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【三寮祭】星ヶ丘、マスカレード☆
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■いつか、きっと
しばらく星ヶ丘寮内を散策した後、
楢木 春彦
と
鴻上 彰尋
は噴水広場へと辿り着いた。
仮面を被った男女の華麗に踊る姿を横目に、進んで行こうとする春彦に
「楢木、俺、少し踊っていってもいいかな?」
彰尋の申し出にきょとんとする春彦だったが
「あぁ、俺はダンスには興味ねぇから、鴻上が気になるなら行って来いよ」
ニヤリとした笑みを浮かべ。
「…もしかしたらお前の気になるヤツも来てる可能性があるかもしんねぇだろ?」
え、と彰尋の身が固くなる。
「まー、仮面でわかんなぇケド、な。俺はプールサイドの方でなんか食ってるからさ!」
「あぁ、少し踊ったら行くよ」
「ごゆっくり」
春彦は笑みを浮かべたまま。アラビアンな衣装をはためかせながら、プールサイドへと向かっていった。
ダンス会場に沢山の人がいる中で、彰尋はつい一人の女性の姿を探してしまう。
もし、彼女がいたらどんな格好をしているだろう。
あの時よりも、上手に踊れるだろうか。
そんなことを思いながら彰尋が周りを見ていると、聞き慣れた声がかかった。
「あら、彰尋ちゃん?」
振り返れば、優美な笑みを称えた中性的な容姿の人物。
「えぇと、もしかして」
「私よ」
仮面を少しずらし、悪戯な笑みを見せたのは
早坂 恩
。
「いらしてたんですね」
「えぇ。だってこんなに素敵な雰囲気だもの、楽しまないとねぇ♪」
柔らかく中性的な容姿を持つ恩の正装姿は確かに星ヶ丘寮の雰囲気にとても似合っている、と彰尋も思う。
「早坂さんはダンスされないんですか?」
「そうねぇ……踊りは……」
彰尋の言葉に恩は、ふと一人の少女の姿が浮かぶ。
太陽のような明るい印象の相手。
「……一緒に踊りたい相手は決まっているから、今日は踊らないの」
うふふ、と笑む恩に彰尋もつられて笑う。
それじゃあ、と噴水広場を離れる恩の背中を見送る彰尋だった。
(俺は……催しを楽しみながらダンスが上手になったか確かめたいかな)
そう思いながら。彰尋はダンスの輪へと入って行った。
(それにしても……)
羽生 碧南
はほふぅ、と息を吐いた。
星ヶ丘寮内を悠然と歩く男女。そして音楽団による格調高い音色に合わせて優雅に踊る、仮面をつけていても美男美女と思われる人々に。
(やっぱり規格外だわ……)
しみじみと思うのは碧南。
碧南が愛する乙女ゲームの世界にしか存在しないと思っていたハイソな空間が今ここに……!
(学園もの乙女ゲーのクリスマスパーティーイベントで舞踏会はあったけれど、まさか現実に行われているなんて!)
非・現実と思われていた、碧南の愛する乙女ゲームの世界。
画面の中でなら観たことある。参加したこともある。
いやむしろ今プレイしている乙女ゲーム『私立貴族ハイスクール ~君は僕のプリンセス』の世界に激似ではないか!
そう、貴族ばかりが集うハイスクールに特別入学した平凡な家の出の主人公が、こうしてダンスパーティーに参加するのだ。
『碧南、ここにいたんだね』
今、碧南が一番ハマっている攻略対象である英国王子・ワッカーメ。
ダンスパーティーで主人公の少女を巧みなステップでリードしてくれるのだが、主人公のダンスの慣れなさから彼の足を踏んでばかり。
「ワ、ワッカーメ、ごめんなさいっっ」
恥ずかしさと申し訳ない雰囲気から、人気のない場所へと移動する主人公を追いかけてきてくれるのだ。
「ありがとう、ワッカーメ。でも、私は大丈夫だから。みんなが貴方を待っているのよ」
主人公の台詞を暗唱できる碧南。
目の前に乙女ゲームの王子がいるかの如く、碧南の口からはスラスラと台詞が流れる。
『キミを一人で残すことなんてできないよ……ならば、僕もキミの隣に居ていい、かな?』
「ありがとう、ワッカーメ……」
顔だちはぽややんと愛らしい系ながらも、長身を生かし始めたバスケ部では堂々とレギュラーであり、ひとたびコートに入れば「戦う女」として敵チームから恐れられる存在でもある碧南。
しかしその実、乙女ゲーム大好きな女性でもあり。
「あぁ、ワッカーメ先輩……そんな、こんな所で急に抱きしめるなんて……!」
いくら人気がないからって、そんな大胆な……! と身を捩る碧南。
『仕方ないじゃないか、今日の碧南は一段と愛らしいのだから!』
「そ、そんな先輩、間近で見つめられたら、私……!」
いよいよ乙女ゲームの世界と現実の妄想が混同してきた碧南。
瞳を閉じ。唇を少しだけ突き出せば……
「はーい、通りますよー」
星ヶ丘寮スタッフの腕章を付けた
八咫 鏡
が碧南の前を通り過ぎる。
「すみませんね、仕事なので。はい、異常なーし。あ、ナンパ男がうろついてるとの通報を受けましたので、お嬢さんもお気を付けくださいねー」
「は、はいぃ……!」
チュー顔を見られたのでは!? という恥ずかしさから碧南は頬を染め。
(……いつか、先輩と本当にダンスとか……色々、できるといいな)
先輩のチュー顔を想像し、キャ☆ と頬を赤らめる碧南だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
69人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月24日
参加申し込みの期限
2017年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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