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寝子島高校
『カフェ・フル』でティータイムを
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初夏を感じさせる穏やかな日曜日の午後。
楡宮 遠海
は立ち尽くしていた。
「迷った……?」
本土から寝子島高校へ電車で通う彼女は学校への道以外、ほとんど島内を歩いたことがない。今日は島に慣れようと散歩をすることにしたのだが。
「はぁ……」
遠海はため息を吐いた。彼女は方向音痴、『地図が読めない女』なのである。
「下手に一人でうろつくんじゃなかった。あー、この前みたいに雨に降られたらどうしよう」
と、その時。
「あれ?」
目の前に洒落た外観の店らしき建物が現れた。看板には『カフェ・フル』とある。
「お店? カフェ?」
いつの間にか辺りに珈琲や紅茶、焼き菓子の香りが漂っていた。
「……とりあえず、ここで一休みした方がいいよね」
歩き疲れたし、喉も乾いていた。遠海は吸い込まれるように『カフェ・フル』のドアを開けた。ちりりんとベルが鳴る。
「わああ」
壁や床、客席など、落ち着いた色合いの内装だった。非常に遠海の好みである。
道に迷って疲弊していた心が洗われて行くようだ。
「いらっしゃい」
奥から出てきたのは仏頂面の男の子だった。恐らく、小学生だろう。
「好きな席で良いぜ」
そう言われたので、近くのソファ席へと腰を下ろした。カウンター席もあったが、ゆったりと座りたかったのだ。
すぐに水を持って現れた小学生が、注文を聞いてくる。
「どうすんだ?」
接客とは程遠い対応だが、背伸びをしたいのか拗ねたような態度が逆に可愛らしい。
遠海は思わず笑ってしまった。
「んだよ、おれはアキ。一応、店長なんだぜ?」
「あなたが? そうなのね、ごめんなさい。店長さんのおすすめをもらおうかしら」
「おすすめ? 自分が食いたいものにしろよ。なんでもあるから」
「なんでも? そうなの?」
遠海は考え込む。メニュー表がないだけで、作れるものは限られているのだろう。当然、作れない物もあるはずだ。ショートケーキなら無難だが、なんとなく食感があるものが食べたかった。
「何、深刻な顔して悩んでんだよ」
遠海は、はっとした。ついつい考えすぎてしまった。
「ほら、好きなもの言えよ」
「パイ生地の……ミルフィーユ、なんてある?」
恐る恐る聞くと、アキは頷いた。
「飲み物は」
「紅茶……あ、アイスティで」
温かい紅茶もひかれるが、遠海はかなりの猫舌なのだ。
「……待ってろ」
そう言って奥へと入って行った。
しばらくして戻ってきたアキは、注文通り、お盆にミルフィーユとアイスティを乗せていた。
目の前のテーブルにそれらが置かれる。アキは不機嫌そうに「ごゆっくり」とだけ言って奥へ入っていった。
「綺麗……」
パイ生地が三枚重なっている。生クリームとイチゴクリームが交互に挟まれ、一番上にイチゴが乗っていた。
「いただきます」
と、後ろからアキと他の客の会話が聞こえて来た。
アキが注文を取っているらしいが。
客の女の子、響タルトは『ショタ鬼畜攻め禁断の生ハムパスタ』だの、『妄想カップリングパッキー』だの『ラブラブ水』だの、謎のメニューを注文していた。
「そんなメニューあった?」
遠海はメニュー表を開くが、聞こえて来たメニュー名はどこにも載っていない。
しばらく考えていた遠海だったが、ひとまず目の前のミルフィーユを楽しむことにした。
フォークで端っこを切って、一口。
「ん……! 美味しい」
さっぱりとした甘さが疲れた体に染みる。次にアイスティ。ストローをさして一口。
冷たいアイスティが喉を流れ落ちて行く。
自然と息がもれた。
「はぁ~」
遠海はやっと一心地ついたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月26日
参加申し込みの期限
2018年04月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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