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ねこじま麺紀行・猫島軒
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【5】
同じ時分、のれんをくぐって店に
鬼河内 萌
がやってきた。
今日はなんとなくラーメンな気分。ラーメンと言えば猫島軒、猫島軒と言えば猫島ラーメン。
こんにちはーと元気よく挨拶して店の中に入ると、カウンターに座る見知った顔が目に入った。
「ユウくん!」
「お? なんだ、鬼河内も今日はラーメンの気分か」
「えっへへー、そうなんだー!」
ちょうど注文を待ってるところの
野菜原 ユウ
は明るい笑顔をこっちに向けた。
なんとなくラーメンを食べたくなってよかった、萌は思った。
気になる男子と休日に偶然、これにドキドキするのは思春期男子の専売特許ではないのだ。
「ほら、ここ空いてるから座れよ」
ぽんぽんと隣を椅子を叩くユウにくすりと笑って、萌は席に着いた。
「ユウくん、今日はスク水じゃないんだ!」
「う、そ、その話はもういいだろー」
ほら、とユウはメニューを見るように促す。
「あはは、ごめんごめん。えーと……あれ?」
「どした?」
「うーん、カレーラーメンが食べたかったんだけど、ないんだよねー」
「いや、普通のラーメン屋にないだろ、それ……」
「そうなの? せっかくユウくんに会えたんだし、カレーがよかったんだけどなー☆」
「おい、あの悪夢を思い出させるんじゃない」
「ねぇねぇ、おじさん! カレーラーメンってできない?」
ダメモトで店主に訊いてみる。
店主はうーんと唸ったあと、おかみさんと何やら相談。話を終えた店主はできるよとサムズアップしてみせた。
「できんのかよ!? まじか!?」
「言ってみるもんだねっ!」
しばらくして、ふたりの前にどんぶりがやってきた。
ユウは安定の猫島ラーメン。そして、萌の前にはお望みの通りのカレーラーメンだ。
どうやら昨日の夕飯の残りのカレーを使って作ったものらしい。ラーメンの上にたっぷりカレーがかかっている。
「カレーラーメンってこういうのだっけ?」
「あはは、猫島軒オリジナルって感じだね! でも、けっこう美味しいよ!」
カレー即席で店主が適当に作った感バリバリのカレーラーメンだが、以外にもラーメンスープとカレーが絶妙に合う。
ラーメンもカレーもどちらもちゃんと作った美味しい出来なので、合わせてまずいはずがない。
「まじか。ここの親父やるな……」
「ねぇねぇ、そういえばユウくんはテスト準備進んでる? 特に数学のほうはどう?」
「す、数学か。一応、授業は聞いてるんだけど、黒板に何書いてるのかよくわかんなくてさー」
「うう、わかるよ、ユウくん。あの数字とか記号なんなんだろうね……!」
「最近はなんかの模様だと思って黒板見てるわ。あ、模様といえばさ、今Tシャツ作んのにハマっててさー」
「Tシャツ?」
「そーそー、オリジナルTシャツ! ほら、俺ってオシャレじゃん? 俺のセンスでバシッとイケてるTシャツ作って着ようと思ってんだ」
「へー、ユウくん、器用だもんねー。あ、ボクもユウくんのTシャツ着てみたいなー」
「マジ? じゃあ、今度作ったら持ってくるな!」
「えへへ、やったー! あ、そうだ。聞いて聞いて。美和ちゃん先生のことなんだけど、相変わらずでさー」
「お、美和ちゃん! なんだなんだ面白そうだなー!」
美味しいラーメンに楽しいおしゃべり。ふたりのランチタイムはまだまだ長くなりそうだ。
***
その頃、
佐藤 英二
は猫島軒のテーブル席で震えていた。
恐怖で震えているわけじゃない、ドキドキで震えているのだ。
偶然気になる異性と一緒になる男子と女子が猫島軒にいたが、英二は違う。
気になる女の子、
野々 ののこ
を誘って猫島軒に来ているのだ。つまりワンランク上である。
しかし、何故ラーメン屋さんなのか。
いや、ラーメン屋さんが悪いわけではない。でも、もうちょっと女の子ウケしそうな店あるだろ。
普通の男子高校生らしい、気取らなさが出てしまった英二である。
「ラーメン♪ ラーメン♪ 楽しみだねー、英二君♪」
「そうだね。おなか空いちゃったよ」
とはいえ、ののこも気取らない性格なので結果オーライの模様。
「あの、野々さんはどんなラーメンが好き?」
「んー、私はやっぱりフツウのラーメンが好きかなー。醤油とか味噌とか塩とか」
「変わり種のラーメンより、シンプルなやつが好きなんだね」
「うん、やっぱりラーメンって感じするし! 英二君はどんなラーメンが好きなの?」
「僕は納豆ラーメン以外なら、全般的に好きだけど、味噌ラーメンが一番かな?」
「うんうん! 美味しいよねー! あれ、でも今日注文したのって猫島ラーメンだよね?」
「どっちにするか迷ったんだけど……久々の猫島軒だし正統派の猫島ラーメンにしようかなって。やっぱり猫島ラーメンは安心の美味しさだよね」
「だねー。私も猫島ラーメンにしちゃったし」
「でも、ここのメニューもけっこう増えたね。サンマー麺もあるみたいだよ」
「えっ、サンマー麺!」
「あ、ええと、秋刀魚が入ってるラーメンじゃないよ? あと間違ってもサンマさんが乗ってるわけじゃないからね?」
「なんだ、違うんだ〜。サンマさんが乗ってたら楽しいのにな〜」
「あはは、でも美味しいラーメンだよ。とろみを付けて、もやしとかの野菜をいっぱい乗っけたラーメンなんだ。今度来たら頼んでみようかな?」
そんな話をしていると、ラーメンがテーブルにやってきた。英二はラーメンとライス、ののこはラーメンのみ。
やはり、ラーメンにはライス。ラーメンをすすってライスを口にほうばる。
炭水化物アンド炭水化物。なんという贅沢だろう。
「うーん、美味しいね、英二君!」
「うん、着てよかったね」
幸せそうにラーメンをすするののこの姿に、英二も思わず笑みが漏れる。
誘ってよかったな、ののこを見つめながら英二はそう思うのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月10日
参加申し込みの期限
2018年03月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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