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【三寮祭】桜花寮、お宝探しにゃー!
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歩き回って居ればそれだけエネルギーを使う訳で。
新田 亮
のお腹からも控えめに音が鳴った。
―― 女子寮は行きにくいけど、食堂なら入れるんだったか。
料理好きでもある自分としては、桜花寮ではどんなメニューがあるのか確かめてみたいところである。
思うが早いが、もうその足は食堂へ進んでいた。
食堂のメニューを一読してから、どんな調理法かも気になって亮はそっと厨房の方を覗いてみる。
―― ……あれ? 厨房にいるのは七夜!? あの天災料理が出るのか!?
過去己の身に降りかかった出来事が、走馬灯のように反芻された。
思わず一歩、後ずさった亮だがハッと思い直して堪える。
―― いやまて、慌てるな。七夜の料理スキルが上がってるかもしれないだろ。
むしろずっと同じ腕前だと思う事自体、彼女に失礼だ。そのはずだ。
自身に言い聞かせるようにして、食堂に留まれば亮は確かめるべく空いている席に腰を下ろした。
しかしていきなり注文したりしないのは、慎重派といったところだろうか。
先程覗いた時、あおいが調理していた材料たちから担当していると思われる料理メニューの目星をつける。
そして……… じーーーーーーー。
そのあおい担当料理を食べている他の人を、眼球のみ動かしてつぶさに見つければ、真剣に観察である。
まるでシノビの者が毒見を抜擢するかのように。
暫く食堂内をシノビが見張ってもとい、亮の静かなる動向が働いていたが、楽しそうな賑わいが聞こえるだけで、うめき声や倒れる者などが現れる様子は無かった。
―― ……努力しているのだな。
この現状がまるであおいの腕前の全てを物語っているかの如く、遠い目で安堵の息を吐く亮である。
(ちなみに、厨房に居たあおいの隣りにはずっと
八神 修
がつきっきりでフォローしていたわけだが、『厨房+七夜』という組み合わせの衝撃が大きすぎたのか、亮の視界にはさっぱり修の姿は捉えられていなかったようだ。)
緊張解けた瞬間、一気にお腹が減っているのを自覚して。
亮は一般来寮者な立場にかえれば、『ネギと鰹節のピザ』を注文した。
―― どんな味なのか全く想像できないんだよな。
毎日料理している身だが、この取り合わせは考えた事も無く。
しかして一口頬張れば、どこか綻んだ表情でいつしかピザを完食していた亮であった。
◇ ◇ ◇
亮や
椿 美咲紀
が席につく頃には、お宝探し終えた参加者たちや休憩に立ち寄る人たちで、食堂も賑わい出す。
寮生たちも臨機応変に、人が増える場所へと手伝いに移動する姿がそこかしこ。
水上 桜
も厨房から給仕へと回って、次々注文される料理たちを慎重に運んでいる真っ只中。
「お♪ 桜ちゃん、ウェイトレスさんしてくれてるんだねー」
「響先輩。はい、お料理を作るのも出すのも、どちらも大事なおもてなしかなって」
「うんうん! あとはもう一つ、おもてなしアイテム足せば完璧!」
「……おもてなしアイテム、ですか?」
「ほいっ、コレー☆」
様子見に顔を覗かせた
響 タルト
が、言うが早いか給仕中で手のふさがった
水上 桜
の、その艶やかな黒髪トップにポンッ☆と何かを乗っけた。
「これって」
「猫耳ウェイトレスさんなら、キュートさ倍増!」
ばちこーん☆ とウィンクを飛ばし颯爽と『じゃ!』と去ってしまったタルトを見送ってから。
寮生スタッフさんたちは付けてる人大半だし、特に動き回るのに支障はないし、何よりこれでおもてなしステップがワンランクアップするならば……。
まだ日は浅くとも、自分とて立派な桜花寮生。やってやろうではないか。
「お待たせしました。カブとハムのおかかのサラダですにゃん♪」
やると決めたからには、誰よりもそれらしく。
猫耳ウェイトレスとして可憐に、素早く、時にジャレる愛嬌を見せながら、桜はいつの間にやら食堂のマスコットウェイトレスと化していたとか。
◇ ◇ ◇
わいわい賑わう食堂の空席で、ソワソワと期待に胸を躍らせる美咲紀の下へ、間もなくしてあおいと修が料理を運んできた。
「お待たせしました~☆ 私が担当した炊き立てご飯と、蒸し鶏の鰹節和え、それからリクエストの『生節サラダ仕立て』でーす!」
「ふぉお! もう彩りからして食欲を刺激されます!」
目の前に並べられたお料理たちに、いただきますと合掌した後まずはご飯をぱっくん。
「とっても美味しいのですっ。生節のサラダは、お醤油? ドレッシングの方が良いです?」
「美咲紀の好みでいいんじゃないかな」
「ではお醤油をちょっと垂らして~……こうすると、ご飯何杯でもいけちゃうのですよ」
「修君が作り方レシピ書いてくれたから、私も今度お家で作ってみよっかな」
「そのレシピッ、良かったら私にもくださいです。うちのメイドさんにお渡ししておけば、好きな時に食べられるのです!」
「ちゃっかりしてるなぁ」
楽しく会話しながら、あおいから『修君もお客さんなんだから是非食べてってネ』と笑顔で言われ、美咲紀と共に修も鰹節料理を堪能した。
「シューくん、あおいちゃんの作ったご飯、いかがですか?」
「うん。愛情たっぷりですごく美味しいよ。さすがあおい」
「と、隣りでアドバイスしてくれてた修君のおかげだよ。わ、私、お茶もってくるねー!」
そこはかとなく照れたあおいが遠ざかっていけば、またニマッとした美咲紀が小声でささやく。
「完全に新婚さんのモーニングタイム、な会話でしたよね。今の」
「ば、ばか。そんなんじゃ……」
そうならいいな、と心の中では正直に思いながら綺麗な所作でしかしどこか慌てながら料理に手を付ける修を、笑顔で見つめてから。
美咲紀も気付けばたっぷりお腹満たされるまで食堂にいた。
お宝探しのことは、すっかりと忘れ去られていたとか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
41人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月29日
参加申し込みの期限
2018年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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