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●新米教師は考える
昼休み、学食で簡単に食事を済ませると、
八神 修
は図書室へと向かった。
借りたのは、大量の参考図書だ。
(ま、前が殆ど見えない……!)
あまりの重みにふらふらとよろけながら、図書室の出入り口へと進む修。
扉の前まで何とか辿り着いて、修ははたと気付いた。
自分の両手が、完全に塞がっているということに……! と、その時。
「八神先生、大丈夫ですか?」
声をかけて、扉を開けてくれたのは
七夜 あおい
だ。
「良ければ少し持ちましょうか? 先生」
「あ、ああ、有難う。あお……七夜さん」
修の手からあおいが幾らか本を受け取って、ようやっと、修の視界は確保された。
「これ、どこまで運べばいいんですか?」
「悪いけど、準備室までお願いできるかな。そうだ、お礼にお茶と御菓子でもどうだろう?」
「わ、お菓子ですか!」
あおいの瞳が煌めくのに、修はくすりと小さく笑む。
2人並んで準備室へと続く廊下を歩いているその途中で、あおいが言った。
「それにしても、すごい量ですね」
「え? ……うん、少し恥ずかしいけれど、考えるところがあってね」
「考えるところ、ですか?」
「そう。どういうふうに教えるのがいいのか、とか」
神魂由来の現象と考えるならば、そう長くはこの教師生活も続かないだろう。
それでも修は、残る短い時間と真剣に向き合いたいと思っていた。
話しているうちに、修達は準備室へと辿り着く。
約束の通りにあおいへとクッキーと紅茶を出してやって、丁度いい機会だと修はあおいに声を投げた。
「七夜さんは勉強は好きかい?」
「うーん、どうだろう……。でも、どうしてですか?」
「勉強とか科学する心の面白さを皆に伝えたくてさ。受験学習のカリキュラムの中でどう伝えるか、って」
「色々考えてらしゃるんですね……」
「まあ、ね。せめて授業の導入で生活に密着した話をして……とか考えてたら、この資料」
言って、修は少し笑い、自分の分のカップを手にあおいの前へと腰を下ろす。
「俺、勉強大好きだったんだ。それで、今、困ってるっていうね」
「? どうしてですか?」
「勉強が嫌いな生徒の気持ちを考えることはできても、完璧には理解できないだろうから」
難しいですね、と、あおいが言葉の通り、難しい顔になる。
そんなあおいへと、修は穏やかな笑みを向けた。
「例えば……七夜さんは、砂糖は何故甘いのかなって、思った事はない?」
「え? そういえば、何でだろう? 不思議ですね」
「それが、科学する心の入口」
言って、修は悪戯っぽく口元を緩めてみせる。
「卒業後も科学に関わる人は少ない。けど、考え方は役に立つ」
「成る程……だから、先生は一生懸命なんですね」
「うん? そうかもしれないな。一生懸命といえば、七夜さんもだけど」
そういう生徒とも、勉強が嫌いな生徒とも沢山話したい。
修が真摯にそう語れば、あおいは「素敵ですね」と微笑んだ。
あおいの眩しいような笑顔に「そうか」と修は天啓を得たみたいにして得心する。
(授業は教師だけでするんじゃない。教師と生徒とで作っていくんだよな)
午後の授業は益々意義深いものになりそうだと思いながら、紅茶を喉に流す修。
胸をあたためるのは紅茶の温もりのお陰、というだけではないだろう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年02月10日
参加申し込みの期限
2018年02月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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