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駆け抜ける嘶き
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調査の結果、馬オトコは夜間に遭遇することが多いようだと判断し、
一同は夜になるのを待ってから再度星ヶ丘ホースパークの裏手に集合した。
まずは馬オトコを発見すること、初回は対話を試みることと決め
夜の路地裏に足を踏み入れた。
昼間とは違い、明るい日差しも鳥のさえずりも、
そしてホースパーク内を歩き回る馬の嘶きも聞こえない。
申し訳程度の街灯の明かりに照らされた薄暗い路地裏は、
そこだけがまるで外界から切り離されたように静まり返っていた。
聞こえるものはといえば四人の足音と、
時折小さな声で交わされる状況確認の言葉のみ。
馬オトコの来襲に備えてやや緊張した面持ちで
周囲を警戒する白露、ティオレ、タルトと、
三人とは少し離れた場所から路地裏全体を警戒する修。
四人の緊張がピークに達した頃、それは、現れた。
修の構えた夜間対応可能なデジカメのファインダーの中、
突如、スーツ姿のシルエットが浮かび上がったのだ。
こつ、こつ、と夜闇に響く、四人の中の誰とも違う足音。
ひたひたと迫る、人のものではありえない荒い鼻息。
なにより、先ほどまでは影も形もなかった、スーツを着込んだその姿。
…………馬オトコだ。
人の気配に応じて姿を現したのだろうか、彼はじっと四人の出方を伺っているようだ。
「うわ、ほんとに馬だあ……」
タルトが小さな声でつぶやく。
見た目も、質感も、馬そのもの。
触れればおそらく、短く固い体毛と、皮膚の下の筋肉までも感じられることだろう。
馬オトコはしばらく様子を伺った後不意に耳をピンと立て、
四人のうちのひとりに的を絞ったようだった。
ゆっくりと鼻面を向けた先にいたのは……白露だった。
「あれ、僕と遊びたいのかな?」
「薄羽、気を付けろ。何をしてくるかわからないぞ」
近づけるなら今以上に生態を知るチャンスとばかりに笑った白露に、修が注意を促す。
咄嗟に白露を庇えるように、ティオレもタルトも固唾を飲んで馬オトコの動向を見守った。
馬オトコは、革靴で数度地面をひっかくようなしぐさをすると、
一度だけ甲高く嘶いた後、一気に白露めがけて突進した。
その勢いはそばで見ているだけでも凄まじいものがあり、
一瞬受け止めようかと考えた白露がすぐにその考えを諦めるほどの気迫がこもっている。
「ひえっ」
圧倒された白露が身を翻して走り出したが、
馬オトコの身体能力は馬に準じているらしい。
動物的な瞬発力で一気に差を縮められ、
あわや追いつかれそうになったその瞬間。
ティオレが盗賊仕込みの体術を駆使して馬オトコに飛びかかり、
羽交い絞めにするような形でその足を無理やりに止めさせた。
「いまだ! 聞きたいことがあるやつは、私が足止めしてる内に聞いておきなよ」
いくらティオレの腕っぷしが強いとはいえ、相手は動物レベルの筋力を持つ相手だ。
拘束が解けてしまうのも時間の問題だろう。
すぐさま修とタルトは馬オトコに近づいて対話を試みた。
「こんにちは。どこへ行かれるのです?」
「そんな格好してるってことは、人間になりたかったの?」
「何でこんな悪さをするんだい?」
馬オトコを羽交い絞めにしているティオレ本人も、
自分が馬オトコに尋ねたかったことを聞いてみた。
が、馬オトコはどの質問にも応えず、
それどころか質問内容を理解した様子も見せずに
羽交い絞めにされたまま口から泡を飛ばして嘶くばかり。
これは対話は不可能だと判断し、
白露が馬オトコの視野の外に逃げたのを確認してから拘束を解いた。
拘束を解かれた馬オトコは数歩軽く走って立ち止まると、
またぎょろぎょろと周囲を見回し始めた。
「皆、無事か?」
修の言葉に、白露、ティオレ、タルトが口々に返事をする。
「どうやら対話は難しそうだね。
邪悪な妖怪の類でもないから祓う事も出来なさそうだ」
「なら、解決策はひとつしかないね。初めの計画通り、山に帰そう」
白露とティオレの言葉に異論を唱える者はいなかった。
「しかし、帰ってくれと頼んで、はいそうですかと通じる相手ではなさそうだ。
どうお帰りいただく?」
修が、馬オトコの同行から目を離さないまま言葉だけで尋ねる。
その時、タルトが持参していた水筒を取り出した。
「僕にいい考えがあるよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
白丸 あこ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月05日
参加申し込みの期限
2018年01月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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