梅雨ですね。
「ぐしょぐしょなの……」
冬月 詩歌が濡れたシャツを絞ると、染み込んだ雨水が滝のように流れ落ちる。
「ひぇー、いきなり降ってきたなぁ。参ったんだぜ」
苦笑いした
酒浸 朱蘭は胸元を大きく開け、シャツの裾をぱたぱたとあおぐ。おヘソがちらちらと見えて、詩歌は何とはなしに目をそらした。
「……!? さ、酒浸さん……!」
ふと、詩歌は気付いた。朱蘭がどうやらノーブラであるらしいことに……いや違う。それも大いに気になるが、そうじゃない。
「な、何だぁ? 何か、見られてるんだぜ……!?」
ふたりが雨宿りに駆け込んだのはバス停で、そこにはなかなか来ないバスを待つ人々がずらりと列を作り、佇んでいたのだ。
無数の不躾な視線が、詩歌と朱蘭の濡れた肌へ直に突き刺さる。
「い、いくらあたしでも、そんなにまじまじ見られるのは恥ずかしいんだぜ……!」
「あうぅ……」
どうする? 逃げる? これ以上濡れるのイヤだし、ガマンしとく? それとも、いっそ脱いじゃう?
その時、神魂がふわりとささやいた。
こんにちは。網と言います。どうぞよろしくお願いします。
梅雨ですね。
あなたは突然、どしゃぶりの雨に降られてしまいました。傘を差す暇もありませんでした。
頭のてっぺんからつま先まで、もちろん下着もぐっしょりです。
全身濡れ濡れのスケスケ状態です。
そんなあなたを見つめる、ギャラリーたちの視線。
その時! 神魂の影響で、あなたはその場を立ち去ることができなくなってしまいました。
(立ち去ってはいけない気分になる。服が引っかかってて動けない。なぜか足が動かない。等なんでも可)
さあ、どうしましょうか?
アクション例:
◇恥辱に耐え、ひたすら時間が過ぎるのを待つ。
◇何か身体を隠す物を探す。
◇パニクる。
◇己の身体に何も恥じるところはない。いっそ見れ!(ストリップ)
◇快・感☆
というわけで、濡れスケ状態をギャラリーに見られまくるお話です。
描写する舞台はどこでも構いません。
見るほうで参加するのもOKです。
ご参加お待ちしています。