this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【三寮祭】桜花寮、お宝探しにゃー!
<< もどる
1
…
23
24
25
26
27
つぎへ >>
●各々が鰹節料理プラスα、堪能中☆
結局最後まで寮内を歩き回っていた
椎井 莉鳥
と
北里 雅樹
は、もう充分探しただろうと暗に思考が一致して、食堂で栄養補給をし始めたところである。
「この料理美味いな」
「そうね」
「相変わらず食が細いな。それで陸上部かよ?」
「大丈夫よ」
「他のも食ってみろって。ここの、何でも美味いから」
「……なんで桜花寮の食堂の味をアンタが知ってるのよ」
「俺、三寮交流のお泊まり会ん時、ここの世話になってるから」
「ああ………」
当たり障りの無い雑談。
幼馴染から恋人へ、身体をも許した相手。そして自然消滅を迎え単なる腐れ縁という関係を辿っている。
不思議だった。
―― なんで椎井はあの時あんなことを……。
自然消滅の発端となった莉鳥の留年。
今さら問う気にはならなくとも、疑問だけが宙ぶらりんに雅樹の心の奥で時折揺れ動いては、『多分そういうことなんだろう……』と己へと言い聞かせてきた。
それでもこうして、いっそ恋人の頃よりも自然と共にいる時間が訪れると感じずにはいられないのだ。
もどかしい、と。
―― 元鞘に収まることなんて無い。けれど……。
莉鳥にも稀に訪れる、衝動的な思いがある。時に莉鳥の意思とは関係なく体を動かし、そうして腐れ縁なだけなはずの雅樹と、まるで昔のように手を繋いで帰った日すらあった。
魔が差した、と納得させたけれど。
思い思いの胸中をよぎらせる二人の、唯一重なる想い。
来年ですべてが終わる。
どちらも決して言葉にはしないその事実を、丸ごと飲み込むようにして二人は鰹節料理を口に運ぶ。
「やっぱここが一番落ち着くな。星ヶ丘寮は……あまりに住む世界が違いすぎた」
「庶民には落ち着かないわね」
「そう、それ」
何でもないように、莉鳥が食べ終わるまで、雅樹が話し終えるまで、二人は並んで座っていた。
◇ ◇ ◇
「寮暮らしも悪くねえな。ちょっと興味湧いたかも」
「工藤は実家なんだっけ?」
工藤 耀
と
六月一日宮 檸檬
は本日の感想から雑談へ興じながら、美味しそうに鰹節料理たちに手を伸ばす。
そんな彼たちのすぐ隣りでは。
「そういえば澄佳先輩から見ると檸檬君ってどんな感じなんですか?」
「へぅっ? どんな感じ、とは……っ?」
「あ、澄佳先輩から見た檸檬君とかって、どう見えるのかな、って……その、
他の人、恋人同士ってどんな感じなのかなーって……」
中々聞ける機会の無い、しかしずっと気になっていた問いかけを
七音 侑
は、ぽそぽそとしかし直球で質問した。
可愛らしい仕草にほんわかしつつも、
澪乃 澄佳
もこのテの会話は初心者であれば一緒に頬を染めて。
「な、悩むし恥ずかしいね……。えと……好きなのは、目、かなあ。
はしゃぐのも真剣なのも慌てるのも、いつも元気に輝いてて、素敵かなて」
―― でもこれだと、どこも好きてこと? ……我ながら盲目だよう。
一気にぽわわっと耳まで赤くして、これじゃちゃんと答えてあげれてないかなぁと恐る恐る侑を見る澄佳。
しかして、純粋な瞳がキラキラと自分を見つめていた。
「素敵だに……!」
「……侑ちゃんは?」
イイコだなーと微笑んで、澄佳も小声で問いかける。
「う、ウチは……工藤君はちょっと意地悪だしすぐからかうけど、けど……
ウチのことすごく気にかけてくれて優しいしそれに……サッカーやってる時がとてもかっこいいです……」
にーやっぱり恥ずかしい! と手をぱたぱたする侑に、澄佳は共感の頷き。
一つ一つに留まらず、結局は彼が彼だから好きなんだねと、二人は額を付き合わせて微笑み合った。
そうしてお互いの、ハートのブレスレットと、小さなレモンチャームの付いたブレスレットを見せ合えば、贈られた時の話題に花が咲いたあたりで、侑がやたら静かになった隣りに気付いた。
「あれ? 工藤君と檸檬君どうしたんだにー?」
「な、何でもない……なあ?」
「んっぐっ……がふっごほっ……」
「檸檬君なした!?」
もう一度述べるが、彼の隣りに彼女が座っている席位置だったわけで。
乙女二人の内緒の会話は、想い人にダダ漏れだった。
もうどうしてくれよう今すぐ抱きしめたい、という衝動堪えた視線を互いに交わし合っては、なんだかんだシャイな日本男子よろしく顔を赤らめて沈黙していた檸檬と耀であったようで。
急に自分へ言葉を振られれば、焦って口に入れていた炊き込みご飯を詰まらせた檸檬の背中を、心配顔でさする澄佳がいるのだった。
◇ ◇ ◇
「……あおいさん……!」
「ハイッ? え、あ! 彰尋君だ、いらっしゃーい!」
様々な心の冒険を経て、ドキドキやって来た食堂内にて給仕をしている
七夜 あおい
を目に留めた
鴻上 彰尋
