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いきなり関係進展! リア充爆発できるかな
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タイラはサイコロを振った後、理不尽にも水をかぶっていた。衣服は濡れてしっとりと肌に纏わりつく。冷えと怒りで震えるタイラだったが、竜世に見られると途端、叫ぶ。
「……これは一体どういうつもりだ!?」
「びしょびしょじゃん。また風邪引くんじゃ……」
と言って、竜世の頭にあの時の光景が浮かんだ。タイラが風邪をひいて弱っている姿と、保健室で掴んできたあの手の感触――竜世は知らず知らずのうちに、どきどきと心臓をときめかせて、また時にはぎゅうっと締まるそれにまた首を傾げた。
とにかく放っておけないと、竜世はタイラの服の裾に手をかける。
「バカ! 脱がすな!」
「だって元気ねえの変だよ!」
「何が変なんだ!?」
そのまま脱がそうとしてくる竜世と、彼の手を振りほどこうとするタイラの間で暫しの攻防が起こった。
「そもそも着替えがないだろうが。お前が自分の服を脱いで寄越すのか?」
「オレの服? わかった」
タイラの皮肉を竜世は言葉通りに受け取って、タイラの手から手を離すと今度は自分の上半身に着ている服を脱ぎ始める。それにタイラは目を丸くした。
「脱ぐなこのバカ! 今のは言葉のアヤだ!」
露わになった竜世の肌にタイラの頬が赤くなっていく。タイラ自身それを直視できずに視線をそらして、でもどこか気になるのか、ちらちらと見てしまう。竜世はその視線に気づかないのか、脱いだ上着を手にタイラに迫った。
「脱いだらお前だって着る物がなくなるだろうがっ!」
「だー! 貸せっつったり脱ぐなつったり、どっちなんだよ!」
「貸せとは一言も言ってないだろう!?」
ああいえばこういうの言い合いの中、竜世は正面から抱き着くかのように腕を回して、タイラの服、その後の裾を掴んだ。それをぐいっと引っ張って、脱がせようとする。その手にタイラは手を重ね、止めた。
「そんなもたもたしてたら風邪引いちゃうだろ! ヤだから脱げ!」
「やめろ! 脱がすな!」
脱ぐか脱がないかの瀬戸際で、二人の足が水溜りをぱしゃりと跳ねさせたかと思うとつるりと滑り、その勢いのまま床に倒れこんだ。
「あっ」
水面は飛沫を上げ、二人を濡らす。竜世はゆるゆると起き上がって、濡れた服の裾を絞った。
「……てて、つめてぇ」
「……バカ」
タイラは唇を尖らせそっぽを向く。それに竜世は笑った。
「はは、おそろいになっちゃったな」
『こ、これは……! いえ、シーツに包まってるので無問題です。きっと大丈夫……のはず』
テレビから聞こえてくる声を聞き流して、竜世とタイラは濡れた服を端に置き、ベッドの中にすっぽりと入っている。最初は離れていた二人だったが、タイラが隣の竜世を見て……竜世の呼吸に合わせて上下する背中に、思わず衝動的に凭れ掛かった。それからは、背中合わせで密着している。ぴったりと触れる肌で温もりを伝え合う。
「あったけーな……」
「……これは、寒いから仕方なく! なんだからな?」
「へへ、はいはい、わかってるって」
くしゃりと笑った竜世だったが、やがて妙案を思いついたのかくるりと向きを変える。タイラは驚いたが、竜世の起こした次の行動に更に驚かされることになった。
「やっぱこっちの方があったけぇ」
ぎゅっと抱き着かれて、タイラは固まる。動悸がかつてないほど激しくなり、行き場のない感情をぶつけるべく竜世の方へくるりと身体を動かした。しかし、そこには気の抜けたような寝顔がある。
「……このお人好しめ」
あまりにもぐっすりと眠っている様子に、タイラは怒る気も失せてその寝顔を眺めた。バカなやつだと思いながら、彼も濡れたときの光景を思い出す。竜世が風邪をひくのが、嫌だと思った。何故だ? タイラはそれを振り払うように思考を動かす。
――違う……ボクは借りを作りたくないだけだ……。
それで納得して、タイラは溜息を吐いた。
どれくらい時間が経っただろう。目の前で暢気に寝息をしている竜世が起きないとみるや、タイラの手が竜世の髪へと伸びた。そのままその動物のような髪を撫でる。その時のタイラが口許を緩ませていることに気付いた者は、彼自身を含め誰も居なかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月14日
参加申し込みの期限
2018年01月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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