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夢渡り
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●
旅鴉 月詠
の夢
「あなたは最近、どんな夢を見ましたか?」
そう尋ねられ、月詠は少し考えてからこう答える。
「そもそも夢というものは、
内容だけ考えれば時に突飛なものであるが、
その実、脳の記憶の整理であったりするものだ。
だから、己がいつか見たことがあるものが主に登場するし、
見たことがないものは鮮明には現れない」
達観した様子で滔々と述べる月詠の言葉は
浪漫の欠片もない……と思いきや、月詠はさらにこうも述べる。
「見たい夢を見ようとするなら、
枕元に見たいものを置いておく、というおまじないがあるよ」
淡々としているように見えて、案外とノリは悪くないらしい。
あなたの見た夢の内容が知りたいのだと再度問えば、
月詠は、そうか、と一言つぶやいてゆっくりと話し出した。
その日見た夢は、何とも不思議な夢だった。
私がいたのは、たぶんシーサイドタウンだと思う。
『だと思う』というのは、どうにも見たことのない壁があってね。
シーサイドタウンにあんな壁があったか定かではないんだが、
ちょうど米国のちょっとした路地裏にあるような、
ストリートバスケでもできそうな大きな壁だった。
コンクリート打ちっぱなしで、なんともみすぼらしい色をしていてね。
気づけば、私はその壁を白く塗っていた。
いつの間にか必要な道具はすべてそろっていたし、
特に不思議に思うこともなかったけれど、今思えば明らかに夢って感じだね。
まあとにかく、私はそうやってコンクリートの壁を真っ白にしたわけだ。
乾燥を待つまでもなく壁に塗ったペンキはあっという間に乾いていたし
仕上がりは上々。これなら、きっといい絵が描けると思った。
ペンキを塗るローラーを筆に持ち替えて、
さて何を描こう、なんて考える間もなく手が勝手に動いていた。
気が付いたら、大きな門を描いていたね。
アイアンアーチゲート、というのかな?
ほら、よく英国式の庭で見るやつさ。優雅なやつ。
あれを描いて、つるバラとかも巻きつけたりして、
ちょっとおしゃれなイングリッシュガーデン風にしてみたんだ。
そうしたら、壁に描いた門だから悪戯のつもりだろうか。
門扉が細く開いてね。門の中からウサギと女の子が出て来たんだよ。
たぶん彼女はアリスという名だと思うね、私は。
もちろん、ウサギを追いかけて走り去って行ったよ。
そのあともう一度門が開いて、次に出てきたのは帽子をかぶった男だった。
……あれはおそらく帽子屋だと思うんだけど。
彼が丁寧に私に頼むのを聞くと、
『アリスはそのうち戻ってくるから、お茶会の用意をしてくれないか』
とのことだ。
そこで私が手にした絵筆をささっと振ると、
門の側には白いクロスのかかったテーブルが現れた。
更に私はその上においしそうなティーセットを描いたね。
淹れたての香り高い紅茶、ミルクもシュガーもハニーも揃えておく。
アリスが好むお菓子がわからないから、
どんなお菓子が好みだろうと用意したのは焼きたてのクッキーだ。
お茶会の用意が整ったところで、ちょうどウサギを捕まえたアリスも戻ってきた。
そうしてみんなでなんでもない日おめでとう!
とパーティを楽しんで、門の中に帰っていったよ。
いやあ、実に賑やかだった。
と、そこでパーティの余韻に浸っていたら、なぜかテオがやってきてね。
私の顔を見て溜息を吐くと、急に猫パンチをしてきて
…………そこで目が覚めたんだ。
「まあ、だいたいこんな感じかな。
夢の記憶なんて曖昧なものだし、場面場面は飛んでるし、
なにかの参考になるかもわからないけれど……おや」
月詠が笑いかけた時にはもう、尋ねてきた彼らは消えていた。
ついさっきまで、そこで面白そうに話を聞いていたというのに。
「……やれやれ、彼らも夢の住人だったのかな」
月詠はちょっと笑って、街の方へと歩き出した。
壁の落書き消しついでに絵を描くことはたまにあるけど
機会があったらまた描いてみようと、月詠は思う。
流石にファンタジーな門を描いてひっかかる人はいないだろうけど
なんとなく夢があるのも悪くない。
ふと、思い立ってタロット占いをしてみる。
本日の暇タロットカードは星。
希望、閃き、願いが叶う……か。
「直感を信じて描きたいものを描けということかな?」
では、本日のお題はなんにしようか、と。
楽しげに鼻歌を歌いながら、月詠は歩き出したのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
白丸 あこ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月20日
参加申し込みの期限
2018年04月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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