと、蛍が飛んできたが……
「あれ? いや、ちょっと待って。ちょっと下すぎるかな」
蛍は指ではなく、なぜか千歳のスカートの中に飛び込んできた。
(えっと……なんでスカートの中に……?)
偶然? と思いつつ、とにかく蛍を出さなくては、と思いスカートを持ち上げる。
その隣では海が。
(ひゃっ! 蛍がスカートの中に入ってきた! ちょっと出てってよー)
スカートをパタパタとはためたせ、潜り込んできた蛍を追いだそうとしている。
蛍の光に照らされ露わになるスカートの中。それは美しくも蠱惑的だった。
刀はその様子をしっかり見ていた。
(うん、非常にいい眺めです、口に出したらぶっ飛ばされるから黙っているけど。心のアルバムにバッチリ記録しておこう)
海と同時にスカートに蛍が入るなんて。
(何だろう……何かおかしい気も……刀君の方はどうなんだろう)
千歳はスカートを持ち上げ蛍を追いだしながら刀のほうを窺うと、こっちを見ていたらしい刀の視線が、すっと脇に逸らされた。
海もまた刀のほうに視線を向けたところだった。
(ん? 刀、こっちを見てどうしたの?)
「……察するものがあったわ」
千歳の目が光り、刀を見据える。
(やばい)
刀の背中を伝う汗が冷たくなった。
千歳の口調に迷いはなく、初夏のはずのその場の温度が下がった気がする。
(あ、そういえば今スカート……もしかして刀……)
海もそのことに思い至った。
スカートはどのくらい持ち上げたっけ。全部見られていたのだろうか。頬を少し染めて、ジトッと刀を見つめる。
「海なんでもないよ、うんなんでもない」
刀は目をそらして海に言うが。
「私たち今スカートの中に入り込んだ蛍を逃がすためにかなり際どいことをしていたから。君……いったいどこを見ていたのかな?」
千歳の言葉に、首を横にぶんぶん振る刀。
「千歳さん気のせいです、違うんです。二人が綺麗だから見とれてたんです」
「それ絶対誤魔化そうとしているでしょう。刀君さ最近ちょっと口が上手くなってきたんじゃ……」
千歳の追及からは逃れられない。
「口が上手くなった? そうか?」
言い訳ではない。綺麗だから見とれていたのは本当だ。
ただ特に見とれていた部分に問題があったわけで……
どう言えば納得してもらえるだろう、と冷や汗を流す刀。
その時、千歳と海がいきなり吹き出しそうな顔になった。
「え? 何事?」
狐につままれたような顔をした刀に、とうとう二人は吹き出した。
どういうわけか刀のボサボサの頭の上に一匹の蛍が止まって、ぴかぴかと光り始めたのだ。
(ごめん刀、ちょっと吹き出しちゃった)
「頭の上に、蛍が……ごめん、だって、面白いんだもの」
「えっ、俺の頭に蛍が?」
思わず払いそうになった刀だが、手を止める。
おかげで海と千歳が笑顔になったのだ。
(まあ折角だしこのままでいいか)
ふと思い立って刀はスマホを取り出し、カメラで蛍と戯れている二人を撮っておくことにした。
(綺麗に撮れるかな?)
二人の笑顔と蛍の光が、綺麗に画面に収まった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月25日
参加申し込みの期限
2018年06月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年06月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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