は、すっかり会いたい気持ちが高ぶっていたのもあってか。
その姿を見つけた瞬間安堵のあまり大きめの声で呼びかけていたようだ。
名前呼ばれ条件反射に先に返事したあおい、それが彰尋だと分かればニッコリと笑顔で寄って来てくれた。
「お宝探しは楽しんでる?」
「うん。何とか見つけられたよ。折角だから、鰹節料理も食べて行こうかなって」
「ぜひぜひだよー♪ もうご注文決まってる? 私で良ければ承りまーす☆」
むしろあおいさんで大歓迎、という心中の想いが表情に出そうになるのを、必死に取り繕いながら。
「あおいさんの、本日のおすすめはなんですか……ニャ」
イベント、猫耳、一緒に楽しむ、な三拍子を脳裏に走らせた彰尋の口から、精一杯のなりきり言葉が発せられた。
あおい、ぽか~~~ん。
―― ……やっぱり、言うんじゃなかったかな……。
一瞬にして大後悔が浮上しそうになる彰尋だった、が。
「彰尋くんかわいい! そうだよねっ、猫耳付けてるからには猫ちゃんだもんね、
楽しんでくれてありがとうニャン☆」
呆然としていたのではなく、噛み締めていたようだ。
振り絞った勇気が報われた上に、愛くるしい『ニャン語』まで聞ければ、彰尋の心も じ~ん と満たされる。
その後はあおいが『私も手伝ったんだよ!』という炊き込みご飯やピザなどを運んできてくれて、桜花寮を存分に楽しめた彰尋がいるのだった。
◇ ◇ ◇
見た目まったく共通点の無さそうな、
三宅 葉月
と
ミーツェ・M・フェリス
もまた何となく出来たご縁で、並んで鰹節料理を食している。
「なっっっ……こ、こここここは、ごちそうの宝庫ですかな!?」
「そうね、とても美味しいわね……鰹節、頬についてるわ」
「うななな」
アンニュイな瞳に睫毛の影が落ちているも、どこか面倒見良くミーツェのもち肌そうな頬から鰹節を拭いてやる葉月。
『楽しかったですなー! おうかりょう、良い所ですな。また遊びに来たいですな!』と真っ直ぐな言葉に、少し眩しそうに宝石のような目を細め、こくりと頷いて見せるのだった。
◇ ◇ ◇
お魚や猫型に切られた具材を見つめてから、お味噌汁をすすれば疲れた心が温まった。
青山 絢
は、折角来たからといくつか鰹節メニューを注文し、その度にその温かいお料理たちを記憶に刻む。
まるで目の前にチラついてしょうがない、BとLの狭間のページを打ち消すかのように。
◇ ◇ ◇
『おー!? タイラも来てたのかー! っておい大丈夫か!?』
『なっ、なんでおまえが……! 平気だこれくらい!』
『んなこと言ったって、また前みたいに倒れたらどうすんだよ!』
『あ……あの時はっ……ちょっと、調子が悪かっただけだっ』
『いーからいーから。肩掴まっとけって』
『聞け!』
というようなやり取りを、オープンスペース一歩手前な階段付近でおこなった後。
タイラ・トラントゥール
と
源 竜世
は仲良く言い合いながら、クッキー探索を一区切りさせて休憩にやってきていた。
「全く……別にボク一人で探せたのに……」
「えー、こういうのは一緒にやった方が楽しいじゃん?」
この間もこのノリで何か付き合わされたような……とデジャブを感じながらも、疲れた体に温かい料理たちが沁み渡ればタイラの口からも、ホッと息がもれる。
「それにしてもウマイなー、このメニュー!」
「確かに、美味しいと思うが……なぜこんなにも鰹節料理だらけなんだ?」
「猫だからじゃん?」
「? 言っている意味が……、ハッ!!!」
タイラ、ようやく思い出した。
現在、猫耳猫尻尾装着中だということを。
つまりは、この姿を目の前の相手に見られていたということで。
突然テーブルにがっくり項垂れたタイラに、竜世が咥えていたスプーン置いて慌てて声をかけてくる。
「おわ!? なんだどうしたやっぱり救急車か!?」
「ちがう、いいから気にせず食べてろ……」
あえて話題に出ていない事を、自ら吐露するのも憚られて。
景気よくおかわりするこげ茶にゃんこを、恨めしそうに、そしてどこか羨ましそうに、そっと見つめる露草色の瞳があるのだった。
◇ ◇ ◇
「鰹節料理メニューにはカレーは無いんだ~。残念!」
『かつおぶしカレーかー。そうだね、試してみる価値はある、かも?』
期待したブツが無いことに悲しがる
鬼河内 萌
に、『ピザもおいしいよ?』と持ってきてあげる
小山内 海
も、想像すれば意外とイケる味かもしれない、なんてフォローにまわったり。
そこへ名指しな声が響く。
「ああああ! やっぱり鬼河内来てたのか!? もしやまたお前俺のお宝本を……!!!」
「え~? なぁに~ユウくんー。ボク何にも知らないよ~?☆」
きゅるんっとすっとぼけた萌に、更に追及の言葉を投げようとした
野菜原 ユウ
だったが、『お宝本?』『え、お宝本、ってもしや……』と大きな声に反応した周囲から注目が集まれば、しまったマズイと口をつむぐユウ。
「大丈夫さ野菜原君! 変わった趣味とて堂々としてれば輝くものだよ!
