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いざ特売という名の戦場へ
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●特売で得たもの
朝比奈 岳人
と
緋紅朱 赫乃
は一緒に映画を見た後、街のなかをゆっくりと歩く。映画の感想を話しながら歩き続ける2人。岳人はだんだん人が増えてきたのを感じて、人混みと彼女との間に垣根となるように自然に移動する。人の流れを目で追うと、スーパーマーケットへ向かっているようだ。どうやら特売中らしく、セールのチラシが貼られている。
「人が、多い、ですね……」
「特売だからね」
「特売って……なん、ですか?」
「とても安く食料品を売っているんだ」
岳人の話を聞いて改めて店のほうを見る赫乃。興味深そうに人々を眺めている。岳人にはそんな彼女の姿が新鮮に感じられた。
「私の買い物って、基本的に、予約とか……ゆっくりと、するものだから、こんな激しいの、は、初めて、見ました」
「そうか」
(ちょっと緋紅朱さんには危ないかな)
赫乃を特売に連れて行くのは憚られるが、1人暮らしの岳人は特売が凄く気になる。
少し考えたのち、赫乃にこう告げた。
「緋紅朱さん。少しの間、この安全な場所で待っててもらっていいか?」
赫乃が小さく頷くと、岳人は特売の荒波へと飛び込んでいった。
岳人は人の流れを読んで体を滑り込ませて移動する。
(正面から行くと他の客がよろけてしまうからな)
そうして奥へ奥へと進む。目当てのものは米(20kg袋)とじゃが芋(箱)。目的の場所へたどり着くとそれらを担いだ。周囲の客はカートに乗せているが、これだと身動きが取りにくい。だから担ぐことで人と人の間を縫って移動できるようにする。
(先輩? ……わ、わ……すごい、勢い)
赫乃は飛び込んでいった岳人を見守っていた。その後ろ姿を見て心の中で声援を送る。しばらくして、岳人が米と芋を抱えたまま戻ってくるのが見えた。
「先輩、それ、重たくないですか……?」
「大丈夫。軽いよ」
「私なんて、見てるだけで、びっくりしちゃって……あんな勢い、だと、はじかれそう、って」
(自分、だったら、押しつぶされそう……やっぱり、逞しい、男の人、なんだな……)
赫乃はふっと意識してしまう。なんとなく岳人を見るのが照れくさくて周囲に目を向ける。すると、ある一点に視線が吸い寄せられる。そこには可愛らしい服がズラリと並んでいる。しかし特売で押し寄せた人々でごった返している。
(あ、あのお洋服、いい、かも。だけど特売だから、きっと……)
「何を見てるんだ?」
岳人の声にはっと振り返る赫乃。なんと答えたらいいか迷ってしまい、岳人と服の特売を交互に見てしまう。
岳人もつられて視線を追う。その先には可愛らしい服と若い女性たちの人だかり。岳人はそれを見て、なるほどと得心した。
次の瞬間、米と芋を置いて岳人は再び特売の荒波へ突撃した。赫乃は思わず驚いて息を呑んだ。
(やってきたのはいいが、女の子の服は正直分からん)
岳人はさまざまな服を前に戸惑う。それに食品売り場とは客層が違うことにも面食らう。しかし気にしても始まらない。岳人は赫乃に似合いそうな服を探す。人の隙間を縫うように移動しながら吟味する。
(米の時よりはるかに難易度が高い……)
苦悩しながら探し続け、ある服が目に留まった。薄桃色のワンピース。岳人は赫乃が着ているところを想像すると、とても似合っている気がした。それを手にとり、ほつれなどが無いか確認してから確保する。赫乃のもとへ戻ると、彼女は岳人を見つめる。
「これを……」
「あ、ありがとう、ございます」
赫乃は受け取った袋を胸元に抱いて更衣室へ向かった。岳人は待っている間、どうにも落ち着かず視線を彷徨わせる。しばらくして着替えを終えた赫乃が戻ってきた。
「……似合い、ますか?」
赫乃は少し恥ずかしげに微笑んだ。ワンピースがふわりと舞って薄桃色がはためく。岳人は赫乃の姿に見惚れてしまった。どう褒めていいか分からない。でも、どうしても気持ちは伝えたかった。
「似合うよ。その……可愛いと、思う」
やっとの思いで口にした言葉に、赫乃は照れながら嬉しそうな表情を浮かべた。
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あとがき
担当マスター:
星織遥
ファンレターはマスターページから!
この度は、シナリオへのご参加ありがとうございました!
特売に臨んで見事目的を達成した人、不慣れな特売に苦戦した人など。
様々な光景が浮かんできて、とても楽しく執筆できました!
改めて、この度はありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月08日
参加申し込みの期限
2018年04月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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