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携帯戦記カプセルギア 開幕、トライアングルステージ!
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【キズナ】
「公式イベントだって! わくわくだね、ネオム!」
環 的子
は軽やかに、弾むような足取りで、善場模型店へ向かって歩いておりました。トライアングルステージにて、お気に入りの潮見原重工を存分にアピールしようと、バトルの相手を探すためです。
ね? と笑いかけた『
N.E.O.M.U
』は、この前の
素敵なひと時
のように返事をしてはくれませんけれど、的子にはもちろん分かっています。あの日の続きが訪れたとしたら、ネオムは透きとおる中性的な声で、言ってくれるに違いありません。
私もだよ。マトコ。
「なんだとぉ!? なまいきなヤツだなー!」
「……? なんだろ?」
なんだか剣呑な声が耳に飛び込んできたのは、模型店の看板が大きく見えてきた頃でした。
「ちょっとカプギアがつよくて有名だからって、調子にのってんじゃねーよー!」
「……そんなつもり、ナイけどね」
大柄な男の子たちがふたり。的子よりもいくらか年上のようで、いかにもな不良といった風体ではないものの、どちらもいささか短気な性格のようです。
小柄でやせぎすな背中がクラスメートの
牧 雪人
のものであることは、的子にもすぐに分かりました。
「だから、言ってるじゃん。モンクあるならカプギアで勝負つけようって。それともナニかい? 僕を殴るかい。ま、好きにすればいいけどサ、ほら殴るなら早くしなよ、暇じゃナイんだよ僕だって」
「ぬぬぬぬぬ……!」
きっかけやら経緯やらはさておき、なまいきなヤツ、は当たっているかも。的子は思います。
なにやらケンカのようですけれど、まぁずいぶん昔の不良漫画でもあるまいし、いきなり殴り合いの取っ組み合いが始まったりはしません。それにどうやら、雪人に突っかかっているふたりもまた、ギアマスターであるようです。
それなら話は早いよね、と的子はやけに冷静に、ずいと足を進めました。後から思い出すと、どうしてそんなことができたんだろう、と怖くなってしまうのでしょうけれど……時おりひどく勇猛になってしまう自分が、的子はちょっぴり不思議です。
「やっほー、雪人君。ギアバトルなら、私も手伝うよ!」
「! 環……」
振り向いて、彼が浮かべたどこかバツの悪そうな顔には構わずに。隣へ並んで立つと、的子は手のひらの上のネオムを掲げて、にっこり! 微笑みながら宣言したのでした。
「ギアマスターなら、ギアバトルで決着つけようよ!」
「な、なんだよいきなりお前……! わ、わかったよ、やってやるよー!」
そうしてなし崩しに始まった、2体2のタッグマッチ!
「……なんでわざわざ、首突ッ込ムかな」
「だってクラスメートだし、友だちだもん。放っておけないよ!」
即興のコンビネーションプレイ。けれど的子が雪人と共闘するのは、これが初めてのことではありません。的子は元来目端の利くほうで、バトルにおいて雪人の意図をくみ取るのも、そう難しくありませんでした。
それに、彼がちょっぴり、ほっとした顔をしていることも。
「ネオム、そこ! 相手を近づけちゃダメ!」
相手は重装甲の近接タイプ。ネオムは敵カプギアの振るったロングソードを、ぐり、とあらぬ方向へ腰の関節を曲げて避けると、回転の勢いを殺さず尻尾を薙ぎ払い、間合いを作ります。間髪入れず、口にくわえたマシンガンのトリガーを長い舌で引き絞り、連射!
「器用な真似するね。両手開けとくのは接近戦対策か、サエてる」
「雪人君こそ!」
掴みかかる柔道家のような格闘型カプセルギアの腕を逃れ、ネオムは掌打の要領で相手ヘッドパーツの顎をかち上げると同時に、プラズマカノンを照射! もちろん空中で身動き取れない相手には、雪人の『ボナパルト2』が放つビームスナイパーガンがどぎゅんっと追い打ちを決めてくれました。
「ね?」
そっけなく肩をすくめた雪人にしても、的子の狙いにはすぐに対応してくれるのでした。
「っと! ヤルね、ちょっとばかしさ……!」
不意に接近を許し、ロングソードがボナパルト2のスナイパーガンを弾きます。銃はひゅーんと遠くへ飛び、無防備になったボナパルト2へ剣が振るわれて、
「なんの!」
ネオムの柔軟性はダテではありません。右肩関節がごきりと回転し、後ろ向きにスナイパーガンをナイスキャッチ! そのまま引き金を引き、敵を見もせずに撃ち抜いてボナパルト2のピンチを救うと、銃を投げ返しました。
「……サンキュー。って、言っとくよ。一応ね」
「ふふっ、どういたしまして♪」
バトルは一進一退。けれど的子とネオムは、一歩も退かず!
「ネオム、いくよ! トドメだぁっ!!」
愛機との絆を信じて、戦い抜くのみ!
「はい。これ」
「ん、ありがと!」
彼なりのお礼らしい、ラムネの瓶をぱしんと開けて、的子はそれをひと口。しゅわっとさわやかな泡が、バトル後の心地良い疲労へ染み入ります。
結果は大勝! なかなか見どころのあるバトルとなり、十分に潮見原重工のアピールにもなったことでしょう。あの大柄で短気なふたりにとってもそれなりに実のあるバトルであったらしく、彼らはリベンジを宣言してから、ちょっぴり照れくさそうな笑顔で去っていきました。大事にならなくて良かったと、的子はその背中を見送りながら、ほっと胸を撫で下ろしたのでした。
「楽しいバトルだったね。あ、そうだ……雪人君?」
頑張ってくれたネオムの汚れを丹念に拭いながら、ふと。思うところがありました。
「なに。環」
「聞いてもいいかな。単純に気になったんだけど……」
手のひらや指先から伝わる、自分とネオムの絆を思うとき。自然と、気になることがありました。
「ボナパルト『2』ってことは……初代型、とかあったの? ただのボナパルト、それともボナパルト1とか? そういうのが、前に……」
はっとして、的子は思わず口をつぐみました。雪人の表情は変わらないのに、どこか明かりが陰ったように見えたので。
「えと、ごめん。答え辛かったら、言わなくてもいいよ」
「……あいつは、プロトタイプだから」
聞いたことのない声のトーンに、手のなかのネオムを少しだけ強く、きゅ、と握りました。
「今はもう、いないから」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月14日
参加申し込みの期限
2018年05月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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