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寝子島高校
愛とウサギとチョコレート
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■手作り派の仕事っぷり
寝子島高校の校庭に突如現れたオオカミの城。
そして今、体育館は大きな調理スペースと化していた。
オオカミに渡すためにチョコを自作する派のウサギちゃん達が、時に楽しく、時にイヤイヤにチョコ作りに勤しんでいる姿は、それはそれは圧巻である。
「湊兄ぃ、凄いねえ」
周りの光景に、やはりワクワクを隠せない澄佳。
そんな澄佳のウキウキっぷりを見て苦笑しか出てこない湊弥。
「さぁ、あたしの腕の見せ所だよお!」
笑みさえ見せながら、澄佳は空いてるスペースを見つけると、買ってきた材料を並べるのだった。
「貯古齢糖……お祖父様くらいの頃は、とっても高級品だったそうですわね」
頬に手をあて、
天満 七星
は感慨にふける。チョコレートしかり、バナナしかり。
今では簡単に手に入るものでも、昔は庶民には手の届かないものだったわけで。
だからこそ、目の前にチョコが山積みにされているのを見れば
「お祖父様がこの光景を見たら、さぞや驚くでしょうね」
多分、チョコというよりバニーガールだらけなことに驚かれると思いますのよ。
「それはそうと、貯古齢糖が沢山あればいいんですのね? ご協力いたしますわ!」
ほんわかゆったりとした動作ながらも、おやつ作りとなればテキパキとした所作となる七星。
包丁を持ち、テキパキと持参したチョコレートを細かく削っていく。
ミルクチョコレートに、ビターチョコレート。愛らしいバニー少年が持っていた、不思議な香りのするチョコレート。
試しに、一欠片だけ味見してみたが、とても芳醇な香りと優しい甘みに心が落ち着くような気分を感じる程。
「このチョコレートなら、きっと素晴らしいチョコレート菓子が出来るはずですわね」
そんな上機嫌の七星の姿を眺める一人の人物……否、ウサギ着ぐるみがいた。
ウサギの着ぐるみはジィッと七星の作業を赤い瞳で見つめる。
「あらあら、ウサギさん。……チョコが食べたいのでしょうか?」
「ウサァ」
片手を前に出し、首を横に振るウサギ着ぐるみ。
「そういうわけじゃないのですね」
コクリ、と頷くウサギに七星は不思議そうな表情を浮かべるも
「湯煎する際は湯気もチョコにかかってはいけませんから、注意しませんと……」
七星の丁寧な仕事ぶりに、ウサギは満足そうに頷いてからその場を離れた。
(やはり、自作を選ぶだけあって、手慣れた者が多いな。……しかし、不思議な香りのするチョコだった)
ウサギの着ぐるみの中でそう思うのは、
旅鴉 月詠
。
既製品を買う方が遥かに楽だと思われるチョコ作り。
オオカミ男に渡さねばならない、と言えどもチョコ作りする者たちは皆どこか楽しそうな雰囲気にも見える。
「チョコ作り、がんばリリエルです!」
おー! と気合を入れる姿を見せるのは、ほしびとである
リリエル・エーテライト
。
水色のバニー服はドレスタイプで愛らしい。その背中には真っ白な羽も生えているが、既にバニーだらけの世界と化したこの島では違和感がないどころかむしろそれが自然とさえ感じる程。
(ウサギさんの耳は可愛いですが……)
ピョコピョコ、とリリエルの頭のうさみみが動く。
だけれど、うさぎに変えられてしまったら大好きな料理も楽しめなくなってしまう。
(渡すからには、やっぱり気持ちを込めたおいしいチョコレートを作る必要がありますね!)
気合を入れ、チョコを刻んでいくリリエルを、月詠ウサギはそっと眺めていた。
(さて、そろそろ私も作るとするか)
月詠ウサギが作業台を前に姿勢を正す。
一つ目のボールには、常温に戻したバターにグラニュー糖。それらを手際良く混ぜた後に、溶かした製菓用チョコレートを加え。更に卵黄を入れ丁寧に混ぜていく。
そして別のボウルには卵白とグラニュー糖。それらをハンドミキサーでしっかりと混ぜ、ふんわりとしたメレンゲを作り出す。
メレンゲの半分と、砂糖やバターを加えたチョコレート。更にメレンゲを加え徐々に馴染まれせて行く。
十分に混ざったら、薄力粉を何度かに分けて振るい入れ。ゴムベラでサックリと混ぜ、月詠はチョコレートの生地を作った。
「そして、これをオーブンに入れる」
いつの間にか、月詠ウサギの周りにはギャラリーが集まっていた。
ウサギの着ぐるみによる冷静で手早いお菓子作りを見物する他のバニー達。
生地が焼けるまでの間に、チョコレートの温度管理や扱い方、また飾り用のチョコの削り方などをデモンストレーションするウサギ着ぐるみ月詠。
「……と、そろそろ生地が焼き上がる頃ウサ」
オーブンを開き、着ぐるみのうさぎ手の上に更にミトンをはめ。月詠ウサギは焼き上がった生地を取り出した。
竹串を刺して焼き具合を確かめた月詠。
「生地がついてこない、というのが見極めのポイントの一つウサ」
アプリコットジャムを塗りやすい粘度になるまで湯で伸ばし。荒熱の取れたチョコレート生地を水平に切り、ジャムを刷毛で塗っていく。
それをまた重ねた後、表面にもたっぷりと刷毛で染み込ませた。
「製菓用ブランデーは流石に変えなかったウサ」
ジャムを塗った後、最後はまたチョコレートで表面をコーティング。
「これで冷えれば、ザッハトルテの完成ウサ」
おぉ、と周りから歓声が上がる。
「どんな時でも手は抜かない。それが私ウサ」
着ぐるみのウサギのはずなのに。その表情が誇りに満ちたものに見えた、とは周りのバニーの声ウサ。
「……みんな、凄いね」
鴻上 彰尋
は周りの光景や、華麗にザッハトルテを作り上げる着ぐるみウサギに感嘆の声を上げる。
調理場についてきた悠月は、周りのバニー率が高まり少しは安心はしたものの
(なぜ皆こんなに熱心なんだ……)
リリエルや七星たちが楽しそうにお菓子作りする姿に衝撃を受ける。
「で、鴻上はトリュフを作るんだったな」
あぁ、と頷く彰尋に悠月が他方を指差し。
「あそこで製菓用のチョコも配っているようだぞ」
「あ、本当だ」
悠月は待つと言ってくれたが、それでも待たせてしまうのは申し訳ない。
どうせ友人や気になる人に渡すわけではないのだし、手短に作れるならそれに越したことは無い、と彰尋は思う。
「じゃあ、あのチョコで作るとするよ。もう少し待ってて」
そう言うと、彰尋は手早くトリュフチョコの作成に取り掛かる。
彰尋の表情も、真剣ながらも充実して見え。
(お菓子作りの魔力か、これは……)
彰尋がホイップするのに腕を動かす度に乳が揺れる。
(なんなんだこの世界は!)
モヤモヤを払拭するために壁を殴りたくなる気持ちをなんとか堪える悠月だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
お色気
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年02月14日
参加申し込みの期限
2018年02月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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