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<月華>恋ノ紅ノ瞬キノ ―呪皇龍愛憐―
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「さぁ、ここが正念場だ!」
白虎族特有の虎耳をびんっ、と震わせ、白鋼が叫ぶ。くすんだ銀の龍は悶え苦しむように天でうねり、神官たちや兵士達の攻撃を回避する。その様子に一同が息を飲むものの、帳は精神世界へと赴く者たちを連れて後へ下がる。それを見た白鋼は、一同に向かいしっかりとした声で告げる。
「この戦いに、月華世界のすべてがかかっていると言ってもいい。どうか力を貸してくれ!」
白鋼の言葉に、龍と退治する面々が各々声をあげて了承する。と同時に今まで戦っていた神官たち、兵士たちが後ろに下がり、入れ替わるように一同が駆け出す。
「本当に、正念場よね。いいわ、私達が相手よ!」
尾鎌 蛇那伊
は不敵に笑い、龍との戦いは始った。
ついに、ぽつぽつと雨が降り出した。
だが、それは次第に激しくなり、曇天を銀の鱗の龍が踊る。
それでも帳は真剣な眼差しで小刀を振るい、くるり、と虚空に円を描いた。唇から毀れる呪文が、彼らの身体を徐々におぼろげにする。
帳は呪文を唱え終わると、小刀を鞘へ仕舞いこむ。同時に澄んだ金属音と共に冒険者達の姿が消えた。
「皆さん、よろしくおねがいします」
帳が願を込めて告げると、8人の姿はすぅ、と消えた。
*:*:*:*
龍が吠え、雷が落ちる。
その中で、蛇那伊は集中力が切れることなく瞑想している。彼は気だけではなく、天狼族が持つ浄化の光も練りこみ、『時』を待つ。
共に戦う者たちは、皆、彼の行動を知っている。故にそれを理解し、了承し、その『時』がくるのを待つのだ。
(遂に最終決戦となったわね。……白虹と愛憐の2人は貴方たちに任せるわよ)
既に精神世界へと行ったであろう8人へ内心でエールを送りつつも、彼は気と浄化の光を体内で練っていた。
龍が再び吠える。それを無邪気な眼差しで見つめる者が一人。ポニーテールを揺らした少女は不謹慎にならないよう気をつけつつも、内心ではわくわくしていた。
(いやぁ、絶景かな、絶景かな~!)
その勇ましい姿と大きさに、樹は思わず感嘆の声をあげそうになった。だが、それをぐっ、と堪える。
「呪皇龍愛憐、か。最終決戦にはいい相手だよ」
朱雀族の翼を広げてため息をつくのは
サキリ・デイジーカッター
。彼は月長石の戦斧と封印が解けた白虹のと『天に嘶く者』――月長石の刃を持つ剣――の二刀流で身構えていた。その傍らには、かつて戦った事のある青年……燈耶がいた。
「過去に刃を交えあった仲だけども、今宵は共闘してくれるかい?」
「ありがとう、サキリ殿。是非、力を貸して欲しい」
燈耶は素直に頭を下げ、サキリは苦笑する。だが、ここで龍を止めなければ雲の国は壊滅するだろう。いくら刹弦と星華が結界を張ってくれているとはいえ、甘えていられない。
「かなり大きいわね。……ダメージを徐々に蓄積させていく地道な戦いがいいのかしら?」
そう言ったのは、朱雀族へと変化した
仙藤 紫
。彼女は手にした月長石の槍を握り締め、緊張した面持ちで龍を見ていた。
元々、彼女は荒事が不得意である。彼女のような非戦闘要員が出撃せねばならない状態は、はっきりいってまずい状況ではある。だが、それは無視する。そうも言っていられないのが現状であり……無粋なのだ。
「精神世界にいる皆の説得がうまくいくまでの間、何とか持ちこたえさせればいいのよね。
……場合によってはこっちで打ち倒す必要も出てくるかもしれないけれど」
そういいながらも紫は龍を見据える。
(どこかに、弱点があるはず……!)
吠える龍を軽く睨みながら、紫は警戒する。その頬を掠めるように影が通った。――虎化した武道に乗った月である。彼女は虎の背から岩へと鋼糸を伸ばし、それをつかって立体起動的な動きで龍に向かっていた。
(かくん、と下がった。恐らく、ここで攻撃してくる。そのタイミングで……!)
龍が体当たりせんと突っ込んでくる。月はそのタイミングで飛び上がり、攻撃を回避した。彼女は、囮となって気を引こうと考えたのだ。
その隙に、武道が龍の腹の下へ駆け込む。そして変身を解くと岩をぼんぼんと腹目掛け投げだした。2人の目的は『敵と認識してもらう事』である。そうすれば他のメンバーが攻撃する時間を作れる上、精神世界へ入った面々への気もそらせる。
現にこの2人が先に動く事によって、サキリと燈耶の攻撃を察知されずに済んだのだから。
燈耶が投げつけた札が爆発し、龍が思わず目を瞑る。と、その隙を狙ってサキリが戦斧を一閃させた。見事に一撃見舞う事ができたが、次の瞬間には強風が襲い掛かってくる。
暴風雨が戦場に吹き荒れ、翼を持つ燈耶とサキリ、紫は飛ばされぬよう身を縮めた。だが、紫が吹き飛ばされる!
「まずいまずいまーずーいーっ!」
樹は己のろっこん『箱庭(リトルガーデン)』を発動させ、自分の近くへと紫を引き寄せた。本当は回復の際に使うはずだったが、致し方ない。紫は何が起こったが最初わからなかったが、樹の顔を見て彼女のろっこんで助かった事を悟った。
因みに、作戦前にろっこんの使用許可を仲間から得ている。
(ふぅ、すぐに発動してよかった。50メートルより先からは無理だからね……)
樹はほっ、と胸をなでおろすものの、すぐさま周囲を確認した。風は強い上に相手は強敵。油断してはならない。確認している側から雷が落ち、身を屈める樹。そんな時でも決して恐れず、むしろわくわくしているように思えるのは彼女の性質だろうか?
武道も地面にどうにか爪を立てて飛ばされぬよう身を屈める。月は近くの岩を盾にし、身を縮めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
バトル
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月17日
参加申し込みの期限
2018年06月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年06月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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