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ねこじま麺紀行・猫島軒
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【2】
時同じくして猫島軒には
八神 修
と
七夜 あおい
の姿があった。
休日の楽しみのひとつ、古本屋巡りをしていた修はばったりあおいと出会った。
休日偶然気になる女の子と遭遇。全力思春期の高校生諸氏なら天にも登るビッグイベントである。それは普段クールな修だとて例外ではない。
立ち話に花を咲かせていると、いつの間にやら時刻はお昼。あおいがおなかが空いたというので、ランチに誘ってみることにした。
「わあ! ラーメン! 修君、ラーメン好きなの?」
「ああ、カップ麺も店のもどっちも好きだよ」
カウンターに肩を並べて座る彼女の笑顔に思わず修も表情がほころぶ。
そういえば、カップ麺と俺を引き合わせたのは畑中だったな、と級友にして猫島軒の看板娘の顔を思い浮かべる。
珍しく今日は店に出ていないようだが、彼女にもいろいろ予定があるのだろう。
「俺は基本の猫島ラーメンにしよう。あおいはどれにする?」
「うーん、いろいろ種類があると迷っちゃうよね〜……あっ、ごめん! 修君もおなか空いてるよね? 早く決めなきゃ!」
「別にいいよ。じっくり選んだらいい。ああ、せっかくだし餃子もいっとこうか?」
「あ、いいね! 餃子も食べたいなって思ってたんだ!」
「じゃあ、一皿注文して半分にしよう」
しばらく悩んだあと、あおいも猫島ラーメンを注文した。
料理が来るまでの間、ふたりは再び話に花を咲かせる。
「ねぇねぇ、古本屋で何か買ったの?」
「ああ、一冊良さそうな本を見つけたよ。これなんだけど……」
「『鬼をめぐる旅』? どういう本なの?」
「鬼について民俗学的見地から研究した本なんだ」
「な、なんだか難しそうだね」
「でも、興味深い本だよ。怪物とか妖怪のイメージがあるけど、鬼には別の側面もあるんだ。この本は民俗学、つまり……」
ふと、あおいが自分の手元を見つめているのに気がつく。
話しながら箸袋を折って箸置きを作っていたのだが、それが気になっているらしい。
「あおいの分も作ろうか?」
「いいの? ありがとう! 修君って器用だね!」
「器用というか、これぐらい覚えれば誰でも作れるよ」
そんな話をしていると、料理がやってきた。
どんぶりから立ち上る湯気にごくりと喉が鳴る。まずは香り。魚介の芳醇な香りが否応もなく食欲を刺激する。
スープを一口ふくむと、思わずううむと唸ってしまう。口の中に広がる芳醇な魚介の旨味。これはたまらない。
(うん、これはちょうどいい塩加減だな)
それから麺をすする。スープとばっちり合った麺が箸を持つ手を休ませてくれない。
(あー、美味いな。これなら毎日食べても飽きはこないかも)
一息ついて、隣を見ると、あおいが美味しそうに麺をすすっていた。
「このラーメンは俺達を天国に運んでくれるな」
「うん! あ、餃子も! 麺に夢中で忘れてたよ〜!」
「ああ、だな。この餃子もラーメンに合うぞ」
ひとりで食べても美味しいラーメンだが、今日はいつもの三割り増しで美味しい気がする。
それはきっと美味しさを分かち合える人が隣にいるからだろう。それが気になる女の子なら尚更だ。
しかし、修はまだ知らなかった。家に帰ったあと、このラーメンの味が蘇ってくることを。
また食べたい、と自室で苦悶することになるのだが、それはまた別のお話……である。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月10日
参加申し込みの期限
2018年03月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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