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あなたの秘密を教えて
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朝っぱらから男子生徒の叫び声が轟いた、その日の放課後。
今日も今日とてきららは誰かの秘密を探るため、学校中を練り歩いていた。
既に何人かの秘密を入手したようで、小さくスキップしながら、器用にも手帳に何か書き込んでいる。
「うふふ、皆さん素晴らしい秘密をお持ちです。そろそろ他の皆さんにも教えなくては!」
「待ちな」
きららが入手した秘密を流そうとしたその時、昭和の香り漂う風貌をした一人の女子生徒が現れた。片手にはバットを携えている。
「あんたが日光瀬きららかい?」
「ええ、そうです。あなたは
桜崎 巴
さんですね。あら、そのご様子だと……これからカチコミのご予定かしら」
「いいや、あんたに協力してやりに来たのさ」
「まあ、それは素敵! それでは、あなたの秘密も教えていただけるのですね!」
巴の顔に触れ、教えてと言い10数える。この手順を経て、きららはろっこんを発動させた。
「こう見えてあたしも、知識に飢えている人間でね。勉強は、ひと目につかない所で結構真面目にやってるのさ」
これが巴の秘密であった。
「うふふ、わたくしと同じです。しかし……こう言っては失礼かもしれませんが、少し意外でした」
「あたしは人間の価値ってのは生み出す情報量だと信じてるからね。紀元前から今まで、可能性が低いはずのものを知ったり作ったりすること、すなわち情報理論的な意味で情報量の高い事柄が偉業とされてるのは変わってないだろ?」
「ええ、その通りですね」
「無論、あたしもそういう偉業がしたいわけだが、何が偉業になりうるかを知るには勉強が必要だからね。あたしが平穏を乱すのが好きなのも、それが本来なら得られない、情報量の高い情報を生むきっかけとなるからさ」
「まあ……とても素晴らしい志をお持ちなのね」
きららは巴に拍手を送った。
「それほどでもないさ。そんなわけで、同じ知識を求める同志として、あんたに興味がある。だから同行させてもらえないかと思ってね」
「もちろんです! 同じ知の探求者として、共に参りましょう!」
「僕もご一緒していいかな?」
そこにひょっこり現れたのは
晴海 飛鳥
だ。
にこにことフレンドリーに近づいてくるその様子に、きららは早とちりし、
「ひょっとして、あなたもわたくしに秘密を教えてくださるのかしら!」
と、勢い良く飛鳥に手を伸ばした。
「うわ、いきなり?」
たじろぎつつも、飛鳥はこうなることを予想していた。ろっこん『ソリッドボイス』の発動のために持っていたのど飴を舐める。
それから「ダメ」と口にすると、その声は言葉の形をしたブロックに変化し、飛鳥の口から飛び出した。
当たると痛いというそのブロックは、至近距離にいたきららの顔面に思いっきりヒット。
「あいたっ」
きららは鼻の頭を抑えて、涙目になった。
「それは、あんたのろっこんかい?」
「そうだよ」
またも飛鳥の口から、言葉の形に変化したブロックが飛び出す。
巴は持っていたバットで上手くいなした。
「おっと、気をつけておくれよ」
飛鳥はジェスチャーで、ごめんごめんといったような素振りをした後、携帯電話を取り出し、メモ帳機能で
『効果が切れるまではこれで会話するよ』
と打ち込み、巴ときららに見せた。
『きらら君、痛い思いさせちゃったかな。ごめんね。でもいきなりはびっくりするよ』
「そうですか……こちらこそ驚かせてごめんなさい。それでは、あなたの秘密は教えていただけないのですね……」
『いろんなことが片付いたら、教えてあげてもいいかな』
「本当ですの!? 約束ですよ!」
きららと飛鳥は笑いあった。
『それじゃあ、誰の秘密から聞きにいく?』
「あんたはソレが目的なのかい?」
巴は探るような目を飛鳥に向けた。
『そういうつもりがないわけではない、かな』
誰かの秘密を聞いてみたいという目的も多少なりともあったのだが、飛鳥の目的は、もっと他にあった。
広めるべきではない秘密を広めさせないように窘めるため、そしてその秘密の流布が原因で起こるであろう危害を防ぐためであった。
きららの手前、口には出さない、もとい文字には起こさないが。
「ええと、一先ず今まで教えていただいた知識を他の皆さんにもお披露目しようと思うので、少々お待ちください」
きららが携帯を取り出し、操作をし始める。
それを止めようと、飛鳥も同じように携帯を操作するが、やはり会話する時のようにスムーズにはいかない。
飛鳥が文字を打ち終わるよりも早く、巴が、まあ待ちな、と制止に入った。
「何故ですの?」
「情報は整理してこそ価値がある」
「と言いますと?」
「折角の情報を、ただ垂れ流しにするのは勿体無い。整理することによって、情報の精度が上がることもある。その方が、あんたの言う『皆さん』に親切だと思わないかい?」
「それもそうですわ! しかし……知識を貯めこむのは得意なのですが、そういった類のことは苦手で……」
「後であたしがコツを教えてやるさ。それまではその秘密は大事にとっておきな」
一時的にではあるが、どうやら秘密が広められるのは防げたらしい。
それに一安心した飛鳥は、きららに気取られぬよう、こっそりと巴に画面を向けた。
『もしかして、君もきらら君を止めるのが目的?』
「まあ、そんなところかねえ」
口ではそう言っていたものの、巴の本当の目的はそんなところにはない。
巴は誰にも知られることなく、隠し持っていたレコーダーをひそかに起動させていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
敷石しじみ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月23日
参加申し込みの期限
2013年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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