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【中間テスト】明日のためにペンを持て!
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◆三日目:休み時間
英語が終わって、休み時間。
講堂の外に出てリフレッシュしていた修は、ちょうど
七夜 あおい
と居合わせた。
するとあおいは、ほんの少し声を潜めるようにして、
「修君も、落書きがバトルしてるの見た?」
「ああ、見たよ。あれもテストが終わった後だったら、楽しいだけだしいいのにな」
そうだね、とあおい。
「次もまた落書きがバトルしはじめたらどうしよう」
さっきは邪魔もされちゃったし、とツインテールをつまんでいじって、あおいの表情はちょっと落ち着かなさげ。
そんなあおいをリラックスさせるようと、修はくすっと笑ってみせた。
「集中して頑張れば大丈夫だよ。そうだ、先手を打って、落書きを妨害するための落書きを描いておいたらいいんじゃないか」
その手があったねと、大きな瞳をぱちくりさせるあおい。
そんなこんなで話しているうちに、そろそろ席についておかないとまずい時間になるのだった。
◆三日目二限目:美術
テストというものは、勉学の習熟度を測るものだ……と、
旅鴉 月詠
は考える。
だから授業を真面目に聞き、自身の知識としてインプットしていけば、テストなんてものは問題はないはずなのだ。
まあ、みんな頭の中では、そう思っているはずだ。実際にやってみるのが、中々難しいというだけで。
しかして、それをやるのが月詠という人種である。
それは今回のテストでも同様で、そんなこんなのうちに解き終わっていた。
見直しに移行した月詠の目の前を、バカデカいアメリカンバイクに乗ったサンマさんが駆け抜けていった。
かと思うと、その反対側から、火炎放射器を持ったうさぎがやってくる。
一瞬にして、机の上が世紀末じみた戦いの場へと変貌する。
驚くでもなく、戸惑うでもなく、その様子を観察する月詠。
(……テストを妨げる者がいるようだな)
解いている間は気づかなかったが、どうやら落書きが動き回っているようだ。
軽く思案する月詠。解答中は気付かなかったことを考えると、集中していれば気付かないし、影響もない。逆に集中できないと……と考えて間違いないはずだ。
今しも目の前で繰り広げられている戦いからすると、戦いの決着をつけてやればいいのだろう。
ならばそこに手を加えてやるのは、もう当然の流れとして。
落書きのモチーフ、何にしようか。
◆
三宅 葉月
は、淡々とテストを解いていた。
着ているのは、ゴシック統一の私服ではなく制服だ。学校なのだから、それ自体は当たり前。
アンティークドールか、森に住まう精霊のような印象はそのままに、制服姿でテストを受けている。
それは少しだけ、現実感が希薄になる光景だった。それこそ、そういう風にあつらえられた作り物のように。
(……)
淡々とテストを解く手が、時折止まる。
解答に悩んでというよりはむしろ、魂がどこか遠くへと離れていっているかのように。
テスト中というのは、常の授業時間にも輪をかけて静かだ。先生は無言でただ見回りをするだけだし、窓越しに体育の授業の声が聞こえてきたりもしない。
だからだろうか、時折、これからについての不安がよぎる。
祖父の庇護を失って、父の妨害はこれから本格的なものになる。
進路は決まっていて、すでに留学へ向けた準備も進めている。
けれど、立ちはだかる壁に、止まらないでいられるのだろうか。
そうして時折筆を止めつつも、葉月はあらかた問題を解き終えた。
見直しをするわけでもなく、ぼんやりする。
そのうちに、手持ち無沙汰からか、それとも単なる気まぐれか。
問題用紙の余白に、絵を描いた。
繊細なタッチで描くのは、花や、葉や、枝を、アクセサリーのように身につけた貴婦人。
森の精霊の女王の絵だった。
絵の出来に満足するでもなく、眺める葉月。
すると絵がするりと問題用紙を抜け出して、動き始めた。
視線を向けてみれば、他にも落書きが動き出して、戦いを繰り広げている様子。
精霊女王を、影が覆う。
ひときわ大きなドラゴンのような、悪魔のような、そんな落書きが目の前に居た。多くの小さな落書きたちを、脇に従えて。
影静かにその巨体を見上げ、そして精霊女王は
一歩を踏み出す。
軽やかに、そして力強く。
前を見据えて、一歩を。
その背中に、自分のこれからを見たような気がして。
そう遠くない未来に、葉月は思いをはせる。
◆
この騒動には、彼が適任だろう。
月詠が描いたのは、我らが熊吉先生の落書きだった。
筆圧で濃淡を表現した先生は、落書きと呼ぶのも憚れれるほどにリアルで力強い。
あとはフジコ先生も描けば、もはや怖いものなど何もない……などと考えていた月詠の目の前を、一つの落書きが駆けていく。
森の精霊の女王のような姿のそれは、すでに何度も他の落書きとバトルしていたのだろう。
花はちぎれ、枝は折れ、葉は焼けて。
それでも、バトルに明け暮れる落書きたちに立ち向かっていた。
ふむ、と少し考える。
さらさらと描くのは、大きな雄鹿や、節くれだった体の樹人に、さえずる鳥たち。
「女王には、お付きの者が必要だろう」
小さく囁やけば、森の従者たちは女王のもとへと向かっていった。
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
23人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月27日
参加申し込みの期限
2018年05月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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