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◆夢の中の面影
放課後、それも夕方の2年5組の教室はがらりと静まり返っていて、ただ西日が差し込んでいた。最後に残った二人の女子生徒が、ひそひそと話している。その視線は時折ちらちらと後ろの方へ行った。
「ねえ、起こした方がいいんじゃないの」
「えー……。そっとしとこうよ。良く寝てるし……」
「珍しいよね、朝鳥さんが学校来てるなんて」
「ねー」
その話の主となっているのは、
朝鳥 さゆる
。後ろの方の席で、机に突っ伏するようにしてよく眠っている。乱さずに着ている制服姿がまるで似合わない彼女は、22、23歳にも見える。休みがちな彼女は、今日、珍しく学校を訪れた。いつものように途中で早退するつもりが、珍しくそのタイミングを逃してしまい、結局一日中授業を受けていたのである。
「本当に起こさなくて大丈夫かな」
「見回りの先生が起こしてくれるよ」
「だといいなあ」
そう囁き合いながら、女子生徒は教室を出て行った。教室にはまた静寂が戻ってくる。それからどのくらい時間が経っただろう、陽もだいぶ傾いたところで、はっとさゆるは顔を上げた。気怠く擦れた硬質の美貌が露わになる。ぼんやりとしたまま身を起こしたさゆるを、疼痛めいた痛みが襲った。それに思わず自分を抱きすくめる。
さゆるは気怠い微睡の中、こんな夢を見た。
窓から見える遠い空に、暁の星が瞬いている。ベッド脇にはなぜか花瓶が置かれていて、真っ白の百合がふらふらと揺れていた。隣にいたのは片篠藍人――さゆるの最愛の人である。血を分けた兄であったけれど、互いを傷つけながらでしか愛せなかったけれど、さゆるにとっては幾千の一夜よりも尊いただ一つの愛だった。
夢なんて見たくなかったと思っても、夢は容赦なくさゆるに襲い掛かる。彼とどんな会話をしていたのか、目覚めた今となってはすっかり忘れてしまって、思い出したくても思い出せなくなってしまったが……夢の中で藍人はまた部屋から――寝子島から、何も言わずに去っていった。それだけは覚えている。夢の中ですら都合よくはいかないのかと、さゆるはぼんやりと考えた。
先程まで耐えていた痛みが引いてきて、さゆるは椅子から立ち上がる。誰も居ない教室、規律的な机の列を横切って、外に出た。差していた西日はあっという間に沈みかけていて、空には星がうっすらと輝き始めている。
――もし……藍人にまた逢えたら……その時は……その時は……。
その時は、どうするのだろう? 考えて、さゆるはきゅっと自分の胸が締め付けられるのを感じた。
「……藍人……あなたの夢を見るたびに、心が痛い……」
呟きながら、さゆるは夜の闇へと消えていく――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月18日
参加申し込みの期限
2018年01月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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