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【星幽塔】第十三階層 『おもちゃのおしろ』と「こびと」の少年
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【大広間の戦い】
その少し前。
大広間では、すでに無尽蔵に出現するおもちゃの兵隊達と冒険者達の大激戦が始まっていた。
「女、子供は下がってろ。前に出て殴るのは男の仕事ってな」
前衛で、
レグルス・シェルタン
は、自慢の曲刀――イフラーンを振りまわして、大立ち回りを演じている。彼は腕っぷしが強く、細かいことを考えるのが苦手だった。だからこそ、彼は自分がどういう立ちまわりをすべきかを知り尽くしている。
「傷ついたやつはすぐに言っておくれよ。相手はおもちゃと言っても、俺達も小さくなってるわけだからな」
やはり前衛で武器を振るう
七峯 亨
は、実際に小さくなるろっこん《縮身》を持つ自身の経験をもとに、仲間達にそう注意を促した。
こびとまほうによるこびと化とは、やや性質が異なるものの、小さくなった経験を持つ亨には、今回の依頼においてアドバンテージが少なくない。
盾を持つ
八神 修
も、ここではやや前衛よりに戦っていた。
ただし、彼はあくまで防御に徹し、状況を把握しながら次の行動への好機を見計らうことに専念していた。
(やはり敵の数が多いな。この城のどこかにリヒトが捕まっているはずだが……)
盾でおもちゃの剣を受け止めつつ、修はちらりと後方でリヒトを必死で探そうとするニーナの姿を見やるのだった。
* * *
水上 桜
は、城の外でそうしていたのと同様に、大広間に入っても遠距離からの攻撃に徹していた。
「くっ……。数が多過ぎるわ。いくら当ててもキリがない……!」
桜は焦れたように歯噛みをしつつ、次の矢をまた番えては、狩人の力で解き放っていく。
その隣で、
旅鴉 月詠
は――メモ帳に絵を描いていた。
「ちょっと、何遊んでいるんですか!?」
と、それを見た桜が尖った声をあげたのも無理はない。
事実、そのときの月詠は、はたから見れば遊んでいるようにしか見えなかった。
「いや、すまない。でも、私もただ遊んでいるわけではないんだよ」
傍目には遊んでいるように見えることを自覚しつつ、月詠は絵を描く手を止めはしなかった。
彼女のろっこん――《絵空事》は、その名の通り絵を描くことがキーとなって発動する。
発動に時間がかかるがゆえに、彼女のろっこんが活躍できるかいかんは、事前の準備をどれだけ怠らないかにかかっていた。
と、そこに、前衛の壁の隙間を縫っておもちゃの兵隊(剣)が、桜の方へ突っ込んできた。
「……っ。しまった……」
桜が慌ててクロスボウを構えるが、間に合わない。
「どうやら私の出番のようだね」
月詠は、そこで不敵な笑みを浮かべると、懐からラクガキがされた一枚のメモを取り出し、それに巨大な鍵を突きつけた。
「――おもちゃに仮初の魂を埋め込まれた兵士。ゴーレムに効果があったのだから、君達にも有効なのではないかな?」
次の瞬間、魔星の力(おとめ座)でメモ用紙が動きだし、それがふわりとおもちゃの兵隊の額に張りついた。
「……っ!?」
直後に起きた出来事に、桜は漆黒の大きな瞳を見張った。
月詠の操ったメモ用紙に、おもちゃの兵隊が封印――瞬く間に無力化してしまったのだ。
「ふむ。便利なものだね。ろっこんというのも、魔星の力、というのも」
「……凄い。遊んでたんじゃなかったんですね。ごめんなさい。それと、助けて貰ってありがとうございます」
「気にすることはないよ。むしろ、上手く実験が成功して良かったよ。成功するかどうか、確証があったわけではなかったからね」
「え……?」
くすくすと妖艶に微笑む月詠を見て、もしかして自分は実験に利用されただけなのだろうか、という問いを桜は喉まで出かかったところで飲み込んだ。
と、そこに忍びのような無音に近い足音が近づいてくる。
身軽さを武器に、単独で隠密行動に出ていた
サキリ・デイジーカッター
が戻ってきたのだった。
「城内を軽く調べてきた。リヒトとこびとの女性達は階段の裏手の牢屋に閉じ込められているらしいね。意外と守りが薄いけど、中に手練れの番人がいるのかもしれないね。それから玉座の間には大きな鍵がかかっている」
サキリがもたらした情報は即座に仲間達の間で共有された。
その結果、総合的に考えれば、二手に別れるのが有効だろうという結論が出た。
「部隊を二つに分けよう」
と、言ったのは、修だった。
二つの部隊の役割はこうだ。
まず一つ目の部隊は、このまま大広間で敵を減らしつつ、階段までの突破口を開く。
二つ目の部隊は、守りの薄い牢屋に攻め込み、リヒトとこびとの女性達を奪還する。
「私、リヒトのところに行きたいです!」
真っ先に、牢屋組に名乗りをあげたのはニーナだった。
手練れの番人がいる牢屋に幼い少女を連れていくことに、不安を感じるものもいた。
「まあ嬢ちゃんの依頼主なんだし、坊主を助けたいと思うのは当然だろ。俺達がしっかりサポートしてやりゃいいんじゃねーか?」
そんなレグルスの一言で、拮抗していた意見が一つに纏まり始めた。もちろんニーナとともにリヒトらを救出するという方向にである。
「わかった。君の意見を尊重するよ、ニーナ。そのかわりに約束しよう。きっと無事にまた会おうって」
修がそっと差し出した小指に、ニーナは力強い指切りで応える。
その様子を見て、彼女はきっと大丈夫だろうと誰もが思った。
かくして、冒険者達は二手に別れて、作戦を続けていくことになる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月08日
参加申し込みの期限
2017年12月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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