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【三寮祭】星ヶ丘、マスカレード☆
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■オオカミ嫌疑
噴水広場では沢山の男女が優雅にダンスを楽しんでいた。
深縹 露草
と
青山 絢
もその一組である。
月詠がチョイスした露草の服装は、彼の青みがかった黒髪に良く似合う、ブルーを基調としたタキシードだった。
スラリとした露草を更にスマートに見せている。そしてシックなだけでなく、タキシードには細かな銀色の刺繍が入り、凛とした華やかさを感じさせる。
そしてその目元には銀色のマスク。青い羽根飾りが更に優雅さを引き立てていた。
ダンスのステップにより身体が動く度に、一つに結わき肩前に垂らされた露草の髪がサラサラと揺れ、そして着用した夜空色のマントが優雅にはためく。
ダンスの自信はない、と露草は言うものの、相手に粗相をせぬよう気づかい、そして周りとぶつからぬように心配りをする丁寧なダンスに絢は好感を持つほどだった。
絢は露草以外にも何人かダンスの相手をしていたこともあり、少しずつではあるがその雰囲気に慣れていた所。
絢が着る、シックながら良く見たらセクシーさのあるドレスの如く、絢も大胆になり、絢の手は露草の首元に回され、また艶っぽい眼差しを送る。
そんな絢の様子に、内心はどうあれ艶やかな笑みを露草も返す。
二人はどこから見ても、美しく、またお似合いのダンスパートナーに見えただろう。
曲が終わると、星ヶ丘寮内へアナウンスが流れた。
プチイベントであるサバイバルゲームの始まりの合図に
「……おや、ゲームですか」
露草が呟く。絢は少し思案した後
「せっかくだから……参加してみようかしら」
ドレス、また素晴らしいダンスを踊り終えた絢の頬は紅潮し、悪戯な笑みを見せる。
あなたもいかが? と絢が聞けば
「私は……見学だけにしておきましょう。御武運を祈っています」
「ありがとう。良かったら、お名前を聞かせてただきたいわ」
絢の問いに、露草は一瞬思案した後。
「ブルーバード、です。あなたの道に幸運がありますように」
胸に手を添え、優雅なお辞儀をする露草に、絢は笑みを浮かべ踊りの輪を離れていくのだった。
何人かとダンスを楽しんだ
水上 桜
。
(サバイバルゲーム、かぁ。やっぱり星ヶ丘寮、イベントも少し違うわね)
寮内のアナウンスにそんなことを思っていると、目の前にタキシード姿の男性が現れた。
のほほんと、ダンスのお誘いかな? と桜は思うも……彼らの視線はどこか重たく、また桜の姿を隅々まで見回している。
(なんか、失礼な人たちね)
ジリリ、と桜が後ずさりすると……
「やっぱりあったぞ、オオカミの尻尾だ」
「……え?」
まさか自分のことを言われてるとは思いもよらず。
桜はスカートの後ろを押さえてみる。
「……な、なんで……!?」
引っかかっていた。
スカートの内部に、モフモフとしたものが。
決して着けたわけではない、
引っかかってしまっているがゆえに、薄桜色のスカートから茶色い尻尾が極、極僅かに見えてしまっている。
その時、ドジっ子属性のある
春姫 いちご
がクシャミをしたとかなんとやら。
「え、これは間違いで! 私はオオカミじゃありませんからっ」
「いやいや、それは立派にオオカミの尻尾ですよ」
男たちは桜に向けて銃を構える。
「ひ、ひぃぃ!」
オモチャの銃だとわかっていても、しっかりと作られた手のひらサイズの銃は重厚感があり、桜は恐怖に震える。
ゆっくりと近付く男達に、ジリジリと後退する桜。
しかしその背は木にぶつかり、逃げ場がなくなる。
(ひぃぃ……!)
「可愛いオオカミ、ゲットだぜ!」
引き金が容赦なく引かれ、ペイント弾が桜に放たれる……!
(あぁ、クリーニング代、大丈夫かな……!)
咄嗟にそう思う桜だった、が。ペイント弾の雫は彼女を濡らすことはなかった。
「……あ、あれ?」
桜が顔を上げると、そこにはダークブルーのタキシードにシルバーの仮面を付けた紳士――
深縹 露草
が立ちはだかり……桜の身体を彼のマントが覆っていた。
夜色色のマントに蛍光色の雫が垂れる。
「大丈夫ですか?」
柔らかな声が桜にかかるが、それと同時に憤怒した男たちの声も投げられ。
「あぁん!? オオカミをかばうなんて、おまえもオオカミかっ?」
「全く、無粋ですね……」
桜を守った紳士、の鋭い視線が男達を刺す。
「オオカミの目印は、オオカミの尻尾は勿論、二重のマスクもあります、あなた方は確認されましたか?」
「そ、それは……」
口籠る男達を前に、露草は桜へ問う。
「あなたのマスクは一つ、そうですね?」
「は、はい」
桜は緑色のマスクを外す。
「男数人で寄ってたかった少女を囲うなんて紳士道に違反しています。出直してきてください」
そう言い放つ露草に、その場を逃げて行く男達だった。
「全く、謝罪の一つもないなんて……」
露草はこめかみを抑え、憂鬱な表情を見せた。
その憂鬱さにはマントのクリーニング代について、という懸念事項も含まれているのだが。
「あの、ありがとうございます」
大きく頭を下げる桜に、露草はとんでもない、と頭を振った。
「……そうだ。よろしければ、気分転換もかねてダンスにお付き合いいただけませんか?」
優雅に微笑み、マントを脱ぎ。露草が差し伸べた手に
「喜んで」
と、そっと己の手を重ねる桜。
クリーニング代のことは一先ず置いておいて。優雅なダンスで現実逃避する露草だった。
……大丈夫です、クリーニング代はいただきませんから。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
69人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月24日
参加申し込みの期限
2017年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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