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【三寮祭】星ヶ丘、マスカレード☆
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■バニー大作戦
青山 絢
がドレス姿で星ヶ丘寮内を歩けば、仮面をつけていてもわかるその色香に男たちは振り返る程だった。
しかしその実、絢の気持ちはドキドキで包まれていた。
多くの人から向けられる視線。
元々引っ込み思案な絢にとってこの空間は居心地が良いものとは言えない。
そんな折、絢の目の前を緩やかなポニーテールがよぎった。
その鮮やかで赤い髪に絢は視線を奪われ。また、仮面の上からでも自信たっぷりに見える少女の姿に、絢は少しだけ眩しさを覚えた。
彼女の名前は
バニー・オークレイ
。
星ヶ丘にあるオークレイ牧場の一人娘である。
普段は下ろしている髪を、今日はアップに整え。いつものカウガール姿とウェスタン帽を脱いだ彼女は艶やかなドレス姿に大変身☆
(ルージュを引いて、ヒールを履いて。仕上げにママの香水も一吹きしたんだから、どこからどう見ても大人の女よね!)
そこまでバニーに気合を入れさせるには理由がある。
いつも、オークレイ牧場にバイトに来ている
鎌八 まもる
。
今日の星ヶ丘寮でのお祭りのことを知った際、星ヶ丘寮に住むというまもるの顔が浮かんだ。
いったい彼はどんな所に住んでいるのだろう?
そう思ったバニーは、同時に一大プロジェクトを思いついたのだ!
(今日はオテンバだの、小さな妹だの言わせない、言わせるものですか!)
ヴェネチアンマスクの下のバニーの青い瞳は、情熱に輝いている、が。
(そもそも、まもるが寮祭に参加してるのか謎なんだけど)
でも、見つけ出してやるんだから!
気合を込め、バニーは豪勢な星ヶ丘寮を期待を込めた眼差しと共に歩くのだった。
そんなバニーの堂々とした様子を見送った後、絢は噴水公園へと辿り着いた。
高貴な音楽と、それを優雅に楽しむ仮面姿の男女。
(とてもじゃないけれど、こういう輪には入れそうにないわね)
そう思い、壁の花に徹しようと思った瞬間、絢に陽気な声がかかる。
「おや、お嬢さん! 右手が空いているようだね!」
爽やかな笑みを浮かべながら声をかけてきたのは、先程バニーが闘志を燃やしていた相手、まもる。
一瞬キョトンとした表情を浮かべた絢だったが、その言葉の意味する所に直ぐに気づき、笑みを返した。
「そうね、空いているみたいだわ。左手も、だけど」
絢がそう言い両手を見せれば
「それでは、少しお借りしようかな」
紳士的に絢の両手を取り、ダンスの輪へと引き込む。
運動神経の良いまもるが絢をリードし、またクルリと絢を綺麗に回転させれば、彼は歯を見せて笑った。
「ナイスターンだね! 白鳥だって真っ青に変色する程だよ!」
まもるのノリの良い言葉に絢も笑み。二人はしばし軽やかなロンドの響きに身を任せた。
「それにしても……思ってたより豪華ね」
バニーの目に映るのは、寮とは思えない建物の数々。
(こんな所に住んでて、なんでまもるはうちの牧場でバイトしてるのかしら?)
星ヶ丘寮に住むには莫大なお金がかかるのは明白で。
そこまでの財力があれば、バイトなどしなくても問題ないと思ってしまう。
そう思いつつ歩いていると、バニーは噴水広場へ差し掛かった。
沢山の踊る人々の中で、見覚えのある背格好の男性。
(ビンゴ!)
バニーの瞳が仮面の下で輝いた。
(きっとあれはまもるね!)
楽しそうにダンスを舞う身のこなし。
(そうときたら……プロジェクト実行よ!)
バニー オークレイ プロジェクト。略してBOP。
ポニーテール大好きなまもる。
今日の日のためにアダルトでミステリアスな雰囲気で飾ったバニー。
そんなミステリアスバニーのポニテにつられたまもるを、正体をバラさずに手玉に取り。
大人の魅力で骨抜きになった時点で、まもるに初めて正体を明かし、『可愛い妹』のフィルターを粉々にするのだ!
(目の前に立っているのが、いつも傍にいるのが魅力的な『女』だってことを、嫌という程わからせてやるんだから!)
改めて、まもるを見る。どうやら曲もそろそろ終わりそうだ。
(イエス。完璧な作戦ね! 一分の隙もないわ)
その思いと共にバニーは不敵に笑い。そっとまもるの方へと近付くのだった。
イェス、バニー!
軽やかなロンドが終われば、自然に絢に次の相手が現れた。
「お嬢さん、手を貸してくれてありがとう☆」
まもるのウィンクに笑みを返す絢を見送り、まもるが辺りを見回せば。
こちらをチラチラと見ているポニーテール姿の少女を見つけた。
(うさぎちゃんじゃないか!)
いつもと雰囲気の違う少女、バニーの姿に思わずニヤリと笑んでしまう。
チラチラ見ているだけで声をかけてこないと言うことは……
(それならば、気づいてないフリをするのが紳士だよな!)
まもるは颯爽とバニーの元へと近付いた。
「紅いポニテのお嬢さん。オレと一曲お願いできますか?」
恭しく片膝を付き、見上げる形でバニーへと手を差し伸べる。
(そら、かかった!)
ダンスパートナーを申し出るまもるの姿に、バニーは仮面の下でしめしめ、といった表情を浮かべる。
しかし、そんな気持ちは隠し、落ち着いた表情で
「えぇ、喜んで」
バニーは優美にまもるの手を取った。
優雅に踊るまもるの姿に、こんな一面もあるのか、とバニーは驚いた。
(運動神経が良いのは知ってたけれど……ダンスも得意なのね)
堂々とした佇まい、そして安心感たっぷりにリードするまもるは凛々しく思えてしまう。
「お嬢さん、星ヶ丘寮は初めて?」
「あら、なぜわかったの?」
「いや、きょろきょろとしていたから。いつだって案内してあげるよ」
まもるの優しい声色に
「あら、案内なんて頼んでいいのかしら」
「勿論! 今日は特に綺麗なポニテ姿に出逢えたからね」
まもるの言葉に
(作戦成功したのは嬉しいけれど、ポニテなら誰でもいいのかバカ!)
「あいたっ!」
バニーがついまもるの足を踏みつける。
「あら、ごめんなさい! 私ったら、足が滑って……」
「大丈夫、問題ないよ」
笑みを見せるまもるは言葉を続ける。
「やっぱり、ヒールは苦手かな? やっぱりうさぎちゃんはウェスタンブーツの方が……」
ウェスタンブーツ!?
聞き覚えのある言葉に驚きを見せるバニー。
「え!? き、気づいていたの!?」
バニーが青い瞳を丸くした。
「え、そんなの最初から気づいていたさ」
思わずダンスのステップが止まりそうなバニーの腰を、まもるはそっと手を添えステップを促す。
「顔が見えなくたって、この紅い綺麗な髪を見間違えるわけがない」
まもるの言葉に、胸が高鳴るのを感じるバニー。
「今日はポニーテールなんだね。オレへのサービス?」
バニーの揺れるポニーテールをさらりと優しく撫でるまもる。
全てを見透かしていたまもるの余裕の笑み、そして髪に触れる感触にバニーは頬を赤く染めるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
69人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月24日
参加申し込みの期限
2017年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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