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梅雨のずぶ濡れハプニング
梅雨のずぶ濡れハプニング
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突然の雨に
冬月 詩歌
と
酒浸 朱蘭
が駆けこんできたとき、そのバス停留所にはほとんど人影がなかった。
「今日は雨降らないって聞いたから油断したぜー」
傘を忘れたのは失敗した。お陰で土砂降りにあたってずぶ濡れだ。
朱蘭はやれやれとぐしょぬれになったスカートを絞る。
「人が少ないバス停で雨宿りできたのが不幸中の幸いだな……」
シャツの胸元を開け、お腹に張り付くシャツを引きはがすようにして裾であおぐと、朱蘭のおへそがちらりとのぞく。
「詩歌もずぶ濡れだし人がいないうちに絞っておこうぜ?」
詩歌は水滴が滴る前髪をかき上げることもせず、小さく頷く。
「あぅ……シロも、クロもびしょびしょ、になったの……」
シロとクロは常に持ち歩いている猫のぬいぐるみで、詩歌の大切な友だちだ。この小さな柔らかい友人たちも雨に濡れてぐっしょりとへたれてしまっていたので、詩歌は自分よりも優先して、シロとクロの体を絞ってやった。まるで滝みたいに水が流れ落ち、シロとクロはすっきりしたような顔になった。
それから自分のスカートを絞り、シャツに手をかける。
白いシャツが張り付いて、自分の肌の色が透けて見えた。
薄いおなか。
薄い胸には、シンプルなスポーツブラ。
胸も小学生くらいのサイズで色気のかけらもない。
そんなことを取り留めなく思っていると、朱蘭が驚いたような声を上げた。
「ってあれ? 人がなんか増えてきたようなってめちゃくちゃ来たー!?」
いったい何が起ったのか、急に人が増えている。
しかも彼らはじろじろと不躾に詩歌と朱蘭を視姦している。
「さ、酒浸さん、人がいっぱい……」
もともと恥ずかしがり屋な性格である上に、雨に濡れて服がスケスケになっているのを見られるかもしれない状況に、詩歌は頭がパニックになりそうだった。
「や……やばい……あたしだけならともかく詩歌までスケスケで恥ずかしい目に会わせる訳にはいかないぜ!」
視線を彷徨わせるけれど、朱蘭も詩歌もタオルすら手持ちがなく、隠せるものは何もなかった。
詩歌は涙目になり朱蘭の手をぎゅっと掴む。しっとりと濡れた肌はやわらかく、冷たい。その冷たさに心細くなって、人の視線を避けようと朱蘭に寄り添うと、詩歌の目線の位置に、ちょうど朱蘭の胸があった。
「服が濡れて、スケスケ、あの、し、下着付けてな……ひぅぅ……」
「えっあたしなんか下着付けてないんじゃないかって?」
たしかに、濡れたシャツが張り付いた朱蘭の胸は、肌の色が透けて見えていた。ブラのラインや肩紐はどこにもない。しかも濡れたせいで胸のかたちがすっかり露わになっている。
しかし朱蘭は毅然と言った。
「そこは今は重要な問題じゃないから置いておくぜ」
自分のノーブラより、詩歌のスケスケを他の人から隠さないといけない。
そんな使命感に駆られた朱蘭は、せめて正面だけでも隠そうと、詩歌を護るようにぎゅっと抱き着いた。
「はふ……っ」
詩歌の青い瞳が、朱蘭の胸にぽわんと埋まった。
胸も濡れていて冷たい。
それでいてやわらかくて、シャツのほかに、邪魔になるものはなにもなくて……。
(やっぱりノーブラ……きゅううう)
雨に濡れた地面に足が滑った。
「ひゃっ……!」
ふたりはもつれ合って倒れた。朱蘭が下になり、詩歌がその上に倒れ込んでいる。
倒れた拍子に、詩歌の手が朱蘭のシャツの中に潜り込んでしまっていた。
そう、ノーブラの胸をぎゅっと鷲掴みするかのように!
「あ、あぅ……柔ら、かい、じゃなくて、あの、ごめんな……」
「いや、そんなことより」
朱蘭は朱蘭で、詩歌のシャツが捲れあがって、白いスポーツブラが露わになっていることの方が気になっていた。詩歌の柔肌を、ギャラリーの視線に晒し続けるなんてできない! その思いから、詩歌の乱れたシャツを直そうと手を彼女の腹のあたりに這わせる。
「やっ……あわわ……ま、周りの視線が、恥ずかしいの……酒浸さん、た、助けて、なの」
詩歌は頬を染めた。ギャラリーの衆目から逃れようと朱蘭の胸に顔を埋めて悶える。
詩歌が顔を埋め、その胸をぎゅっと掴むと、朱蘭の胸は揉みしだかれたようになってぐねぐねと形を変える。
ごくりっ。
つばを飲む声がいくつも響く。
当たり前だが、ギャラリーたちはさらにガン見だ。
(まいったぜー。更に服が乱れて露出度がやばい事になってるような)
「詩歌……?」
名を呼んで落ち着かせようとしたが、その試みは上手くいかなかった。
「あ、あわわわ……きゅぅぅ~……」
詩歌はキャパシティ以上の恥ずかしさによって、顔を真赤にしたまま気絶した。
常日頃からろっこん『似非バッカスの鬼毒酒』で半分酔っぱらいながら生活している朱蘭だったが、素は真面目なほうで、酔いがさめてくるとこの格好の恥ずかしさに赤くなり、茹蛸寸前といった有様だ。
雨はまだ降り続いている。
服の中に入れられた詩歌の手は朱蘭の胸を掴んだままで、起き上がることもままならない。
(詩歌はいつの間にか気絶してるし!? ギャラリーは見てるし!? ああ! バス、早く来てくれだぜ!)
寝ころんだまま詩歌を介抱しつつ、この後落ち着いたら詩歌と一緒に自棄酒ならぬ自棄ろっこんで忘れようと思う朱蘭であった――。
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あとがき
担当マスター:
網 透介
ファンレターはマスターページから!
大変お待たせしました。
梅雨のずぶ濡れハプニング、お送りいたします。
みなさんのアクションが楽しくて、はっちゃけてくださる方もいて、楽しく執筆させていただきました。
白ワンピと白シャツとクマパンツは正義だと思いました。
ところで、西日本豪雨、大変なことでした。
被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧を祈っています。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月23日
参加申し込みの期限
2018年05月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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