そう! この僕のようにね! はーっはっはっはっはっは!」
「待て花椿! 今加勢されても逆効果だ……!」
男同士の談義を終え連れ立って来ていた
花椿 涼太郎
が、更に高らかに言葉を紡げば、『そうか変わった趣味のお宝本……』『野菜原くんって意外とマニアック?』などの温かく見守る風評被害(とんだ矛盾)がヒソヒソ声でなされていたとか。
◇ ◇ ◇
「あったぁ、わ、人いっぱい……席、空いてるかなぁ……」
「宜しければこちらが空いてますので、どうぞ」
「ぁ、はい! ありがとうございますぅ!」
メイド猫がすっかり板についた
水上 桜
からのご案内で、無事席につけば
曖浜 瑠樹
はすぐに『鰹節の炊き込みご飯』と『蒸し鶏の鰹節和え』をご注文。
「おいしぃー!」
すぐに完食してしまうともう一度メニュー覗いて、何やら唸り出す。
「……野菜はちょっと苦手だねぇ。ちくわと一緒に食べると平気なんだけど……
『ピーマンのおかかチーズ焼』……うぅーん……」
でも隣りの席をチラッと見ると、件のメニューを美味しそうに頬張る姿。
―― おかかとチーズが何とかしてくれるかなぁ……?
食べてみたい好奇心には勝てず、思い切ってご注文。
口に入れると、すぐに瑠樹の顔が幸せそうに綻んだ。野菜を美味しく感じられた自分が、ちょっぴり誇らしかったり。
―― 桜花寮も楽しかったねぇ……3日連続でお祭りが楽しめるなんて……幸せだよぉ。
「三寮祭、ありがとうなぁー!」
寮の出口で建物に向かって大きく手を振る瑠樹へ、灰色猫ぐるみと寮生たちが笑顔でお見送りしていた。
◇ ◇ ◇
美弥子とずっとお宝探しを回っていた
御巫 時子
は、また宣伝へと戻っていた美弥子を激励した後ここでの鰹節料理をちょうど堪能し終えたところ。
「テレビの下、はすぐ見つかりましたが……まさかテレビ画面のご本人が、テレビの裏からひょっこり出て来るとは思いませんでした……。今日は、瑠奈さんに驚きとワクワク感を、たくさんもらった気がします」
「時子さん、あんまりビックリがお顔に出ないから、一瞬失敗しちゃったかと思ったよ~」
寮生な
夢宮 瑠奈
も、鰹節料理を楽しんでくれてる参加者さんたちと会話しては本日の手ごたえを確認したり。
―― アットホームな寮ですね。楽しませていただきました。
食堂見渡せば、笑顔溢れる人たちの雰囲気に改めて時子はにっこりと呟いた。
「有り難うございました……」
◆ ◆ ◆
日も傾いてきて、三寮祭の終わりが近付いてきた頃。
食堂の片隅で寮生たちの打ち上げ準備が、いそいそと始まっていた。
「そうなの、本当は男子寮に薄い本とか隠しに行きたかったんだけど、うっかり時間無くなっちゃった☆」
「おもしろそ、もとい、すごいこと考えついてたんだねぃ、タルトちゃん」
テーブルを拭きながら、来寮者さんも好きに参加できるようにスペースを確保しながら、
呉井 陽太
と
響 タルト
がコップやお皿、軽食などを並べている姿があった。
程なくして、『ゲーム終了―!!』という寮内放送と、この後自由参加な打ち上げがありますという案内が響き渡れば、各棟からは賑わいが嘘だったかのように人の波が引いていく。
<< もどる
1
…
23
24
25
26
27
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【三寮祭】桜花寮、お宝探しにゃー!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
41人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月29日
参加申し込みの期限
2018年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!