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異世界へ行こう!
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ハッと
三宅 葉月
が気付くと見覚えのない部屋にいた。
その部屋を見てみれば、どうやらアトリエであるらしいのだが、どうにもどこか異国めいているように見える。
葉月が窓から外を見ると、外に広がる景色は寝子島のそれではなかった。
雰囲気的には中世欧州風の城下町──しかし、遠くに見えるあれは竜に乗った騎士のようにも見える。つまりはいわゆる異世界……俗にいう異世界転生もののような世界らしかった。
「ここは……異世界……?」
そんな風に呟いてから、葉月は自分が纏っている服がいつもの物とは違う事に気付いた。
彼女が身に纏うのは、ポトレのような衣装だが、少し動きやすいアレンジされているように感じる。いや、この世界では最初からこんな作りなのかもしれないからアレンジというのは正確ではないかもしれないが。
葉月の傍にある道具類──絵筆やスケッチブック、絵の具類等に視線を向けてみれば、どうやらそれは魔力と言う力を帯びているようだ。
徐々に彼女の中にこの世界における知識が流れ込んでくる。
どうやら葉月のここでの立場は「魔法画士(ピクトマンサー)」という絵を媒体とする魔法の使い手らしい事が判明する。
さて、どうしたものかと葉月が考え込んでいると、不意にアトリエの扉がノックされる。
「はい」
返事を返し、扉を開けてみるとそこには身なりの良い葉月より年上だと思われる男性がいた。
「これは……」
今、葉月の目の前ではかつて緑の聖域であった森が完全に生命を失い、枯死しつつある樹木が無残な姿をさらしていた。
あの身なりの良い男性は、国王からの使者であり王から緊急の用があると葉月を呼びに来た者であった。
そして、王の元へと向かってみると、辺境の森の奥にある湖が枯れ果てたという話を聞かされたのである。
何でも何者かが魔王を用いて、湖の水を消滅させてしまったらしいのだ。
そのまま放置しておけば、水不足から国内で争いが起きかねないので葉月に解決してほしい。それが国王の要件であった。
「依頼を受けてきたは良いけど……これは酷いわね……」
冷え冷えとして声明を感じさせない荒涼たる空間。そこに渦巻き、空間ごと葉月の皮膚に絡みつく様に漂うのは悪意。
この感じる悪意は恐らく湖を枯らせた者達の魔力から感じるものだろうと葉月は推測した。魔力が低いものであれば、この悪意に飲み込まれてしまいかねない。
国王が葉月に依頼したのも頷けるというものだ。
強い魔力を持つ葉月とて、飲み込まれはしないものの不快に感じて目を顰めるしまう程のものなのだから。
「……隠れても無駄よ。出て来なさい」
少し森の中へと足を踏み入れたところで、葉月は足を止めそんな風に言葉を発する。
すると、葉月の周囲に今回の黒幕と思しき黒いローブを被った連中が現れて、彼女を包囲するように動く。
「ふん。貴様が例の魔法画士か。良く我らに気付いたな」
「……そんなどす黒い悪意の塊のような魔力。どんなに隠れようとも直ぐ解るわ」
黒ローブの集団の一人がそんな事を言うが、当たり前のように葉月は返事を返す。
葉月からすれば、気付くなというのが無理な話なのである。
「減らず口をッ」
「貴様一人で我らをどうにか出来るとでも思っているのか?」
「丁度良い。貴様は魔力も女としても上物のようだ。邪神様の生贄にしてくれるわッ」
黒ローブの集団は自分達が有利だと確信しているようで、次々に喚きたてる。
(邪神、ね……。なるほど、もしかしてこの連中は、邪神を復活させようとしているというところかしら……?)
そうと決まれば悠長にしておく理由はない。葉月は即座に用意していた手札を切る事にした。
「がッ」
「ぐあッ」
「何ッ」
魔法画士である葉月は魔法を使うのに呪文を唱える必要はない。あらかじめ用意していた絵札に魔力を通すだけで強力な魔法を使用する事が出来るのだ。
勿論、これには様々な素材が必要なので、事前の準備はけして楽とは言えない。
彼女が描いた絵札は彼女以外に利用が出来るわけでもない。
しかし、その絵札が尽きない限りは紛れもなく強力な術者である事に変わりはなく、その情報を失念して油断していた黒ローブ達に対抗できる手段は有りはしなかったのである。
「魔法画士はけして多いとは言えない……。だから、あなた達のように油断してくれる人達が多くて助かるわ……」
既にその言葉を聞き取る事は出来ない彼らに向けて、葉月はそれだけを呟き立ち去った。
現在の森の状態を把握してみれば、邪神の封印場所というのは容易に推測する事が出来た。だから、葉月からすれば後は再度封印を施し直せば良いだけなのである。
湖を枯らせた事からも、恐らくそれも封印に関係しているのであろう。
「やる事は大体把握できたけど……。これは、ちょっと大掛かりな事になりそうね……」
葉月が力の限りを尽くせば出来ない事ではない。しかし、大変な事に変わりはなく、憂鬱そうにため息を吐くのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
ゲーム
定員
15人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月20日
参加申し込みの期限
2017年12月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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