this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
異世界へ行こう!
<< もどる
1
2
3
4
5
「……遠藤」
「何かな、八神」
「ちょっと頬を抓ってくれないか?」
八神 修
は友達である
遠藤 健
と放課後の一時を過ごしていたのだが、突如として周囲が変化し、全く知らない場所へと出現していた。
その事に、まずは夢かどうかを判断する為に健に抓って貰ったのだが、痛いのでどうやら現実であると理解したらしい。
「力一杯やりすぎじゃない!?」
「いや、こういうのって痛ければ痛い程良いのかなと……」
「そんなわけないだろ!?」
修の言う通り、そんなわけはない。そして、健もそんな事は知っているのだが、何となくやってしまったのである。
「それにしても、八神は随分と落ち着いているな」
「そうか? うーん、あれだ。落ち着いているのは慣れているからだと思う」
「え、慣れてるの?」
当たり前のように言う修に、思わず健は振り返る。慣れるという事は、つまりそれだけ良く遭遇しているという事なのだから、驚いて当然だ。
「遠藤は転移は初めて?」
「勿論、初めてだけどまるで初めてなのが珍しいみたいな言い方だな……」
「あー、うん。そうだよな、大抵初めてだよな。大丈夫。経験上、長くて一日程度で元に戻るから」
「何でそんな事まで知ってるんですかね……」
そりゃ、本当に何度も経験しているかだよとは口にしない修であった。
しかし、そこで修はとある事に気付く。
そう。健はもれいびではない筈なのだ。つまり、もしかしたら非日常に巻き込んでしまったのかもしれない。
(遠藤がちゃんと順応できるように行動しないとな……)
そんな風に修は考えるが、初めての割りに彼もあまり戸惑った様子がないような気がするのは気のせいだろうかと思うのであった。
(ふ。異世界とは楽しそうな所に迷い込んでしまったのです)
異世界転移という事態に遭遇して尚、
椿 美咲紀
は楽しそうにはしゃいでいた。
美咲紀からすれば異世界と言えば、やはり幻想的生物であった。
ペガサスとか、グリフォンとか、鳳凰とかユニコーン。マンティコアでもイイし、クァールだって大歓迎とは美咲紀の話である。
美咲紀は幻獣と称される数々の生き物が大好きなのであった。だから、それが実際に見れる世界であるならば、それはもう大歓迎と言わざるを得ないのだ。
特に美咲紀が好きなのは神話伝承に出てくるような、複数の動物が混ざってるタイプの幻獣であるらしい。
それらに彼女は浪漫を感じるようであった。
「うーん。それにしてもここは何なんでしょう?」
周囲を見てみると、元々何かしらの建築物ではあるような気がするのだが、それにまるで森が融合でもしているかのようであった。しかも、建築物自体のスケールもかなり大きいように感じられる。
今、美咲紀が歩いている回廊らしきところもとんでもない広さだ。
「あっ。あれは、もしかしてペガサスなのです!」
そんな美咲紀の視界に翼を持った白くて大きな馬の姿が。
彼女が待ち望んでいた存在の登場に美咲紀のボルテージは一気に上がる。もう立ち止まってなんかいられないとばかりにペガサスの方へと近づいていく。
勿論、無策に近づいているわけではない。美咲紀にはチート能力という勝算があった。
彼女の持つチート能力とは、動物と仲良くなる事が出来る能力。それは幻獣と言えども例外には当たらないのを把握していた。
「仲良くなって見せるのです!」
そんな意気込みと共に美咲紀はペガサスへと話しかける為に直ぐ近くまで近づいていくのであった。
「あー、この串揚げ美味いなー」
「シンプルな味付けだけど、確かに美味い。何の肉だって言ってたっけ?」
「あー、確か……ロック鳥?」
修が口にした鳥の名前を聞き、何か聞いた事があるようなと思いながら串揚げを食べる健。
因みにこの串揚げの代金はカードミラーを質屋に入れる事によって用意していた。
「にしても、チート能力があるって言うのはビックリしたな」
「あー、こういう異世界転移ってその時その時で条件とか状況とかが違ったりするものなんだよな」
「へー」
修の説明に感心するように頷く健。
健からすれば、こんな異世界転移は初めての経験なので何もかもが新鮮であった。
「だけど、俺が勇者的な能力で、八神が賢者的な能力っていうのは何かイメージが違うような……」
「そうか? でも、向こうでの身体能力とかそういうの考えたらあながちそんなにズレてないと思うけどな」
修はけして運動能力が低いわけではないが、傾向としては知力と道具を駆使するタイプだ。
一方、健は同年代の中でも運動能力はかなり高い方ではないかと修は考えていた。だから、彼からすれば寧ろイメージ通りだと言える。
しかし、健からすれば周囲が女性だらけで人気がある修こそが主人公属性の勇者に相応しいと思えているのだ。
とは言えども、健自身も人気がないわけではない。寧ろ、男女ともに友達は多い方であるのだ。
「いやだって、さっきもテンプレのように女の子助けてるしさ。何故か矢面に立ったの俺だけど」
「賢者は撃たれ弱いからね。仕方ないね」
二人が話しているのは串揚げを買う前の話だ。
新人の冒険者と思われる二人組の女の子たちが、性質の悪そうな男達に絡まれていたので偶然通りかかった二人が助けたのだ。
最初に気付いて割って入っていったのは修なのだが、途中から向き合ったのは健であった。
勿論、実際にやり合った時は後ろから修の援護射撃はちゃんとあったのだが。
「ほら。こういう時だからこそ、障害は2人で協力して越えないと!」
「何やて、八神!」
「いや、その台詞はおかしいし、この間やったネタだろ、そのネタ!」
そして、これからどうするかという話になるのだが。
「そんなに時間があるわけじゃなし、闘技場みたいなところがあったからそこにいって観戦したり、参加したりするか」
「もしくは、さっき聞いた遺跡に行くか、かな?」
健が言った闘技場は今いる街の名物の一つとも言えるものだ。
毎日、何かしらの事をしているらしいので、もしかしたら参加も可能であるかもしれない。
一方の遺跡とは、この街の近くにある探索済みの遺跡の事である。
探索済みであるので財宝とかはないが、何でもその遺跡には気性の優しい幻獣が住んでいるとか。
それなら、そこに行って幻獣と戯れるのも良いかもしれないと思うのだ。
「さて。どうするかな」
「適当にコインの表裏で決めるとかどう?」
「じゃあ、そうするか」
健の提案に、どちらも悪くないと思っていた修は乗る事にしたようだ。
果たして二人の行き先とは?
