夢のふくびきや｜リアクション

夢のふくびきや

アケーチ・タッマーキはふくびきやの中へと入った。
「興味深いお兄さんに勧められたふくびき……がらがらを回すの初体験です……！どんな体験ができましょうか……！」
　後からすぐに、伊藤佳奈、入江みつびも入ってくる。
「おや、もしかしてあなた方も？」
「お店の前でみつびさん……友達と会ったので」
「やってみよってなったんだよね！」
　みつびが楽しそうに言って、アケーチは頬笑む。
「お二人で回すということですか」
　次に入ってきたのは、結城日和。
「ふくびきやさんかぁ……。ふふ、どんな夢体験ができるか楽しみだね神嶋君」
　彼女の後ろからついてきたのは
神嶋征一郎である。
「ふくびきや……。こんな店、星ヶ丘にあったか？　どんな夢体験が出来るのやら」
「君、大したことなさそうって思ってるわね？」
　そう言いながら次に入ってきたのは工藤来夢である。
　彼女に対し、征一郎は息をつく。
「まぁ、正直な」
「確かにそうかもしれないわ。けれど。夢体験、いい漫画のネタになりそうね！」
　次に春山小枝。
「ゆめ、体験…？　ほえー、ガラガラで夢が決まっちゃうんだぁ。お客さん多いし、有名なのかな？」
　そして真境名アリサ。
「どうかしら。日曜日で暇だったので、入ってみたけど、なんだか大繁盛ね」
　さらに八神修が首を傾げながら入ってきた。
「代金はいらない、とは」
　最後に七峯凜乃と鷹虎龍獅。
「だよな。金を取らねぇなんておかしくねぇか」
「あんたら、細かいこと言ってんじゃねぇよ」
　やがて店主によってふくびきのガラガラが運ばれてきた。
　さぁ、順番にふくびきを引こう。

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