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夢渡り
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●
三宅 葉月
の夢
「あなたは最近、どんな夢を見ましたか?」
そう尋ねられ、葉月は夢見るようなまなざしで話し始めた。
「私の、見た夢は……」
その日見た夢は、なんとも不思議な夢だった。
気が付けば、強い光が私を包んでいたの。
差し込む光は眩しくて、目を開けていられない。
私は思わず瞳を強く閉じたわ。
光が弱まってようやく瞼を開くと、
目の前にいたのは見覚えのある髪形、顔、ドレスの……
もう一人の、私だった。
正確には、鏡の向こうの自分。
よく似た髪形、よく似た顔立ち、よく似た服ではあるけれど、
じっくり見れば左右が反転しているの。
どうやら私は、四方を鏡に囲まれた空間の中にいるみたいだった。
四方はもちろん、上も下も全てが鏡。
眩しい光がどこから差したのかもわからなくて、
私は最初は戸惑い鏡を見たけれど、向こうの私も何にも言わない。
しばらく眺めているうちに、やがて鏡の向こうの自分と
“いま、ここにいる”自分との動きが
微妙にシンクロしていないことに気づいたの。
手を振ってみる、まばたきをしてみる、つまさき立ちをしてみる。
何をしても向こうも真似するけれど、全てほんの少しだけ遅れてついてくる。
もしかすると……と思いついた私は、
鏡に近づいて、そっと鏡の表面に手を触れてみた。
次の瞬間、鏡はまるで水面のような波紋を起こして私の腕を飲み込んだの。
私も、何にも抵抗せずにそのまま足を進めた。
まるで鏡の向こうにいる自分に誘われるかのように。
鏡の先は、全てが反対の世界。
もう一人の私だったはずの彼女は、見た目は私にそっくりだけれど
しかし着ている服も性格も、瞳の色まですべてが正反対。
きらきら輝く瞳を私に向けて、愉快そうに高らかに笑う。
陽気を絵に描いたような彼女も、ハヅキと名乗っていたわ。
ハヅキは陽光の精霊を思わせるような容姿だった。
服装はいたってシンプルで活動的。私のワードローブにはないレパートリー。
どちらかというと表情の動きが少ない私とは対照的に、
ハヅキの表情はよく動き、瞳の色はその熱量を表すかのような燃えるオレンジ色。
まったく正反対の私達だけれど、不思議と気は合っていて、
いろんなことをお話ししたわ。
しばらく話したところで、ふとハヅキは
この世界に閉じ込められて幾星霜になると言った。
もういつからここにいるかはわからないけれど、
この世界を覆う鏡の牢獄を破壊して
外へ出ることを諦めていないのだという。
その彼女の燃えるような決意を秘めた目が美しくて、
私はつい、言ったの。
私も手伝いましょうか、って。
私は彼女を手伝って、鏡の牢獄を破壊したわ。
普段はそんなこと絶対にしないのだけど、
もしかしたらハヅキの目の中の炎が、
私にも燃え広がったのかもしれない。
きらきらの鏡をこなごなに砕くのは……
ちょっと、楽しかったかも。
そうして牢獄を出た後、私はハヅキに尋ねたわ。
これから、どうするの、って。
もう少し一緒にいたい気もしたし、ここでお別れだって予感もしてた。
ハヅキは私と同じ顔でにやっと笑って、私は私の道を行くって言ったわ。
だから、私達はやっぱりここでお別れ。
「というところで、目が覚めたの」
葉月が話し終えて顔を上げると、
ついさっきまでいたはずの彼らの姿が消えていた。
「あら……彼らも、自分の道を探しに行ったのかしらね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
白丸 あこ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月20日
参加申し込みの期限
2018年04月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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