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☆おじさんと女子高生
黒毛の狼獣人
シツ・カラスマ
は、交易所で思い切って一張羅以外の服を換金しました。
「寝子島から流れてきた服に興味が湧いたもんで、本場へ買いに出てきたのさ」
おしゃべりが盛り上がっている店主たちの邪魔をしてもいけないと、はやる気持ちのままに店を出てきましたが。
(そういや売ってるお店ってどこだろうか、今着てるのも名前がさっぱりわからん)
「というわけで服の事を知ってそうな人が来るまでもう少し稼いでおこう」
と、歌と踊りに精を出していました。
和風っぽさのある無国籍・民族系の不思議な歌と踊りです。
そこへ、女子高生の
神足 うるう
が通り掛かったのでした。
(来たじゃん来たじゃん、目新しい服の別嬪さん)
シツは踊りを止め、うるうに声をかけました。
「やーやー、こんにちはお嬢さん。ちょいと外、付き合って貰えないかな?」
気さくに声をかけたシツに対し、うるうの第一声は冷たいものでした。
「ナンパなら他を当たって下さい」
ストレートの髪の美少女であるうるうはこうして声をかけられることは珍しくないのですが、仏頂面と態度から漂う威圧感に、皆退散してしまうのでした。
「いや、ナンパってわけじゃ……」
「しつこいと悲鳴あげますよ? 前科者にはなりたくないでしょう?」
(いきなりのお誘いだからか、ものすっごい辛辣だな)
しかしシツはめげませんでした。
「別に遊んでくれってんじゃなくて、こっちの服買いたいんだけどお店も買い方もさっぱりでさ。一つ、人助けと思って、お願い!」
うるうはシツを眺めまわしました。
(でかいわね……)
シツの身長は203cm。威圧感はないのですが、最初の印象はやはりそれです。
(見かけ軟派なオッサンだけど、本当に困ってそうね)
悪気はなさそうだと判断したうるうは答えました。
「助けを求められたのを見捨てるのは気分が悪いから、助けるわ」
シツの顔が輝きます。
「ありがとな! 俺は
シツ・カラスマ
。剣士だ、よろしく!」
「……
神足 うるう
。高校生よ。よろしく」
「早速だが店を教えてもらえるかな」
「そうね、このあたりだと……」
「おー、これが寝子島の服の店か!」
初めて見るたくさんの珍しい洋服に、シツは目を輝かせました。
「これはなんて言うんだ?」
「ショートパンツね。半ズボンとも言うわ。これ履く気なの? 年を考えなさい」
相変わらず辛辣なうるうですが、シツは平気です。
「動きやすくてよさそうなんだがな。じゃあ俺にはどんなのが似合うと思う」
「あずき色のジャージとか似合うんじゃないですかね」
投げやりに言われても、素直に反応してしまうシツです。
「そうか、ジャージってどれだ?」
「これよ。……着てみるまでもなくダサイからやめたほうがいいわ」
「そうか……」
凹みつつ、すぐに立ち直ります。
「このカジュアル系っての? どれも便利でいい格好」
「ジーンズなら無難ね」
「こっちのシャツもいいな」
試着したシツは感想を聞きます。
「馬子にも衣裳という言い回しがあるんですよ」
「どういう意味?」
「馬子は馬の世話をする下働きの人のこと。どんな人間でも身なりを整えれば立派に見えるってことです」
「それ、褒められたのかな。よし、それじゃ買おう」
シツは嬉しそうに財布を取り出します。
「レジはそっちです。ちゃんとお金あるんでしょうね?」
「さっき換金してきたよ」
いろいろ買いこんで、次の店に移動します。
「この服どうだろうね?」
「まあ、センスは悪くないわね」
(というか精神的にタフね……)
変なおっさんだと思いつつ、相手のペースで振り回されることがなぜだか嫌ではないと思えるうるうです。
「ありがとうお嬢さん、次はこっちの服着てくるよ」
シツのほうもうるうの返す刀の鋭さに苦笑いしつつも、心は晴れやかです。
一日使って沢山お買い物をして。
(懐具合は大丈夫なのかしら?)
余計なお世話ながら気になってしまいます。
「ふー、腹減ったな」
シツがふと呟くと、ふいっとうるうが屋台へ向かいました。
「えっ?」
戸惑いながらシツが後を追うと。
「はい、お疲れ様」
屋台で買ったたこ焼きを差しだしているうるうの仏頂面は、シツには少しだけ優しく見えました。
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担当ゲームマスター
茄子りんこ
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月10日
参加申し込みの期限
2018年04月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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