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夢のふくびきや
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ふくびき・ホラー、恋愛体験。七峰凛乃 高虎龍獅。
黄昏時の空。荒廃して生き物が端から異形と化した島の街並み。
七峰凛乃と鷹虎龍獅は二人並んで立っていた。
「お!? 見ろよ、あたし達の格好」
凛乃に言われ、龍獅は自分の姿を見回した。
明らかに服が変わっている。しかも特殊部隊の装備にアサルトライフル、マシンガン、携帯式の折り畳みロケットランチャー。
「装備もすげぇぞ!」
凛乃のボストンバッグには銃器と散弾が詰まっていた。
そして、軽く蹴り振ったブーツの爪先と踵には仕込刀が。
「しかしまずいぜ。龍獅。銃と弾ばっかで水も食料も無し、足探しながらズラかるしかねえ。存外話は早ぇだろ?」
歩き始める凛乃。
「いや、待てよ!」
「あっちは待ってくれねぇ。覚悟を決めろ」
「でも、この状況は」
「行くぜ!」
凛乃は迫り来る異形の者へ銃を乱射しながら血風呂の道を切り開く。両手で撃ちまくり、弾切れになったら使い捨てて持ち替える。
「はあっ!」
銃弾を避けて接近してきた異形の者には仕込みブーツで深く刺し、そのまま別の敵へ蹴り抜いてぶつける。
龍獅は彼女の後ろについて、カバーしつつ、撃ちもらしを銃で片付けていくのだが、凛乃は気にくわない様子。
「おい、何やってんだよ」
「だからっ、特殊部隊でカップル、しかも突発的な参加って死亡フラグ役満だわ! 悪意すら感じるわ!」
せめてカップル要素だけでも薄める為少し遠巻きにしていた方がいいかも知れないと考えたのだ。龍獅はこっそり歩調を緩めていたのだ。
「あぁん!? だから距離取ってんのかよ。死ぬ前提じゃねえか馬鹿野郎! 縁起の悪いこと言ってんじゃねぇ! くたばる時以外は離れんじゃないよ、背はきっちり合わせようぜ」
龍獅は諦めたように肩を落とした。それからすぐに凛乃の背中に自分のそれをつける。
「わかった。やってやるよ」
「死が二人を分かつまでってな」
いつの間にか異形の者に囲まれてたが、二人は銃を構えた。
「タイミングを合わせる。遅れんじゃねえぞ、龍獅」
「おうよ。こうなりゃ仕方ねぇ」
「良い返事だ」
直後、同時に引き金を引く二人。
囲んでいた異形を片っ端から撃ち殺し、とにかく走る。
「なんかねえのか? トラックでもなんでも、運転してやるってのに」
「トラックはマニュアル車ってやつだろ!?」
「気合があればなんだってできんだよ! お、あれを見ろ」
凛乃が指を指したのは、荒野の丘に建つ木屋だった。
「食料があるかもしれねえ、行くぞ」
突然、進路を百八十度替える凛乃である。
「おい、待てって」
「ついて来い!」
龍獅は慌てて方向を変える。
「あれはただの木屋じゃなさそうだぜ?」
木屋の近くに看板があり、ナイフとフォークの絵が描かれていた。
坂を駆け上がり、ドアを蹴り破る。
「うっしゃー!」
しかし、
「ち、何もなさそうだな」
「あ、荒れ放題だな」
カウンターテーブルやイスが散乱しているだけだ。こんな世界で営業している店などないことはわかっていたが。
「おおおおお」
店の奥から異形の者が這い出てくる。
それに対し、凛乃はミニマシンガンの銃口を向け、
「たく、こいつらが食い荒らしたか?」
つまらなさそうにマシンガンの引き金を引く。すぐにそれらは動かなくなったのだった。
と、龍獅が木屋の壁に立てかけてあった大型バイクを見つけた。駆け寄って、鍵やエンジンがかかるか、を確認する。
「よし、動きそうだぜ、凛乃」
「お前がハンドルを握れ」
「ああ」
バイクに跨った龍獅の後ろに凛乃が乗って、腹に手を回す。ぎゅっと体を密着させる。
「!! お、おい、凛乃」
「この先の寝子島大橋へ飛ばせ。単車は不良なら嗜みだろ?」
「いや! なんでそんな女の子みたいな乗り方すんだよ」
「彼女っぽいだろ? 雰囲気だよ、雰囲気。ぎゅっとな」
「それはいいとしても、その腹に回した腕の先に散弾銃はやめろよ。あぶねえだろ」
「安心しとけ」
「っ! 事故っても恨むなよ?」
「望むところだー!」
龍獅は勢いよくバイクを発進させた。
「おおおおおお」
木屋に集まりつつあった異形が不気味な声を上げて、襲ってくる。凛乃は進行方向に飛び込んでいるそれらを次々と撃って行く。
「さあオルガンでフィナーレだ。振り返らず全速力、ここまできて海水浴は御免だろ!」
朽ちて崩れかけた大橋の上、残った擲弾筒を追手に撃ち込み、欄干のボルトに散弾銃を乱射崩れる橋の先を駆け抜ける。
龍獅橋を渡り切ったところで、バイクを止める。
全てが終わり、龍獅は凛乃の顔を見つめると戦闘の熱が冷めないまま抱きしめてキスをした。
「死が二人を分かつまでって奴はこういう時に使うんだよ……!」
ニヤリと笑いつつ顔は赤い。軽口はただの照れ隠しだった。
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あとがき
担当マスター:
高城ヒト
ファンレターはマスターページから!
こんにちは、高城ヒトです。
今回はふくびきやの不思議な夢体験をお送りしました。
内容をランダムに決めて頂いたので、こちらとしても色々なジャンルの
お話を書けて楽しかったです。
皆様にも少しでも楽しんで頂けたのなら幸いです。
それでは、またのご参加お待ちしております!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月22日
参加申し込みの期限
2018年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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