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寝子島高校
愛とウサギとチョコレート
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■オオカミの待つ城へ
ここは、寝子島高校の校庭に突如現れた城、バニー城。
「くっくっく、愉快愉快!」
オオカミのような仮面をつけた男が、寝子島の街を見下ろしていた。
「この世界をウサギだらけにしてやるのだ、はっはっは!」
そう高らかに笑うオオカミ男の元に、柔らかな声が響いた。
「オオカミさん、チョコを持ってきました!」
オオカミ男が振り向けば、そこには紫バニーの
巫部 紫苑
の姿。
しかし、彼女はどう見ても手ぶらに見える
「チョコを持ってきた、と言うが……どこにあるのだ?」
際どいバニー姿に満足げな笑みを浮かべつつ、紫苑の姿を上から下までじっくりと見るオオカミ男。
そんな視線に臆することなく
「こちらです」
たおやかな笑みを浮かべ、紫苑は己の胸の谷間に手を差し入れた。
おぉ! とオオカミ男が好奇の視線を投げれば、胸の谷間から取り出されるチョコの包み。
紫苑さんの四次元胸ポケットである。夢の中だから無問題!
「これは色んなチョコの詰め合わせで、こっちはザッハトルテと……」
一つ一つのチョコはどれも紫苑の手作りで。
「こちらはオレンジリキュールを隠し味に使ってまして、そしてこちらは……」
次々に胸の谷間から取り出されるチョコたち。
しかし途中からオオカミ男はチョコの内容よりも紫苑の胸の谷間に夢中である、仕方ないよね!
「そして、最後は特大チョコロールケーキです」
胸の谷間から太く茶色いロールケーキが出てくるのはそれはそれは圧巻である。
すっかり鼻の下を伸ばしきったオオカミ男の視線に気づき
「あ、溶けたりはしてないから安心してください♪」
大丈夫、この男そこらへん多分気にしていない。
「……ふむ。美味い」
いくらかのチョコを味見し、そう言うオオカミ男に紫苑は胸を撫で下ろし。そして紫苑は胸に秘めていた想いをオオカミ男に打ち明けた……!
「オオカミ男さんに伝えたいことがあるんです……」
もじもじと、頬を赤らめた紫苑。
その赤い瞳は潤み、妖しい輝きを放っている。上目遣いの視線に
「な、なんだ? 言ってみよ」
明らかに色んな期待を含み、ドギマギとした様子のオオカミ男。
更に言えば近寄る紫苑さんの主に胸元に釘付けである。
少しの間を置き、紫苑の唇が微かに開く。
「……私も。私も一緒に究極のチョコを食べていいでしょうか?」
「あ、そーゆーこと」
何を期待していたのか、私も食べてください☆ などの甘い言葉を期待していたのか、肩透かしにガッカリしつつ
「あぁ、別に構わん。元々一人で食べきれる量じゃない」
オオカミ男がスタスタと王座に戻る。
そこには既にチョコの山が築かれていた。
「好きに食べればいい」
「ありがとうございます。お言葉に甘えて、いただきます」
両手を合わせ、チョコレートをムグムグと食べ始める紫苑だった。
「あぁ、美味しいです……♪」
幸せそうな表情でチョコを食べる紫苑の姿に、満足そうな笑みを浮かべるオオカミ男だった。
そんなオオカミの元に、更なる来訪者が訪れた。
「チョコレート、持ってきました!」
鮮やかな金色のポニーテールと白い羽根を揺らしながら、元気良く現れたのは
リリエル・エーテライト
。
水色バニーのリリエルはエプロン姿そのままに、オオカミ男の前へとやってきた。
「ご希望の、極上チョコレートです!」
「ほぅ……大きいな」
リリエル自ら作り上げたハート型の大きなチョコレート。
ピンクの包装紙で丁寧に包まれ、真っ赤なリボンが飾られているそのチョコレートは、リリエルのように愛らしい。
「ふむ。愛らしいな」
「はい! 喜んで貰えるように作りました!」
心を込めて作ったチョコレート。
それをリリエルは大事そうに両手で包み、相手へと満面の笑みと共にオオカミ男へと差し出した。
天使の笑顔、とはまさにこのことを言うだろう。
見ず知らずの、しかもちょっと……いや、だいぶ残念な相手ではあるが、喜んでもらおう、と一生懸命作ったリリエルの気持ちは本物なわけで。
「……有難くいただく」
リリエルの純真な笑みと共にチョコを受け取り。
オオカミ男は色んな助平心が浄化されながらその包み紙をそっと開き、チョコを一口齧る。
「……ん、美味い」
オオカミ男の呟きに
「腕によりをかけて作った甲斐がありました!」
と笑みを浮かべるリリエルだった。
「それにしても」
リリエルが周りの様子を見る。チョコレートは山となり、紫苑が嬉々としてチョコを頬張ってはいるがそれでも量が多い。
「これだけのチョコ、食べきれるのでしょうか?」
小首を傾げるリリエルにオオカミ男は
「元から食べきれるとは思っておらん。おまえも食べたきゃ食べればいい」
「そう、ですか」
オオカミ男に対する想いはどうあれ。相手を想い購入されたり、手作りされたチョコが食べて貰えないのは寂しい。
腕によりをかけて作ったのに、それをちゃんと味わって貰えないのは悲しいことだ、とリリエルは思う。
「せっかくのチョコレート、無駄にしてはいけないと思います」
「……ふん」
リリエルの言葉に、オオカミ男は立ち上がった。
「どこに行くのですか?」
「チョコばかり食っていたから喉が渇いた」
「あ、私お茶が飲みたいです」
先程からチョコをモリモリ食べていた紫苑が手を上げる。
「じゃあリリエルも飲みたいです!」
「あ、はい、買ってきます、はい」
可愛いバニーさん達に頼まれたら断れないよね!
紫苑とリリエルがチョコをムグムグと食べる中、オオカミ男は広間から去っていくのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
お色気
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年02月14日
参加申し込みの期限
2018年02月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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