シーサイドタウンで遊ぼう！｜リアクション

シーサイドタウンで遊ぼう！

　今日は休日。
　朝から晴れて気持ちがいいので御巫時子は散歩をするつもりでいた。

　そうして、歩き易い恰好に着替えて、いざ外へ。
　気持ちのいい空の下、暫く歩いて行く。

「そういえばこの近くに美容室があったはずですが……」

　そう呟きながら時子は少し伸びた髪に触れる。
　どうせだから、切り揃えて貰ってスッキリとした気持ちになりたいと時子は思った。

　しかし、今、思い立ったので予約は当然していない。
　もしかしたら、お客さんが一杯という可能性も十分にある。もし、多ければ後日にしようと美容室の方へ足を向けた。

　幸いな事に、時子が美容室に着いた時はそこまでお客さんは多くなく、直ぐに切り揃えて貰う事ができた。
　そして、次は近くの鳥カフェへと。

　時子はこの鳥カフェには良く来る常連であり、その為、店長とも顔なじみであった。
　この鳥カフェには個室があり、ろっこんを用いて鳥と会話をするのに人目を気にしないで良いのが時子としてはとても良いのだ。
　早速、個室に入るとろっこんを発動させて鳥達と会話を始める。

「こんにちは。今日は外は良い天気ですよ」

　時子がそう挨拶をすると、鳥達が一斉に挨拶を返してくれる。
　彼らからすれば、時子の事はもう見慣れており、自分達と会話出来る事も承知している。

　だから、時子から話しかけられても驚く事はないし、寧ろ色々と話をしてくれる彼女の事を待っている鳥も多い。
　鳥と会話を出来るろっこんを持っている時子だが、こうして鳥達が心を開いているのは彼女の人となりが陽だまりのように暖かいからだ。

　だから、時子と同じように鳥達にとっても、この時間は歓迎すべき時間だった。
　時子はそうして心行くまで鳥達と会話を続けるのであった。

　次に時子が向かったのはソムニウム。
　鳥カフェ同様にここも彼女のお気に入りの店であり、常連となっている。

　ソムニウムは季節ごとに新しいケーキが発売するだが、それを時子はとても楽しみにしていた。
　五月のケーキは何かな？　とショーケースを覗く。

「本日は如何されますか？」
「そうですね……。今日はお持ち帰りでお願いします」

　既に顔なじみとなっている店員に、店で食べるかお持ち帰りをするか聞かれる。
　時子は店内で食べる事もあるのだが、今日はお持ち帰りを選択する事にした。

　丁度貰った紅茶があるので15時にでも食べるつもりなのである。
　しかし、今回のケーキもとても美味しそうなので、もしかしたら少し早めに食べてしまうかもしれないと、時子は思うのであった。

「それでは帰りましょうか」

　ケーキの箱を大切に抱えて時子は帰路へと就く。
　道中で鳥を見かけた時には、勿論ろっこんで挨拶をして。
　本日も、充実したお休みだったなと時子は思うのであった。

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あとがき

担当マスター：昂祈
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昂祈です。
シーサイドタウンで遊ぼう！のリアクションをお届けいたします。

今回は遊ぶところをシーサイドタウンに限定してのシナリオでした。
らっかみ！においては、PCの皆さまが店を持ったりする事が出来るわけですが、シーサイドタウンにも様々な店がある事にこのシナリオで気付きました。
今回は出せなかったお店もありますが、いつかそちらも出せればいいなぁと思ったり。

今回のシナリオでは、ゲームセンターがとても多かったですね。
やはり遊ぶ場所としては、定番と言えるからでしょうか。

私は今ではゲームセンターはたまに行く程度ですが、昔は結構通っていたり。
後はゲームカフェは個人的に結構興味があるのですが、まだ行った事はなかったりします。

それでは、この度のシナリオにご参加頂きありがとうございました！
またのご機会ありましたら、是非よろしくお願いします！

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