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【星幽塔】第七階層 眠れる獅子
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【眠れる獅子と零の領域へ】
「……できることならば、人前でこの力は使いたくなかったのだがな」
レオーネ・ナジュム
は瞳を鋭く細めると、長い金の髪をかきあげて、それを一つにまとめた紐を解く。
『ほう? ようやく戦う気になったようだな、獅子座のアステリズム』
空中に浮かぶイヌビスがレオーネを睥睨する。
ここにきて、イヌビスは初めてレオーネをアステリズムと呼んだ。
そんな何か言いたげなイヌビスの視線は無視し、レオーネは冒険者達を振り返って言う。
「……冒険者達よ。一つ頼みがある。どうか今からここで見たことは他言無用で願いたい。特にこの階層の民には……」
ぽつり、と漏らしたレオーネの瞳にはどこか悲しげな瞳をたたえているように、冒険者達には感じられた。
「……ああ、レオーネさま。何故、そんな哀しげな瞳を……」
アケーチ・タッマーキ
は、レオーネの表情に胸が詰まる想いがする。彼はドMの変態で、悪魔のような外見をしているが、人をいたわる心を持っている。
「よし、わかった! ボク、誰にも言わない! ヴォーパルパニーは、嘘吐かない!」
アスワド・クロノワール
がシンプルかつ力強い宣言をすると、ほかの冒険者達もそれにならった。
「……ありがとう。心優しき冒険者達よ」
ぽつり、と安堵の吐息と同時に小さくレオーネが呟いたその直後、彼女の身体に異変が起きた。
まず、ふわりと彼女長い金の髪が浮かびはじめた。
次に、だんだんと彼女の身体が大きくなりはじめた。
衣服が破け、その向こうからは黄金の体毛が並々と生え始めている。
「う……ぐ……が……う、お……おおおおお……!」
レオーネの身体は、やや前のめりになり、足下がふらつきはじめた。
イヌビスの杖によって傷ついた身体からは赤い鮮血が滴り落ちる。
喉から迸る悲痛な声は獣の咆哮にも似ていて、彼女の身体に何か並みならぬことが起きていることを冒険者達に伝えている。
そして、
「グアオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」
その数瞬後、レオーネは、ラサラスよりもひとまわり大きいライオンに変化していた。
「レオーネ……さま……」
新田 亮
は驚きに満ちた目で、先程までレオーネだったライオンを見ている。
「……これが、獅子座のアステリズムの力……」
サキリ・デイジーカッター
も驚きを隠せないでいる。
『ほう、驚いたな。だが、いくら身体能力が優れていても、それではそこの冒険者達と同じ――』
「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」
『!?』
次の瞬間には、レオーネライオンは咆哮とともに、イヌビスに飛びかかっている。
空中に浮かぶイヌビスを地面に押し倒し、鋭い牙で噛みつく!
『ぐぬっ!?』
鋭い牙を突き立てられたイヌビスの表情に初めて焦りが生じる。
イヌビスは杖でレオーネライオンを殴り飛ばすと、さらに殴り飛ばした先に転移して杖を振りおろし、地面に叩きつける。
さながら格闘ゲームの空中コンボのような動きで、イヌビスはレオーネライオンを攻め立てる。
「……だ、駄目なのです! このままじゃレオーネさんが死んじゃうのですっ!」
美咲紀が涙目で叫んだときには、すでに冒険者達は動き出している。
「そんなことはさせるか!」
亮が雷神の腕輪で雷撃を飛ばす。
『むっ!?』
イヌビスが瞬間移動で回避する。
そこに、先に斬空赤刃でまわりこんでいるサキリがいる!
「これならどうだ!」
『ぬうっ!』
イヌビスはとっさに杖で赤刃化したサキリの刃をうける。
そのイヌビスの背に、斬空赤刃で移動したアスワドが迫る。
「イヌミミ、ボクが相手だ!」
『なに!?』
イヌビスが認識するよりも速く、アスワドの緋王双刃――ではなく、それを握りしめる手に備えられた
剛爪の篭手
の一撃がイヌビスに刺さる。
『ぐ……! やるな……! だが……!』
イヌビスは次の瞬間にはまた瞬間移動をし、アスワドの背後にまわり、杖を振るう。
「……わう!?」
「アスワドッ……!」
アスワドが痛恨の一撃を喰らってダウンし、そこにサキリが斬空赤刃で駆けつける。
「アスワドさん、回復するわ!」
と、美咲紀は今回はおおわらわでまた舞花の祈りを使う。正直、回復役が足りていない。
「リリエル、美咲紀が回復する時間を稼ごう!」
「はい!」
メリィ・ランページ
が、自身の魔風と相棒の
リリエル・エーテライト
の魔風とに乗って大ジャンプからの攻撃に出る。
『迂闊だな。空中では相手に狙われればよけることは――』
「――そうとも限りませんよ?」
シーナ・キュクノス
は、そこで相手の意識に割り込むように、イヌビスがロックフォールで生み出した岩でイヌビスの視界を上手く遮ぎりつつ、落石攻撃に転じた。
『そんなものはこのイヌビスの杖で……!?』
と、そのときわずかながらイヌビスの動きが鈍る。
「ふ、くく。いいですよ、シーナさん。戦乙女のごとき、可憐なあなたの戦う姿。是非、あの人に見せてさしあげたかった」
アケーチ・タッマーキ
が(何故か?)恍惚の表情を浮かべながら、呪術の光を使っていたのだった。
それでも、イヌビスはシーナの落した岩を砕く。
だが、その隙にメリィは接近し、イヌビスをハンドクローの射程に捉えている。
「あたしとリリエルの魔風の乗った友情のクローを喰らえ!」
勢いと風に乗った爪がイヌビスを斬り裂く。アタリは浅い。だが、当たっている。
少なくとも、先程までのような、一方的過ぎる状況ではなかった。
『……ふふ、いいぞ! そう来なくてはな!』
イヌビスが楽しそうに笑って、メリィの足下に魔法陣を出現させる。
「わっ! ひゃっ! も、もう危ないなぁ!」
「メリィちゃん、がんばリリエルです! 何か、何か、突破口はあるはずです!」
「うん! だよね! なにか、あのわんこワープを止める方法がどこにあるはずだ!」
メリィがとっさに叫んだその言葉は当たっていた。
そして、まさにその方法を手にした仲間達がこちらに向かってくるのを、彼女は獣の本性で薄々と感じていたのかもしれなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月11日
参加申し込みの期限
2018年01月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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