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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
全力疾走！ 寝子島横断三人四脚駅伝！（最終区間）
最終区間のスタート地点では、ウォーミングアップを終えた選手達が既にスタンバイ完了している。もうじきここに第三区間の走者達が来る予定となっているからだ。
「来たな」
第三区間の走者が見えたところで鎌八 まもるがそう呟く。どうやら第三区間の1位は彼が所属している【鹿】チームであるようだった。
「最後のオレ達が気合いいれねぇとあいつらの頑張りが水の泡になっちまう。あとポニテも」
果たしてポニテが水の泡になるとはどういう事だろうか。そんな事を言っているまもるはスパイダーマンコスプレをしているのだが、発言が若干怪しい所為でヒーローに見えなくなりそうだ。
「みんなつないだ、タスキ！ 責任、重大！ 鹿チームに、幸運を、チュックマイマン！」
言葉こそたどたどしい日本語だが、気合十分である事は伝わってくる。そんなシダ 美穂戸は鹿の格好のコスプレをしているようだ。恐らくは自らのチームに絡んだコスプレなのだろう。
そして、いよいよ1位である【鹿】チームの到着だ。バトンが手渡され、最終区間の走者達が走り出す。
「おつかれさん、後は任せろ！」
走り出す前に第三区間の走者達へと龍目 豪が労いの声をかけた。海賊のコスプレをしているもののとても爽やか印象だ。
豪の声かけによりウォーミングアップの際に準備運動を入念にしていた【鹿】チームは、走り出しもとてもスムーズなように見受けられる。
「よし。じゃあ、声を出して合って行くぞ」
「うん！ まもる、ごう、力あわせる、がんばろう」
「息さえ合えば体力自慢の3人だからな。トップでゴールも夢じゃねぇ」
真ん中に位置している豪が出発の合図を出すと、一歩一歩丁寧に【鹿】チームが走っていく。果たして先頭を守り切れるだろうか。
「来た！ 結構ギリギリだな」
そう声を上げたのは第三区間の2位である【猪】チーム所属の新田 亮だ。コスプレ衣装は虫取り少年のような物で、麦わら帽子にオーバーオールを着ている。
亮が行った通り、【猪】チームは2位ではあるようなのだが3位である【蝶】チームとの差は殆どない僅差だ。しかし、それと同時に1位である【鹿】チームとの差も挽回可能な範囲に収まっているのだから、悪いタイムというわけではないだろう。
「やっぱり花嫁衣装で走り回るのは厳しいかも……」
そんな風に呟くのは亮と同じく猪所属の水上 桜である。彼女は今年の三人四脚駅伝がコスプレ推奨と聞いて、猫を模した花嫁衣裳を着て来ていたのだが本人が思っていた以上にどうにも走り難いようである。
だが、そんな事を桜が考えている間にも第三区間の走者達は走り続けており――そして、今、バトンが渡された。
亮と桜に七夜 あおいを合わせた3人が息を合わせて走り出す。
「よし、行こう」
「慌てないでまずは合わせよう！」
「声を合わせるよ。1、2、3！」
亮が声をかけると、桜とあおいがまずは息を合わせるべく声を出していく。その甲斐あってか【猪】チームは順調に走り出して行った。
「焦らずに、着実に獲ることを優先して」
【猪】チームと僅かにだけ遅れている【蝶】チーム。2位と3位の2チームが最終区間のスタート地点に来る直前まで椎井 莉鳥は一緒に走るメンバーである鳴鏡院 総悟と緒方 御幸と共に方針を話し合っていた。
今回の最終区間のルールはやり方次第では十分に逆転できる要素がある。重要なのはやはり猫のぬいぐるみに対するアプローチと妨害をしてくる爺ズの対応の仕方だ。
2位とは僅差とは言えども、現在のところ3位。逆転をする為にどうするか。莉鳥はギリギリまで考えていたのだ。
そして、今、【猪】チームに僅かだけ遅れるようにして【蝶】チームが走り出して行った。これで全ての最終区間チームがスタートを切った事になる。
「最初は落ち着いて行くわよ」
「オッケー」
「解った」
三人四脚であるこの駅伝は必然的に二人と合わせる事になる真ん中が重要となる。そして、【蝶】チームではそこに莉鳥が入っていた。
莉鳥は女子ではあるものの陸上部員という事での選出だ。それに全体の方針についても彼女が考えているところが多いという事もある。
さぁ、泣いても笑ってもこの区間で最後。果たして最初にゴールをするのはどのチームなのか。鹿が逃げ切るのか、それとも猪、そして、蝶が逆転するのか。
各チームの方針はどうなっているのかにも注目が集まるところだろう。最終区間はまだまだ始まったばかりだ。
