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◆二人の恋はまだまだこれから
「ただいまー」
「おかえり」
佐和崎 紗月
が帰宅してくつろいでいると、突然インターホンの音が響いた。
「ちょっと出てもらえる?」
「はーい」
家族にそう言われた紗月が玄関を開けると、そこには宅配業者が立っている。業者は紗月を見ると、彼女の名前を確認して小包を渡した。
「なにこれ」
よく見てみると、渡された小包の宛て名は自分の名前である。とはいえ、心当たりはまったくない。自室に戻った紗月が恐る恐る包みを開けると、中から玩具の箱らしきものが出てきた。箱には『ラブワカール』と書かれている。紗月はそれを更に開けて、中から取扱説明書を取り出した。
ふむふむと読んでみると、どうやら誰かと一緒にラブワカールを持つと、相手を『どれだけ好きか』数値化されるとわかる。紗月はそれに得体の知れない恐怖を覚えたが、ふと恋人の
初瀬川 理緒
の顔が浮かんでぞくぞくと好奇心を刺激された。
――私がどれだけ理緒ちゃんのことが好きか、試してみたいかも……。
ちょうど明日は学校だ。昼休みかどこか、時間のある時に使ってみよう。そう考えて、紗月はカバンにラブワカールを入れた。その日の夜はなんだかどきどきして、落ち着かない紗月であった。
そんなことのあった翌日。授業終了のチャイムが鳴り、生徒がぞろぞろと教室を出て行く。紗月も理緒もその人波に流されながら、学食へと向かって行った。二人隣りあって座れる席をとって、二人で昼食をとる。何気ない、ありふれた他愛のない話をして笑い合うも、理緒は紗月がどこかそわそわしているのが気になってしょうがなかった。紗月はやがて耐えられなくなってきたのか、口を開く。
「理緒ちゃん、実はね……」
そう言って、紗月はラブワカールを取り出して理緒に見せた。理緒は見せられたラブワカールをまじまじと見ながら、紗月の手から貰う。
「ラッキーじゃない」
「そうかなぁ」
「うん。……後で屋上行かない?」
理緒はラブワカールを動かしながら、人の多い学食よりも二人きりになれる場所でこれを使ってみたいと考えていた。紗月も似たような気持ちだったのか、理緒の言葉にコクリと頷いた。二人はさっそく食事を済ませて屋上へと向かった。
普段は誰かしら人の居る屋上であるが、幸いにも、今日の屋上はがらりとしていて、理緒と紗月の他には、生徒の姿は見えない。ここなら使っても大丈夫だろうと、二人は隅に座る。紗月は理緒と一緒にラブワカールを捜査して、測定モードを出した。
「ねぇ、理緒ちゃん。これ……試してみない?」
紗月の言葉に、理緒は微笑んで言う。
「そのつもりで来たんじゃないの?」
「うう、バレてた……」
そう言うと、紗月は測定ボタンを押して、どきどきと数値の動きを見守っている。しかしそれとは対照的に、理緒はどこか冷めたような視線で数値の動きを見ていた。
――二人の恋って、数値化できるようなもの? ある程度の水準に達しなかったら失恋とか、カップル成立とか……ちょっとそれは違うような気がする。
そう思っているうちに、紗月の結果が画面に表示される。
「98!」
紗月は表示された数値を見て、頬を赤らめた。いざ相手への好意が可視化されてみると、なんだかとても恥ずかしいような気がしてくる。
「まだまだ愛し足りないぞー」
と、理緒にからかわれても、紗月の顔は赤いままだった。
――理緒ちゃんの結果はどうなんだろう?
紗月はそう思いながら、理緒の数値を覗き込む。不安と期待でドキドキと胸がうるさい。そこには、《94》と書かれていた。理緒は無邪気な様子の紗月を見ながら、これが他の相手とだったら、どうだろう。今、自分はラブワカールをやっていて、楽しいと思った。でも、それは相手が紗月だからではないか? そう考える。紗月と一緒なら、いや、一緒だから楽しい。理緒はふふ、と微笑む。
「高いといったら高いだろうけど、紗月よりちょっと少ないね」
「ほんとだ。お互い、少し足りないね……」
紗月は二人の結果を見比べながら、すこししゅんとした。
「もっと高いはずだけど……」
「イヤ?」
理緒が紗月の肩に手を添えながらそう聞くと、紗月はふるふると首を振って笑った。
「ううん……残りの足りない部分は、まだまだ好きになれるってことだから、むしろ嬉しい」
その笑顔は理緒にとって太陽よりも眩しく思える。理緒は目の前の恋人の手を取ると、言った。
「まあ、これからどんどん好きになっていけばいいし」
「そうだよね」
二人は笑い合って、屋上に明るい雰囲気を生み出した。暫しまた他愛のないお喋りをした後、二人は立ち上がって屋上の柵の前へと歩き出す。理緒がそこで両手を口にやり、
「次目指すのは200だー!!」
と叫んだ。それに紗月は苦笑して、
「理緒ちゃん、数値は100までしかないよ」
と言う。理緒は紗月に向き直って、にっこりと笑った。
「細かいことは気にしない!」
そうしていると、風がどこからか吹いてくる。なびく二人の髪と、絡み合う指先。二人の姿は、花開いた二輪の百合のように美しかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年02月13日
参加申し込みの期限
2018年02月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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