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【三寮祭】星ヶ丘、マスカレード☆
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■その手を取って、踊りましょう
城山 水樹
と
ヒュー・ヒューバート
が星ヶ丘寮でオープンとなっている部屋を覗けば、あたかも結婚する恋人たちが新居を探しているような雰囲気に見える。
いくつかの部屋を回っては
「……こんな部屋には一生かかっても住めないわよね」
「水樹がスーパーモデルになれば簡単に住めるよ」
笑みを零すヒューに水樹が頬を膨らます。
「でもそれだと、また会えない日々が続いて、寂しさのあまり浮気しちゃうかも」
チラリ、と悪戯にヒューを見る水樹に。
「それなら僕も、誰かと……」
「やめて! 今の冗談だって!」
わかってるよ、と穏やかな笑みを浮かべるヒューだった。
約束通り、二人は月詠の部屋を訪れた。
休憩室として開放された月詠の部屋はアートと癒しに溢れ、沢山のカップル達が訪れており。
玄関の編みぐるみ群の愛らしさにほっこりし、廊下を進めばセンス良く芸術作品が展示されている。
「照明がランタンなのも、雰囲気があっていいね」
ヒューはカメラを持って来ればよかった、と少し後悔しつつ。
月詠の天空庭にてハーブティーを楽しみながら、甘い一時を過ごすのだった。
公開された部屋を暫く見回った後、二人は噴水広場へとやってきた。
「おや、美しいお嬢さん」
水樹の前に現れたのは中性的な容姿を持つ
スハイル・アルムーリフ
の姿。
上品で柔和な笑みを浮かべた、水樹たちと同じ位の年代に見えるスハイルは真っ直ぐに水樹を見つめた。
「よかったら、私と一曲踊っていただけませんか?」
透き通るようなスハイルの眼差しには妖艶な色も見え隠れ。
どうしようかしら、と水樹がヒューの方を見れば……ヒューも違う女性に声をかけられている所だった。実際はどう思っているであれ、笑みを見せているヒューに
(……もう!)
「おや、お相手がいるようでしたら、今宵は引き下がります」
そう言うスハイルに
「構わないわ。踊りましょう」
そう言うと、水樹はニッコリと笑みを浮かべ。スハイルの手を取る。
(……あれ、水樹は他の人と踊っているのか。それじゃあ)
紳士的にヒューも相手を誘い、優雅にステップを踏むのだった。
スハイルのダンスはとてもとても上手で。
リードに身を任せれば、いつまでも踊っていられそう、と錯覚してしまう。だが、水樹の瞳はチラチラとヒューへと注がれ。
「あっ、ごめんなさい」
気を取られスハイルの足を踏みそうになる程。
「いいえ、構いません。あなたのような美しい方に気にして貰えるお相手は幸せですね」
「そんなこと……」
水樹の言葉にスハイルは笑む。
「時間は有限です。一時のアバンチュールを楽しむのも……」
艶やかな笑みを浮かべ、スハイルは水樹をジィッと見る。
しかし直ぐに妖しい瞳の色は消え
「大事な人との思い出を増やすのも、どちらも素晴らしい事だと思います」
その言葉を聞き、水樹は考える。
一度しかないこの夜を、どう過ごすか……。
そうこうする間に曲が終わり。
「素敵なダンスをありがとう」
「こちらこそ」
水樹はスハイルに一礼すると、一直線にヒューの元へと向かうのだった。
(お若い方々の恋愛模様も、素晴らしいものですね)
「ヒュー」
駆け寄ってきた水樹にヒューは驚きつつも表情を和らげた。
「私と踊ってくださいませんか?」
「……勿論だよ、水樹」
ヒューは水樹の手を取り、優しく彼女を引き寄せた。
目線の高さがほぼ同じな水樹とヒュー。
周りの景色など入ってこないぐらいに、二人は熱く見つめ合う。
(ヒュー、大好きよ)
想いのこもった眼差しでヒューを見つめれば、またヒューも同じ熱量の眼差しを返し。二人の頬はダンスの高揚感と相手への愛情で熱くなり。
ステップを踏む度に、二人の愛は深まるのだった。
(……また、余計なお世話を焼いてしまいましたかね)
水樹とヒューのダンスを遠目に見ながら、スハイルは口元を緩めた。
さて、どうしようか……と思案すれば、スハイルの視界に一人の少女が入ってきた。
羽飾りがついた丸眼鏡が印象的な少女の姿……に見える、
音海 なぎさ
。
最も、現在は女性のドレス姿で『ナギ・サイレントオーシャン』と名乗っている。
人懐こそうな笑みを浮かべ、なぎさはスハイルを見た。
つられてスハイルも口角を上げれば
「良かったら、一緒に踊りましょう?」
考える間もなく、反射的にスハイルはその手を掴んだ。
「えぇ、喜んで」
心からダンスを楽しもうとする気持ちが伝わる、身体いっぱいに喜びを纏ったなぎさのダンスにスハイルは目を細めた。
ダンスを専門とするスハイルから見れば、技術はまだまだ伸びしろがあると感じられる、が。
緩急をつけた動き、そして何よりもマスクを着用しているとは言え表情の豊かさにスハイルは驚きを覚える。
「とても楽しそうに踊られるのですね」
スハイルの言葉に、なぎさは深い笑みのまま
「ここに住むものの精一杯のおもてなしとして、いい思い出を残して欲しいから」
だからずっと笑顔で、自分も他人も楽しく出来るよう、踊りたいとなぎさは答えた。
(なんだか、初心を思い出させてくれますね)
なぎさの動きと笑みに、どこか懐かしい眩しさを覚えるスハイルだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
69人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月24日
参加申し込みの期限
2017年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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