「来たな」
第三区間の走者が見えたところで鎌八 まもるがそう呟く。どうやら第三区間の1位は彼が所属している【鹿】チームであるようだった。
「最後のオレ達が気合いいれねぇとあいつらの頑張りが水の泡になっちまう。あとポニテも」
果たしてポニテが水の泡になるとはどういう事だろうか。そんな事を言っているまもるはスパイダーマンコスプレをしているのだが、発言が若干怪しい所為でヒーローに見えなくなりそうだ。
「みんなつないだ、タスキ！ 責任、重大！ 鹿チームに、幸運を、チュックマイマン！」
言葉こそたどたどしい日本語だが、気合十分である事は伝わってくる。そんなシダ 美穂戸は鹿の格好のコスプレをしているようだ。恐らくは自らのチームに絡んだコスプレなのだろう。
そして、いよいよ1位である【鹿】チームの到着だ。バトンが手渡され、最終区間の走者達が走り出す。
「おつかれさん、後は任せろ！」
走り出す前に第三区間の走者達へと龍目 豪が労いの声をかけた。海賊のコスプレをしているもののとても爽やか印象だ。
豪の声かけによりウォーミングアップの際に準備運動を入念にしていた【鹿】チームは、走り出しもとてもスムーズなように見受けられる。
「よし。じゃあ、声を出して合って行くぞ」
「うん！ まもる、ごう、力あわせる、がんばろう」
「息さえ合えば体力自慢の3人だからな。トップでゴールも夢じゃねぇ」
真ん中に位置している豪が出発の合図を出すと、一歩一歩丁寧に【鹿】チームが走っていく。果たして先頭を守り切れるだろうか。
「来た！ 結構ギリギリだな」
そう声を上げたのは第三区間の2位である【猪】チーム所属の新田 亮だ。コスプレ衣装は虫取り少年のような物で、麦わら帽子にオーバーオールを着ている。
亮が行った通り、【猪】チームは2位ではあるようなのだが3位である【蝶】チームとの差は殆どない僅差だ。しかし、それと同時に1位である【鹿】チームとの差も挽回可能な範囲に収まっているのだから、悪いタイムというわけではないだろう。
「やっぱり花嫁衣装で走り回るのは厳しいかも……」
そんな風に呟くのは亮と同じく猪所属の水上 桜である。彼女は今年の三人四脚駅伝がコスプレ推奨と聞いて、猫を模した花嫁衣裳を着て来ていたのだが本人が思っていた以上にどうにも走り難いようである。
だが、そんな事を桜が考えている間にも第三区間の走者達は走り続けており――そして、今、バトンが渡された。
亮と桜に七夜 あおいを合わせた3人が息を合わせて走り出す。
「よし、行こう」
「慌てないでまずは合わせよう！」
「声を合わせるよ。1、2、3！」
亮が声をかけると、桜とあおいがまずは息を合わせるべく声を出していく。その甲斐あってか【猪】チームは順調に走り出して行った。
「焦らずに、着実に獲ることを優先して」
【猪】チームと僅かにだけ遅れている【蝶】チーム。2位と3位の2チームが最終区間のスタート地点に来る直前まで椎井 莉鳥は一緒に走るメンバーである鳴鏡院 総悟と緒方 御幸と共に方針を話し合っていた。
今回の最終区間のルールはやり方次第では十分に逆転できる要素がある。重要なのはやはり猫のぬいぐるみに対するアプローチと妨害をしてくる爺ズの対応の仕方だ。
2位とは僅差とは言えども、現在のところ3位。逆転をする為にどうするか。莉鳥はギリギリまで考えていたのだ。
そして、今、【猪】チームに僅かだけ遅れるようにして【蝶】チームが走り出して行った。これで全ての最終区間チームがスタートを切った事になる。
「最初は落ち着いて行くわよ」
「オッケー」
「解った」
三人四脚であるこの駅伝は必然的に二人と合わせる事になる真ん中が重要となる。そして、【蝶】チームではそこに莉鳥が入っていた。
莉鳥は女子ではあるものの陸上部員という事での選出だ。それに全体の方針についても彼女が考えているところが多いという事もある。
さぁ、泣いても笑ってもこの区間で最後。果たして最初にゴールをするのはどのチームなのか。鹿が逃げ切るのか、それとも猪、そして、蝶が逆転するのか。
各チームの方針はどうなっているのかにも注目が集まるところだろう。最終区間はまだまだ始まったばかりだ。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2018年04月28日
- 参加申し込みの期限
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- 2018年05月05日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2018年05月05日 11時00分
