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夢のふくびきや
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ふくびき・恋愛体験
アケーチ・タッマーキ
アケーチ・タッマーキ
は鬱蒼とした森の中に立っていた。
振り返れば、石造りの洋館がそびえ立つ。
「なんと、これは」
背中には天使の羽が復活していたのだ。寝子島では消えてしまうというのに。
ふと、全身に鳥肌が立った。ざわざわと不思議な感覚に陥る。
「何か……何かが来ますね……! まさか、こんなところで、絶頂を!?」
しかし、そうではなかった。
頭の中に次々と情報が流れ込んでくるのだ。
天使の羽を持つとは言え、悪魔のような姿をしているアケーチ。強大な力を持つ魔族らしい、と噂が立ち、恐れられ、自ら孤独を選んだという。それが、この世界においてのアケーチなのだった。
「ふっ……。寂しい話ではないですか。一人では、何も」
と、その時、近くの草むらがガサガサっと動いた。
「もうっ、刺があるなんて聞いてないよ」
飛び出してきたのは、少女だった。年の頃は十五、六歳くらい。ピンク色の髪は肩口で揃えられ、頭には真っ白な兎の耳が生えていたのだ。一目でわかった。獣人の娘なのだろう。
「あ……」
アケーチと目が合ったうさ耳娘は一瞬だけ怯えたように後退る。そして、
「……本当にいたんだ」
そう呟いた。
「愛らしいお嬢さん。道に迷われたのですか?」
現状況でアケーチの姿を見て逃走しないのは珍しい。怖がっている面もあるが、好奇心もあるようだ。
「いや…このあたりに、僕の母さんの病気を治す薬草があるって聞いて」
「ほぅ。……もし、よかったら一緒にお探ししましょうか?」
うさ耳娘は目を瞬かせ、
「え、いいの!?」
嬉しそうに声をあげた。本当に困っていたようだ。
うさ耳娘と共に森の奥へと向かったアケーチは彼女の言う薬草を探していた。
「黄色くて小さな花を咲かせるんだって」
「その色合いならすぐわかりそうですが……見つからないですね」
木々の葉が生い茂り、足元はやや暗いのだ。
アケーチは顎に手を当てた。
「この先の草原にいってみますか。様々な種類の花が咲き乱れていますから」
「そんな場所があるの?」
耳をピクッと動かして、キラキラした瞳で見つめてくる。
「一年中、綺麗な場所ですし、高いところにあるので街が見渡せますよ」
「そうなんだ。だから上り坂になって来たんだね」
と、話に気を取られていたその時。
「!」
アケーチの手のひらに小さな切傷が出来ていた。すぐに血が滲んでくる。
「だ、大丈夫? そうだ、この辺りは刺のある植物が多いんだよ」
「油断しましたね」
「見せて」
うさ耳娘はアケーチの手を取って傷を確認すると、少しの躊躇いもなく、傷口を舐めた。
「!」
こそばゆい感覚にびくっと体が震える。
「痛かった?」
「いえ、少し驚い」
そう言いかけたが、上目遣いで見つめられ、何故だかアケーチは急にどぎまぎしてしまう。以前にもこんなことがあったような気がしたのだ。彼女の顔が誰かとダブって見えた。
その間にもうさ耳娘は持っていたハンカチを細長くたたみ、巻きつける。
「心配ないとは思うけど、帰ったらちゃんと手当てしてね」
「ありがとうございます。手慣れていますね」
「そんなことないよ? 僕自身がよく怪我をするから」
不意にアケーチの真っ白な羽に、うさ耳娘が触れた。
「いきなりどうしたのですか?」
「ふわふっわで真っ白で、華麗だね。なんか、好き」
「っ!」
羽を撫でられているアケーチは再び彼女にダブって、今度ははっきり、女性の姿を見た。
「ま、まさか。これは私の過去の記憶?」
失われたはずの記憶の一部なのだろうか。
「ご、ごめん、嫌だった?」
あわてて離れたうさ耳娘、アケーチは穏やかな笑顔と共に頭を撫でた。
「いえ、まったく」
うさ耳娘はきょとんとして、ほんのり頬を染めた。
「そっか、よかった。……噂の魔族さんがこんなに優しいと思わなかったな」
「優しい、ですか?」
「うん! ……あ、あれ?」
うさ耳娘は自分の足元へ視線を向けた。
そこには小さな黄色い花が咲いていた。
「あったぁ!」
どうやら目当ての薬草だったようだった。
「あぁ、良かった……本当にありがとう!」
「とんでもないです。……貴女は、私が怖くないのですか?」
道に迷った人が己を見て、噂の男だと逃げ帰ったことが多々あった。
「だって、こうして僕を助けてくれたじゃないか。噂よりも僕は、今の君を信じるよ」
愛らしく笑う、うさ耳娘。
アケ―チはその眩しさに目を細めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月22日
参加申し込みの期限
2018年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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