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服装はさておき、
霧生 渚砂
と
霧生 深雪
のヴァンパイア&小悪魔コンビは順調に上位をキープしていた。二人とも運動能力はかなり高い。こなすクエストは給水も兼ねて、クエストニの煮込みうどん早食いだけにする。
「たーんと食べとくれ。お残しはなしだよ!」
「ひゃぁ、おいしそうだなぁ。これなら十分ぐらいでいけそうだ」
婦人部からのプレッシャーたっぷり、うどん大盛りのどんぶりが二つ並ぶ。熱いものが得意な渚砂は大喜びで箸を取った。横の深雪が妙に静かだったが、運動のあとで程よく空腹だった渚砂はそれには気づかなかった。
「お姐さん方、いただきまー……ぶっ、あつぅ!?」
口の横端に、突如熱いうどんが押し付けられる。さすがの渚砂も悲鳴を上げた。だが婦人部のお姐さん方がにやにやしながらこちらを見守っている。吹き出すことは許されない。じゅっと粘膜を焼くうどん、その箸を持つのは隣にいる深雪だ。
「渚砂。あーん」
「へ?」
「口開けろよ! はい、あーん!」
深雪は顔を赤らめながら、強引にうどんを押し付けてくる。やむなく渚砂は口を開いた。「あーん」で食べさせてもらう形になる。婦人会のおばちゃんが「あらやだ新婚さんみたいね」なんて茶化すものだから、さすがの渚砂もちょっと恥ずかしくなってきた。
「も、もういいよ深雪……自分の分食べなきゃだめだろ」
と言いかけて気づく。深雪のどんぶりにはうどんはほとんど残っていない。大して自分のどんぶりには、煮込みうどんがはみ出そうなほど詰まったままなのだった。
(ああ……そうだよね。俺、深雪のうどんを食べてるんだもんね……)
深雪のうどんは渚砂の口に直接運ばれるほか、彼のどんぶりにもどしどしと追加されていたのだが、渚砂がそれを知ることはない。この後予想の倍の時間をかけて、渚砂は正味一人前プラス半分の大盛りうどんを胃に収めることとなったのだった。
「あれ? 日月先生?」
「神無さん。こんばんは」
商店街の第二クエストチェックポイントにやって来た
望月 神無
は意外な人物と出会った。『たちもり動物病院』の院長、
日月 透
だ。いつも眠そうな目に白衣を羽織った姿が知られる彼は、今日は神父の仮装をしている。
大会スタッフとして参加した透だったが、ナースたちの策略にはまり、ランナー同様仮装姿で働くはめになっていた。本人は若干戸惑い顔だが、まるで本物の神父かと思われるほど仮装が似合っている。
「はい、さっきまでひぃひぃ言いながら煮込みうどんを……口の中があちぃ」
「実は先ほどから見ていましたよ。よくお似合いです。髪型も衣装に合わせて凛々しくされていますね」
「先生こそ、似合いすぎて職業を勘違いしそうですよ」
透は神無にドリンクを手渡し、微笑む。
「今宵は美女の血ではなく、甘い香りのこちらを」
「……チョコドリンクっすか」
チョコレートは神無の大好物、というよりこれなしでは生きていけないというレベルで愛好しているものだ。手渡されたカップを満たしているのは、アイスチョコレートドリンク。透の粋な計らいだ。顔色も変えずにうどんを平らげた神無、実は相当無理をしていた。衣装のせいもあって体は火のように熱い。その火照りを、甘く冷たいチョコドリンクが優しく冷ましてくれた。
「ごちそうさまでした。うれしい補給をありがとうございます」
一気に飲み干して、神無は透に礼を言う。その顔にわずかに微笑みのようなものが浮かんだ。
「いいえ。それでは、がんばってくださいね」
透も微笑み返す。ともすれば敵という認識をされることの多い、神父と吸血鬼が暖かなまなざしを交し合っているのはなかなかに見ごたえのある光景だった。
「すみませーん。神父様とヴァンパイアの方、写真、撮らせてもらっていいですか?」
女性応援客が数人集まり、きらきらした目で透と神無を見ている。これは非常に断りづらい。走り出そうとしていた神無は、「いいじゃないですか、一緒に写りましょう」と笑う透と一緒にぎこちない表情で並び、撮影に応じた。透の心遣いと特製ドリンク、そして思わぬ黄色い声援に支えられて、神無はコースに復帰する。目指すは完走だ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
84人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月23日
参加申し込みの期限
2013年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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