「ここには色々な生き物がいるですね。ペガサスさん、どんな生き物がいるか一緒に巡りませんか―?」
ペガサスの首筋撫でながら、美咲紀はそんな風に語り掛ける。
仲良くなりたいという美咲紀の思いが通じているらしく、ペガサスはそれを黙って気持ちよさそうに受け入れていた。
ペガサスと交流している美咲紀の視界には彼女の言葉通り様々な生物の姿がある。
だから、このペガサスと一緒に見て回れたら最高だと思い、にこにこと愛想良く美咲紀はお願いをしていた。
真心込めてお話すれば、どんな生き物にだって言いたい事は伝わると彼女は信じているのだ。
「……あれ? 美咲紀?」
「ふぇ?」
ご満悦な表情でペガサスの首筋を撫でていた美咲紀は、直ぐ近くにまで誰かが近づいて来てるのに全く気付いていなかった。
ペガサスは勿論気付いていたのだが、近づいて来る者達に悪意がない事を理解していたので、特に騒ぎ立てる事もなかったのだ。
「あれ、シュー君です!? それに……確か、遠藤君でしたっけ?」
「誰かと思えば椿さんか」
「あー、美咲紀もこの世界に来てたのかー」
そして、三人は少しの間、互いの状況などを話し合って。
「そっか。美咲紀はここに出現したのか」
「そうなのです。ここは遺跡だったのですね。このペガサスさんの他にも色々幻獣の姿があるみたいです」
「うん。俺達もそれを聞いてここに来たんだよね。八神も興味があるって話だったし」
「それじゃあ、三人で色んな幻獣さんと触れ合いましょー」
右手を天に突き出してそういう美咲紀。その姿に思わず修と健は笑顔を浮かべるのであった。
そして、三人の話が纏まったのを感じたのか、ペガサスが徐に歩き出す。
その様子はまるで三人についてこいと言っているかのようで。
「あっ。シュー君、遠藤君。ペガサスさんが案内してくれるみたいです!」
ペガサスに案内されて着いた場所には、それこそ沢山の幻獣がいた。
もしかしたら、ペガサスが案内してくれたからだろうか?
「あっ、あっ、あっ。マンティコアにクアール。ユニコーンに鳳凰。あれって麒麟ですか? それにケットシー? 他にも沢山!」
驚いている健と修の横で、美咲紀はひたすらに歓喜の声を上げている。
それは彼女からすれば、まさしく楽園と言える光景であった。
「八神。クアールって何?」
「あー。確か前、美咲紀に聞いた話だと、昔のSFに出てくる巨大な猫のような幻獣だったような。デストロイヤーとか何とか物騒な二つ名があった気がする」
「え? デストロイヤー? どちらかと言うと、椿さんにデストロイされてるんだけど」
二人の視線の先では、クアールが美咲紀にまふまふっと抱きしめられ、毛並みを堪能されていた。どうもくすぐったいのか身悶えしているように見える。
「うんまぁ。この世界では何て呼ばれてるのか解らないし、あくでもそれは俺達の世界での話だからね」
修がそんな風に健に言うと、いつの間にか二人の近くにはユニコーンが来ていた。
「あ。シュー君、遠藤君。お馬さんは首筋を撫でて上げると良いですよ!」
そんな風に美咲紀から助言をされた二人は、顔を見合わせて、それからゆっくりとユニコーンの首筋を撫でてあげた。
目を細めて受け入れている事から、どうやら気持ちが良いのだと理解する二人。
それから暫くの間。三人は気が済むまで幻獣と戯れ続けるのであった。
<< もどる
1
2
3
4
5
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
昂祈
ファンレターはマスターページから!
昂祈です。
異世界へ行こうのリアクションをお届けいたします。
今回はファンタジー世界へ転移したらというフリーシナリオでした。
ファンタジーというと、やはり魔法と不思議生物となるわけですが、ちょっと今回フリー過ぎてそこら辺を生かす事が出来なかったような気もします。
ファンタジー世界という世界観そのものは大好きなので、また今度別のシナリオでやってみたいなーと思っていますので、もしよろしければご参加頂ければと思います。
フリーシナリオタイプもこれで二回目となりまして、大分執筆の勝手も把握できたので、また今度は別の物に挑戦したいと思いつつ、この度はこの辺で締めさせて頂きます。
それでは、またのご機会ありましたら、是非よろしくお願いします!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
異世界へ行こう!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
ゲーム
定員
15人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月20日
参加申し込みの期限
2017年12月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!