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■それぞれのお買い物
シーナ・キュクノス
は寝子島の町中で困惑していた。
普段は星幽塔で暮らすシーナ。
昨夜はいつものように修行を終え、自室で眠りについたはず……なのに。
(前に師匠と来た島、だよね)
気づけば、寝子島に身が置かれていた。
隣に師匠がいないことを心細く思いつつも、それ以上に不思議なのは
(この服……)
星幽塔の時の特徴でもあるシーナの羽耳がパタパタと動く。
そう、シーナも当然の如くバニー服に身を包んでいるわけで。
黒のバニースーツに黒のうさみみ、ふっくらとした黒いうさ尻尾。
小柄なシーナの少年の体躯そのままに、バニー服は女性ものであり。
一見、女性と見間違われる容姿を持つシーナは全く持って違和感がない。イェス、バニー!
(部分的に窮屈だったり、逆にかぱかぱ空いちゃってたり……)
星幽塔での普段の服装の時よりは胴周りの布地は増えているが、その分胸元がやはり隙間が出来てしまう。
ふと町中の鏡に映る自分の姿を見て、そのかぱかぱからぷっくりしたピンクのアイツがチラ見えしちゃってるのを認識した途端、シーナの顔が真っ赤に染まり。
(何だか……すごく恥ずかしいような)
咄嗟に胸元を押さえるシーナ。
そしてオオカミ男の言葉を聞き。
(誰だかわからないし、何がなんだかわからないけれど。……うん、早くチョコをあげて解放されよう)
シーナは目の付いた店の中へと逃げるように入っていくのだった。
(やっぱり、バニー姿は恥ずかしいよな……)
遠目にそんなシーナの恥じらう姿を見た
澪乃 湊弥
は頷く。
勿論シーナが少年であることには気づいてはいなかったが、何気なくシーナが入っていった店の中を覗くと
「澄佳!!」
探していた妹の姿を見つけた。楽しそうに商品を見ている澄佳の姿に湊弥は安堵の息を吐きながら、店内へと足を踏み入れた。
「あ、湊兄ぃ、こっちこっち!」
探されていたという認識もないままに、澄佳は店の中の製菓コーナーに釘付けな模様。
「……で、チョコでも買ったのか?」
「えぇとね、こっちが薄力粉で、こっちが砂糖。あと、見て湊兄ぃ、この七色の卵!!」
澄佳が嬉しそうに取り出す商品たちを見る湊弥だったが……そこにはチョコもココアもカカオ見当たらない。
「……澄佳、チョコさ買わないと意味ないべ」
「……そか。食べたいのはチョコだよねえ」
あまりに魅力的な製菓材料の多さに心奪われていた澄佳。本来の目的を思い出す。
「……! 湊兄ぃ、あたしはいいことさ思い付いたよう!」
にぱっと笑う澄佳、また店内をぐるっと探索モードに突入し。
「って何を思い付いたんだ? おおい、待てまた迷子になるぞー!」
今度は見失わないように、澄佳のすぐ後ろを着いて行く湊弥。
「あ、このチョコも美味しそう……! 湊兄ぃ、ちょっと持ってて! あ、これも」
湊弥の腕に積まれていくチョコの山。
(澄佳、どれだけ買う気なんだ……!?)
不安しかない湊弥だった。
(見たことないものが殆どだけれど)
シーナが店内に入れば、お菓子や製菓材料が所狭しと並んでいた。
己が着る服装に恥じらう心も、周りに陳列されている愛らしいパッケージを物珍しく眺めれば、少しは気も紛れるもので。
(でも……どんなチョコをあげればいいものだろう)
悩まし気に伏せられたシーナの灰色の瞳。長い睫毛が影を落とす、と。
(……あれ?)
不意に、見覚えがあるものが目に入り、シーナは足を止める。
直ぐにそれを手に取り、シーナがジッと見つめれば
(間違いないみたいだ)
シーナの耳の後ろの白い羽根がピコピコと動き、驚きと喜びを示す。
(知っているチョコがこっちにもあってよかった……)
両手でそのチョコを持つと、シーナの胸がまたカパッと開き。
慌てて己の手で制しながら、顔を朱に染めながらシーナはレジへと向かった
(……あら、珍しい香りがいたしますわね)
街はチョコレートの香りで溢れていた。が、そこに他のチョコとは少し違うフレーバーを感じたのは
天満 七星
。
その香りがする方向を見れば、そこには黒いバニー姿のシーナの姿があった。
そして、シーナの手に持つチョコの包みに七星は目を惹かれ。
(見たことのないチョコですわね)
包装紙に書かれた文字も、日本語ではなくどこか異国の文字のようにも見える。
「あの……恐れ入ります」
七星は思わずシーナへと声をかければ
「どうしましたか?」
恥ずかしさを隠し、冷静な表情で七星を見る。
「あなた様がお持ちの貯古齢糖がとても個性的な香りがしまして……」
「あぁ、これのことですか。まさかこっちでも買えるとは思いませんでした」
シーナが取り出したチョコ、それは星幽塔の
ホットカカオ
なるチョコレート。
「つまり珍しいお品なのですね」
「そう……だと思います」
キラキラと瞳が輝く七星の勢いに、ややタジタジと後ずさるシーナ。
「これはぜひ私も買ってみますわ。教えていただきありがとうございます」
シーナに向かって丁寧にお辞儀する和風バニー七星。
つられるように、シーナもお辞儀をする……と同時に胸元が開き、アワワと手で抑え。
「あら、男性でしたのね。でもとてもお似合いですわ」
そう微笑むと、七星は店へと入っていった。
(……似合うと言われても……!)
もしかしたら、師匠もそんなことを言うかもしれない。
そんなことを思い、頬を染めながら。シーナはバニー城を目指すのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
お色気
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年02月14日
参加申し込みの期限
2018年02月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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